ほうれん草は生のまま冷凍してOK 保存1ヵ月
生のほうれん草と同じように使える
ほうれん草をおいしく保存するなら冷凍がおすすめ。手間がかからず、風味が落ちない「生のまま冷凍」なら、サラダから煮物、炒め物まで生のほうれん草とほぼ同じように使える。また、甘みのあるやわらかな食感を楽しみたいなら「ゆでてから冷凍」を。緑色が鮮やかに残るので和え物やスープに向いている。
●生のまま冷凍の場合 下処理なしで楽ちん
ほうれん草を洗い、水気を拭き取って3~4㎝の長さに切る。葉は1食分(2茎分ほど)ごとに冷凍用保存袋に入れ、空気を抜くように袋の口を閉じて金属製のバットにのせて急速冷凍。茎や根元はラップに包んで分けて冷凍する。
★根元の洗い方のコツ
流水をあてて土を落とす
流水を当てながら根元を広げるようにして指で土を落とす。さらにほうれん草を逆さに持ち、根元から流水に当てて全体を洗う。洗う前に根元を3分ほど水につけておくと土に水がなじんで落ちやすくなる。
●ちぢみほうれん草も生で冷凍
ちぢみほうれん草はアク抜きも不要なので、生のまま冷凍できる。1枚ずつよく洗い、水気を拭き取って食べやすい大きさに切る。小分けして冷凍用保存袋に。約1ヶ月冷凍保存できる。
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解凍
生のまま冷凍した場合、炒め物やスープなら凍ったまま加熱調理、サラダやおひたしなら冷蔵庫で約1時間解凍してそのまま使う。急いで解凍するなら凍ったまま熱湯を直接かけると時短に。えぐみが気になる場合は、凍ったまま熱湯で1分程度ゆでてから使用して。また、凍った状態でめんつゆを少量かけて解凍すれば、約15分後においしいおひたしが完成!
●ゆでてから冷凍の場合 甘みキープ&色鮮やか
ほうれん草は、流水に当てながら根元の土を落とし、全体を洗う。ゆでてからしっかり水気を絞り、食べやすい大きさ(3~ 4㎝程度)にカット。1食分ずつラップで包んで冷凍用保存袋に入れ、金属製のバットにのせて急速冷凍する。
●下ゆでは「硬め」に ゆでるときは根元から
約1ℓの熱湯に塩小さじ1を溶かす。ほうれん草を根元から入れて茎だけを30秒ゆでた後、全体を沈めてさらに20秒ゆでる。茎が太めのものや葉が硬めのものは少し長めに。
●氷水でアク抜きと色止めを すぐに冷まして
ゆであがったら氷水にとって色止めし、冷めたらすぐに引き上げる。氷水がない場合は冷水でもOK。
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解凍
凍ったまま加熱調理できる
下ゆで冷凍の場合、炒め物やスープなどは凍ったまま加熱調理、おひたしや和え物などは冷蔵庫で3時間~半日ほど解凍して味付け。下ゆでした冷凍ほうれん草はえぐみがほとんどない。