最初にゴルフをしたのは20代の半ば。
以降、年末年始やGW、夏休みの旅先でちょこちょこプレーする、いわゆるシーズンゴルファーだった時期が長く、スコアも110あたりをウロウロしていた私。
やがて結婚した相手は超のつくゴルフ好きで、そういえば結婚前にふたりでドライブしていたら、通りすがりの打ちっぱなし練習場の前で突然車を停められ、「最近あまり練習してないんだよ」といきなり打席で打ち始めたことを、今この原稿を書いていて思い出した。よく愛想をつかされなかったものだ。感謝してほしい。
結婚後はそんな夫としばしばゴルフに……行くわけもなく、あまりに実力と熱意に温度差があるため、しばらくは休暇は別々に過ごし、夫は仲間とゴルフ遠征に繰り出したLAで1日に3ラウンドまわり、フロントのあんちゃんに「OH、クレイジー」と言われて帰国した。よく愛想をつかされなかったものだ。あんちゃんにも感謝しろ。
そんなわけで、結婚後も変わらずシーズンゴルファーでエンジョイしていのだが、そんな私のゴルフ人生を変える出来事が2010年に起きたのだ。
初代グローレから全モデル使用してる女子ゴルファーが断言。ステルス グローレのウィメンズドライバーは絶対「買い」!
ゴルフのために働いてます、と公言してはばからない私のゴルフ人生を変えた、2012年初代グローレとの出会い。以降、グローレ全モデルを使用してきたゴルフ歴20年、ベストスコア88のエンジョイゴルファーが久々に惚れ込んだステルス グローレのお話。
せっかち編集長のEMANON DAYS #9
お気楽ゴルファーのゴルフ人生を変えた事件
初めて女性4人とラウンドして得たもの
その頃の私は雑誌モアの副編集長で、日々業務にいそしみつつも新規案件を探していた。そしてめっきり増えてきた女子ゴルファーにモア誌面でもスポットを当てられないかと、テーラーメイドの新製品発表会に繰り出し、PRチームに熱烈アタックしたのだ。
その時に知り合ったのが敏腕PRにしてグッドプレーヤーのYさん、女性(現在は別職に)。実にゴルフがうまくて、マナーも素晴らしい彼女のセッティングのもと、私は生まれて初めて女性4人でラウンドするという経験をした。
そう、それまでの私は男女混合、それも多くが男性3人の中に女性1人でラウンドすることが多かったのだ。それが悪いとかそういうことじゃなく……。
けれどいざ女性4人でまわってみれば、基本的にティーグラウンドはみな同じ、1打目の届く場所もだいたい同じ……そう、パワーが同じくらい同士で回ると、すごく参考になるし、ラクだし、なにより、待たせてるんじゃないかとか、早く打たなくちゃ、といったストレスがない。
結果、ベストスコアを大きく更新する102をマーク。
え、なにこれ、アマチュアゴルファーの最初の関門100切りまでもう少しなんじゃ……。
望外のいいスコアに、見事ハマった……ゴルフの沼に。
以降、私の生活はゴルフを中心に回り始める。
週の半ばくらいから週末の天気予報をチェックして、土日のどちらでラウンドするか決める。なんなら両方行く。
ラウンドに差支えると困るので、金曜夜に会食や飲み会は入れない。
常にGDOの予約サイトであちこちのゴルフ場の空き状況を調べて予約を入れる。

私の画像フォルダはこんなんばっかである
年間のゴルフウェア代が普通の服飾代を上回ったのもこのころだ。
もちろんすぐに100切りは達成し、もう自分は100を打つことはないんだなと思ったのもこのころだ(大変な大馬鹿野郎である)。
初代グローレが教えてくれた「安心感」
そして、2012年、またまた運命的な出会いを待っていた。
テーラーメイドが満を持して放ったプレミアムモデル「グローレ」のデビューだ。
「使ってみてください」
先述のYさんが初代グローレのドライバーと5Wをラウンドに持参してくれたのだ。
実は当時の私は道具(ギア)にこだわるのは、なんだか少しカッコ悪いような気がしていた。たいしてうまくもないのに高いクラブを使うなんて……道具よりやっぱ練習だよな、と(大変な大馬鹿野郎である)。
で、初グローレである。
ドライバーの最初のひと振りで、わかった。
「このクラブはすごい」
飛距離がいつもより10ヤードはのび、芯くったなー、という何とも言えない好打感。
そしてその成功率がすごいのだ。ミスが出ない。
そのラウンドの帰り、私はYさんに言った。
「グローレ、フルセット揃えたいんだけど、どこで予約すればいい?」
グローレと歩んだその後の10年間のゴルフ道
それから長きにわたるグローレとの蜜月が始まった。
レディースは全モデル、時にはメンズのRシャフトにするなど、ひたすらグローレ命だった。
グローレの何がすごいかといえば、やはりミスが少なくなる、ということだろうか。
ゴルフはメンタルのスポーツだとよく言われるが、ミスが出にくいクラブ→自信がでる→ますますミスが出にくくなる、というグッドスパイラルにはまるのだ。
このころは面白いようにスコアものびて、念願の80台も出せた。
とはいえ、相性がよくなかったモデルもあった。
カーボンフェイスの搭載が売りだったグローレ リザーブがそうだ。どうにも独特の打感になじめず、早々に手放して、従来のモデルに戻したこともある。
当時から中古市場でのグローレの下取りの高さは定評のあるところで、それもまたありがたかった。
で、前置きが長くなったが、2022年、グローレ誕生10年目に誕生したステルス グローレだ。
ゴルフクラブにおける驚異的なテクノロジー
正直、最初は思った。
「カーボンフェイスか……」
グローレ リザーブを使いこなせなかった苦い思い出がよみがえってきた。
さらにはステルス、SIMグローレといったそれまでのテーラーメイドのモデルたちのさまざまな評判も耳にしていた。いいものもそうでないものも。うーん、迷う。
昨今のゴルフクラブ、とくにドライバーのテクノロジーには驚くものがあり、細部にわたるこだわりと技術がすごい反面、ユーザーとの相性も多彩になっているような気がする。

大きめのクラブヘッドはすごく当たりそうな気がする。この気持ちが大事
実は私は今年のはじめに一念発起して、ゴルフアドバイザーとコンピュータに診断してもらい、初めて使うメーカーのドライバーを購入したのだが、どうにも今ひとつなのだ。
やはりここはグローレに戻るべきなのか……
で、藁をもすがるステルス グローレなのであった。
で、結論。
「買い」です。
これだよ、グローレの安心感って!
初代グローレを、大好きだったグローレfを使ったときの、驚きと喜びと安心感を思いだした。

やる気マンマンでラウンドへ
懸案だったカーボンフェイスは大きな進化を遂げ、広くなったスイートスポット、手ごたえの増した打感とともに、限りない安心感をくれる。
多少あたりが悪くても、落下地点までいくとそこそこ飛んでる。ありがたし。
なにより、その安心感がプレッシャーを軽減してくれるのがいちばんのメリット。
さらに特筆すべきは、FUJIKURA SPEEDER NX for TMのシャフトが標準装備であること。今女子プロがこぞって使っているFUJIKURA SPEEDER NXのテーラーメイド版というわけだけど、これがなかなかタフで、すなわち安定感と飛距離に加担してくれるのは言わずもがな。

グリップが細めで握りやすい。手の小さい私にはうれしいポイント
私はふだんはレディースならシャフトはAなんだけど、こちらに関してはLのほうがしっくりきた。しなりのパワーを活かせる。硬めのAよりもミート率がよく、結果飛距離にもつながった。
今回5Wも投入したのだが、とくにウェアウェイウッドではその違いが顕著で、Lで柔らかく弾き飛ばすことで、ランを含めると20ヤードは飛距離アップ。こうなるとミドルでのパーオン確率が格段にあがるから、スコアメイクにもなるものだ。

構えたとき、好きな色やデザインだと俄然やる気が
あと、デザインがいい。
ラブリーな要素を組み入れられがちなレディースギアには珍しい、クールなターコイズブルーの差し色。ささいなことだけど、見た目やデザインって大事なのだ。
かまえたときにちょっといい気分になれる。そうすると当たるような気にもなる。

非力な自分でもドライバー、キャリーで150ヤード。うれしい!
てなわけで、ドライバー、ウッドともに絶対推しのステルス グローレ。
ちなみにアイアンにもトライしたけど、こちらはまた個性が強くて、また次回。
画像・文/志沢直子
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