最大のライバルはDisney+ではなくYouTube?
Netflixにとって、これまでライバルといえばDisney+やAmazon Prime Videoなどの有料動画配信サービスだった。
しかし、いまや相手はそれだけではない。
YouTubeやTikTokなど、無料で大量の動画を楽しめるサービスも、視聴者の時間を奪い合う競争相手になっている。
米調査会社ニールセンによると、今年7月の米国のテレビ視聴時間でYouTubeが占めた割合は14.2%に達し、過去最高を更新した。
実際、Netflixが公表した2026年上半期の視聴データによると、世界全体の総視聴時間は約970億時間。前年同期比2%増と、売上高の13%増に比べて小幅な伸びにとどまった。
Netflixは近年、料金の引き上げやパスワード共有への対策、広告付きプランの導入などによって収益を伸ばしてきた。
しかし、値上げを続ければ、解約する人が増えるおそれもある。新しい契約者を増やすことに加えて、すでに契約している人に継続して見てもらうことも重要になる。
そこでNetflixが力を入れているのが、映画やドラマ以外のコンテンツだ。
スポーツのライブ配信、バラエティー、動画ポッドキャストなどにも手を広げている。人気ドラマの最新シーズンが配信されれば、多くの視聴者が一斉に作品を見る。ただ、次のシーズンが公開されるまでには長い時間が空くことも珍しくない。
一方、毎週放送される番組やスポーツのライブ中継なら、視聴者が定期的にNetflixを開くきっかけになる。もっとも、スポーツの放映権取得には多額の費用がかかる。人気の競技や大会を配信すれば、必ず利益が増えるという単純な話でもない。
豊富な制作費で世界的ヒット作品を生み出してきたNetflixが、これからどのジャンルに資金を振り向けるのか。













