――一緒に回るのはどういう方が多いんですか?
窪塚 旬(小栗 旬)もゴルフ仲間ですが、芸能関係の人よりも、呑み仲間や昔から親しいアパレル関係者や、高校の同窓生と行くことが多いですね。今年ゴルフ繋がりで知り合った仲間や。昔からの仲間内では、俺ともう一人、最近始めたやつがいるんですけど、昔からやっている仲間からしたら「お前ら、やっと来やがったな」みたいな感じかなと。
――そういう気の置けない仲間と回るのが一番楽しいですよね。
窪塚 ほんとに楽しいです。仲間との絆が深まるし、 楽しんでいるうちに運動もできているわけですから。仕事のつながりがある人だったら、回りながら打ち合わせもできるし。作りものとはいえ、街の中にいるよりも自然に向かい合えるし、朝早いから前の晩は飲み過ぎないし。いいこと尽くしです。
――そうですよね。
窪塚 でも、ただ楽しむだけではなくて、攻略しなきゃ面白くない。止まってる球なのに、なんでこんなに難しいんだろうって感じだし。ある程度飛ぶようになってくると、広いと思っていたところが狭く見え出したりもします。飛ぶからこそのOBでスコアが悪くなったりもするので、簡単にはいかないところがまたゴルフのいいところですかね。始めてよかったって、毎日つくづく思ってます。うん、夢にまで出てきちゃって。
――ゴルフはお仕事にも通じるところがありますか?
窪塚 役者さんでゴルフをやる人は多いですよね。ゴルフはメンタルスポーツって言われて、そのときの心の状態がもろに球に出ますけど、自分の体の動きだけではなく心の動きも含めてできる限りコントロールするという意味では、この仕事に合ってるのかなという気がします。
――月に何回くらいゴルフに行っているのですか?

「ゴルフを始めてよかった。幸せ」窪塚洋介、月13ラウンド、夢に見るほどゴルフに夢中
今年2月にゴルフを始めた俳優・窪塚洋介さん。初心者ながら持ち前のセンスでスコアをグイグイ縮め、遂に100切りを達成。ゴルフの奥深さや難しさを実感しつつも、気の置けない仲間たちとのゴルフライフを満喫中のようだ。前編に続き、ゴルフのことだけをガッツリ聞いた本インタビュー、後編の今回は、ゴルフファッションやクラブのこと、そしてなぜここまでゴルフにハマったのかを語ってもらった。
仲間と回るのが楽しくて、いいこと尽くしのゴルフ

窪塚 今月は13回行く予定です(笑)。今のところ、それが最高ですけど。
――100切りも近いし、特に頑張っている感じですか?
窪塚 そうですね。8月もたくさん行きました。さすがにちょっと腰が痛いですが(笑)。そのへんのメンテナンスにも気を使うことが、結果的に健康につながってくるのかなとは思っていますけど、やっぱり13回は多すぎですよね。プロかよっていう(笑)。
――お仕事の合間は、すべてゴルフで埋めている感じですか?
窪塚 ゴルフの合間に仕事を入れているという言い方もあります(笑)。
――すごいハマりっぷりですね。
窪塚 仕事でもゴルフがらみのお話が増えていたりするので、当分の間はどっぷりですね。この先、一生かもしれませんけど。
本日の私服ゴルフウェアコーディネート紹介
――ゴルフファッションについてお伺いします。今日着てらっしゃるのはすべて私服ですが、トップスは窪塚さんと昔から親交の深いスタイリスト・熊谷隆志さんのブランド、タングラムですね?


窪塚 そうです、タングラムとクラブハウスのダブルネームです。
――帽子は?
窪塚 ヘッド トゥ トウというブランドのものです。デカジュン君という人がゴルフにはまっていて、こういうアイテムもリリースしているんです。パンツは熊谷さんのタングラム。シューズはナイキのジョーダンですね。

――かっこいいシューズですね。
窪塚 これ、日本では売り切れちゃったやつなんですけど、海外のサイトで見つけて手に入れました。タンの部分だけはクラブハウスのもので、別に貰ったんで後からつけました。

――ゴルフウェアは、旧知のブランドのものが多いんですね。
窪塚 そうですね。仲間のやってるブランドのものを着て、あとはストリートブランド、シュプリームとかダブルタップスのものなんかをちょっと混ぜたりしています。ハイブランドでも、ストリートブランドのTシャツでも、モックネックのものだったら着られますから。
――最近はゴルフのドレスコードも、昔ほど厳しくなくなっているのですか?
窪塚 クラブハウスの社長の松本さんが言うところによると、伝統や歴史にも敬意を払ったうえで、我々なりの自由を楽しむということが、やっぱりかっこいいんだと。「何をしてもいいぜ! 俺らの時代だぜ!」っていうのは、またちょっと違うかなとおっしゃっていて、確かにそのとおりだと思います。
決してひとことでは表せない、ゴルフの楽しさとは
――使っているクラブは、キャロウェイのセットですね。
窪塚 (スタイリストの)熊谷さんにキャロウェイを紹介してもらい、フィッティングルームで見ていただいて一式揃えました。ほぼ同じセットで2組持っていて、それぞれ関西と関東に置いてあります。細かく検証していただいてフィッティングしたクラブセットだから、東西で差が出ないようにどこのコースでも同じように使えるようにしたかったんです。
――一番お気に入りのクラブは?
窪塚 7番アイアンです。軟鉄を使ったAPEXアイアンなんですけど、うまい人たちがみんな「これがいいよ」と言うので、信じて使っています。スイートスポットが小さくて、本当は素人向きではないんですけど、芯食ったときにはすごくよく飛びます。

――センスのある人は、初めから難しいクラブでやるのがいいって聞きますね。
窪塚 今すぐに自分のダメなところをカバーしてくれるクラブはたくさんあるけど、10年使って一番上手くなるのはこれだって言われました。ちゃんと当たらないと飛ばないから、長い目で見れば実力がつくクラブなんだそうです。
――そういうクラブを選ぶところ、ストイックですね。
窪塚 ゴルフは一生やるんだろうなと思ったから、じゃあそっちでいこうと。確かに難しいけど、気に入っていますよ。
――ひとことで言えば、なんでこんなにゴルフにハマったんだと思います?
窪塚 シンプルにスポーツとして面白い。仲間と遊べる。自然を感じられる。健康でいなきゃいけない。そして一生できる。そういうところですかね。エイジシューターという言葉があるぐらい、歳を取ってからも続けられるスポーツですけど、技術的なことだけじゃなく、精神的にも肉体的にも健康じゃないとできないこと。そういうこと全部が、自分にしっくりきたんです。初対面の人とも「最近、ゴルフをやってるんですよ」と言えば、あっという間に仲良くなることがあるし、もともと仲良かった人とはもっと仲良くなったし、いいことがいっぱいあるなと思って。全然一言ではまとまんないんだけど、うん、そういうとこです。
――もう、この先はずっとゴルフから離れられないようですね。
窪塚 本当にゴルフを始めてよかったですよ。幸せです。

取材・文/佐藤誠二朗 ヘア&メイク/佐藤修司 撮影/松木宏祐
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