#2
#3

「虚無」には3つの意味がある。

①材料が虚無でも作れる。

家にいつもたくさん食材があるわけじゃない。
冷蔵庫が空っぽだけど、
買い物に行きたくない日もある。
それでも、食べていかねばならないわけで。
「具がなくても、ここまでできる」ってのを
極限まで突き詰めたのが「虚無レシピ」。
ほぼ調味料だけで作れるのに、
「ほんとに具なし?」とびっくりするウマさ。
もちろん、ここに自由に好きな具材を入れてもOK。
アレンジ無限大。そんなレシピ。

②心が虚無でも作れる。

なんだかうまくいかなかった日、
どうしてもやる気が出ない日、
死ぬほど酒を飲んだ翌日……。
「今日は、もう無理」ってなるときは誰にだってある。
それでも、食べていかねばならないわけで。
そんな日は「頑張るのも最低限でいいじゃん」ってのを
極限まで突き詰めたのが「虚無レシピ」。
パックごはんだって立派な自炊だし、
フライパンからそのまま食べる日があってもいいはず。
意識低いとか、邪道と言われようが、ウマいもんはウマい。
味が見た目にまったく比例しない。そんなレシピ。

③財布が虚無でも作れる。

世の中、値上げラッシュで、物価は上がる一方。
給料日前は、特にお財布がさみしい。
それでも、食べていかねばならないわけで。
できるだけ節約したい。
でも、少しでもウマいもんを食いたい。
「安い食材を、調味料と調理法でウマくする」ってのを
極限まで突き詰めたのが「虚無レシピ」。
ときには、意外な食材の
「え? お前、こんなウマかったん?」っていう
新たな一面にもびっくりするはず。
全然ひもじい感じがしなくて、
なんなら味は貴族級。そんなレシピ。