「ジュースが飲みたいので100円くれませんか」
付近に住む女性によれば、越前谷容疑者はマンション付近や高井戸駅周辺でも“有名人”だったようだ。
「私は去年冬にここに引っ越してきて、すぐにマンション付近であのタトゥー男にいきなり声かけられて『100円くれませんか〜』って言われた時はゾッとしてそそくさと逃げました。
その後も高井戸駅付近で『100円ください』って…毎日のようにウロウロしてるから声かけられる前にサッと避ける人もいたけど、初めて声かけられたら怖くて驚いてお金を渡してしまった人はいると思います…」
付近のマンションに住む幼児連れの母親にも話を聞いた。
「毎日のようにウロウロとマンション付近を歩いていました。よくうちのマンションの脇にある自動販売機の前で『ジュースが飲みたいので100円くれませんか』っていろんな人に声かけてるんですよ。私と主人と子供と3人でいる時にも声かけられて、主人が断ってました。子供もあんな顔見たら怖くてワーッて泣くし、本当に怖かったです」
子どももさぞや怖かったのだろう。前出の男性はこうも話した。
「顔にヘビが書かれてるとは知らなかったけど後頭部らへんにはなんかお面みたいなのも描いてあったし。手の甲にも背中にもふくらはぎにもとにかく全身がタトゥーなんで目立ちますよね。でも報道で初めてスプリットタンだと知りました。舌があんなだから舌ったらずな変な喋り方だったのかな」
事件現場となったコンビニ店員は「報道以上のことは言えませんので…」と口をつぐむ。本社広報に問い合わせると、従業員はすでに復帰しているようだが、「警察にお任せしていますので何もお伝えできません」と話すのみだった。
顔や全身にどんなタトゥーを入れようが自由だが、近隣住人に小銭をタカり、暴力をふるうのはもってのほかだ。警視庁には動機などについて捜査するほか、余罪がないかについても厳しく捜査している。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班