地元民が明かす「スガキヤ」の立ち位置

「スガキヤに大行列ができるなんて、ちょっと信じられません。私もスガキヤのラーメンで育ったといっていいくらい大好きですが、地元ではマクドナルドに近い感覚なんです。先日も大須に遊びに行って歩き疲れたとき、カフェは混んでいそうだったので、空いていたスガキヤに入りました。ミニラーメンを食べながら休憩する、そんな使い方もできるお店です」

スガキヤのラーメン(画像/読者提供)
スガキヤのラーメン(画像/読者提供)

もちろん、東海地方でも休日の昼どきなどには行列ができることはある。それでも、気軽に立ち寄る店として親しんできた人たちには、2時間待ちという光景は意外に感じたようだ。

では、運営側はこれほどの反響を予想していたのだろうか。運営元のスガキコシステムズ株式会社に話を聞いた。

「Xの最初の投稿の2000万超えの過去にないインプレッション数と、9月の日清プラザ店(静岡県三島市)オープンで150名ほど並ばれたことで、ある程度の行列は想定をしておりましたが、それをさらに上回る反響でした」(スガキコシステムズ株式会社の担当者、以下同)

事前のSNSでの反応や、別の新店舗の開店時の状況から行列は見込んでいたものの、実際の来店はその予想を超えていたという。

以前の関東出店時との違いについては、現在の体制では初の関東出店になるとしたうえで、こう説明する。

「社長も代わり、今のチームでは初の関東出店になります。過去の経験を踏まえ、今回は商品・店舗運営・マーケティング・採用教育の4つを見直しました」

再進出にあたって重視したのは、東海地方で長く支持されてきたブランドの持ち味だった。

「まずは関東向けにブランドを変えるのではなく、東海地方で支持されてきた『そのままのスガキヤ』をベースに、ブレのない味、無駄を削減し、出店費用の高騰を抑えたりと様々な工夫をしております」