「少林寺拳法を習っている子たちの話かと…」

「ショウリンジっていうのは、つい4日ぐらい前に子どもから聞いたばかりなんですよ。最初は『ショウリンジがどうのこうの』って言っていたので、少林寺拳法でも習っている子たちが、ちょっと調子に乗って何かやっているのかなと思っていました。

そしたら、交番に行って『ショウリンジ!』って叫んで逃げたり、自分たちの学校にいたずら電話をかけたり、白バイとかパトカーのナンプレ(ナンバープレート)を折り曲げたりすることが流行ってるらしくて……」

こう話すのは、大阪府内に住む山本さん(仮名・32)だ。中学生の長女、小学4年生の次女、小学3年生の長男がいる。

9月末に引っ越してきたばかりで、子どもたちが新しい学校に通い始めてからまだ1か月も経っていない。転校前には地元の学校の評判を「かなり荒れている」と耳にして心配していたものの、実際に子どもたちの間で何が起きているのかを知ったのは、つい最近のことだった。

交番でも迷惑行為を…(写真/PhotoAC)
交番でも迷惑行為を…(写真/PhotoAC)
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山本さんによれば、「少林寺レーシング」と呼ばれるこの迷惑行為をしているのは、主に小学4年生から6年生の児童たち。学年をまたいで仲のいいグループがあり、普段から学区内の公園に集まって遊んでいるという。そこに小学3年生の息子も加わることがあり、上級生から「ショウリンジに行こう」と誘われたことがあった。

「その子たちといると悪ノリで『ショウリンジやりに行こうや』みたいな感じになるらしくて。うちの小学3年生の息子も、その4年生の子たちと公園で遊ぶことがあるんですけど、実際に誘われたことがあるらしいんですよ。今回初めて知ったんですけどね。息子自身はやっていないと言っています。

4年生の娘は、もともと同じクラスにいるその子たちのことを知っていたので、前もって弟に『ショウリンジに誘われても行ったらあかんで』って注意していたらしいんです。私が知らないところで、子どもたちの間ではもうそういう話になっていたんですね」