74歳でも衰えぬ性欲と生命欲
なぜ、そんなにモテるのか。久々に目にしたスキンヘッドの魔怪人は74歳にして未だ“現役”だった。
17年ぶりに警視庁がお縄にした東京都東大和市の「元占い師」にして「ヒモ」の達人、渋谷博仁容疑者。任意同行をかけにきた捜査員を熊よけスプレーで退治しようとした威勢のよさにとどまらず、20歳に満たない女性への準強制性交未遂容疑というから、その精力、生命力は驚愕ですらある。
奇妙な一夫多妻同居生活を続ける女性たちや、子供か孫かもわからない小学生の同居人も含め、常人では想像の及ばない渋谷ワールドを、過去記事も引用しながら解きほぐしてみよう。
警視庁の捜査員が2月7日に訪れた博仁容疑者の自宅は、かつて11人の女性と同居していた当時と変わらないばかりか、その頃とほとんど同じとみられる女性たち9人が今も“妻”として暮らしていた。そこには小学生とみられる男児と女児が1人ずつ。
登記簿謄本などによると、1995年に博仁容疑者が約191平方メートルの宅地を購入し、木造3階建て住宅を新築したが、2004年までに女性8人に贈与し、共有財産となっていた。
いずれも「渋谷」姓で結婚や離婚を繰り返しては名字の変更をし、全員が現在も同居しているとみられる。さらにそのうちの1人、今回の準強制性交未遂容疑の共犯で逮捕された「元妻」の渋谷千秋容疑者(43)の持ち分の一部が、2012年に9人目の「渋谷」姓の女性とみられる人物に移転していた。