「警備の見回り時間が漏れていたのでは?_」

近隣店舗の女性は、事件当時の様子をこう振り返る。

「私の知り合いが当時近くにいて、パリンという音を聞いていたそうです。その後、男2人が黒っぽい服装で、先頭の人物はそのまま走り、後ろの人物は大きな黒いリュックをお腹に抱えていたと聞いています。店員さんも追っていたそうです」

ブロードウェイの施設関係者は、犯行時の状況について次のように語る。

「事件が起きた当時、ガシャンという音とかは全く聞こえず、人の騒ぎで異常事態に気づき、私たちが駆けつけた頃には犯人もいませんでした。タイミングがあまりにも良すぎる。中野ブロードウェイの警備の見回りの時間が漏れているのではないかと、施設内では言われています」

マンサーノ容疑者((写真/共同通信社)
マンサーノ容疑者((写真/共同通信社)
すべての画像を見る

中野ブロードウェイは高級時計の販売店が集まるエリアとして知られ、外国人観光客も多く訪れるという。

「中野ブロードウェイは中国人をはじめとする外国人観光客が多く来る印象です。その理由のひとつが、3階に時計の免税店があることで、多いときには数十人が階段に列を作って並んでいます。外国人観光客の間でも、高級時計が集まる場所として知られているのかもしれませんね」(前出・施設関係者)

今回の極めて短時間での犯行について、同じ施設内にある大手買取店のスタッフはこう証言する。

「ここだけの話なんですけれども、そもそも10秒で犯行なんて難しいと思います。超高級時計が置いてあるショーケースなんて、なかなか割れないですからね。元から襲いやすい店舗がどこかわかっていたはずです」

来日からわずか4日後に起きた、2億円を超える高級時計の窃盗事件。警視庁は背後に指示役がいるとみて、行方の分からない3本の時計の捜索とともに、事件の全容解明を進めている。

※「集英社オンライン」では、今回の事件に関連した情報を募集しています。下記のメールアドレスかXまで情報をお寄せください
                                  
メールアドレス:
shueisha.online.news@gmail.com

X(旧Twitter)
@shuon_news  

取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班