
リン・シャン 「小学生の時初恋の男の子と話すために野球に観戦」「ネコガダイスキ」インスタネーム95_mizukiの意味まで、大人気チアガールの素顔に迫る!
インスタのフォローワー数164万人超え。爆発的な人気を誇る台湾プロ野球チアリーダー、リン・シャンの素顔に迫る―

小学生の時に好きな子と話すために
――野球に興味を持ったきっかけを教えていただけますか。
…………言わなきゃ…ダメですか?
――そう言われると、余計に聞きたくなります(笑)。
笑わないでくださいね。
――もちろんです。
小学生のときに、ちょっと気になる男の子がいたんですけど、その子が野球をやっていて。当時、台湾でも、野球が注目されはじめていたので、その男の子と共通の話題が欲しくて、はじめて野球を見ました。
――ものすごくピュアで、いいお話をうかがったような気がします。
本当ですか!? 恥ずかしいのであまり言いたくないんですけど。でも、そういっていただけると、話してよかったと思います(笑)。
――それでチアにも興味を持った?
最初は、子供向けのテレビ番組で、歌ったり踊ったりしているおねえさんに憧れて。私もいつか、あのお姉さんのように、明るく元気に、歌ったり踊ったりする仕事につきたいと思っていたんです。
――チアは、その夢にぴったりの職業です。
はい。だからチアリーダーの募集をしているというのを知って、すぐに応募しました。
――合格する自信はあった?
自分の笑顔で、みんなが喜んでくれるだろうなという自信はありました。ただ、オーディションを受けにきた人の中には、すごくかわいい子や、芸能の仕事をしていて人気のある子もいて。
ほぼ素人だった私は、試験に向けて準備はしてきたものの、正直自信がありませんでした。
――オーデションの課題は歌? ダンス?
特に指定はなくて、ひとつパフォーマンスを見せるというものだったので、私はダンスを選びました。
――ダンスは得意だった?
いえ。どちらかというと、ダンスは苦手でした(笑)。
でもチアのオーディションなので、ダンスの方がいいんだろうなと思い、毎日必死になって練習をして。本番では、チアとちょっとセクシーな要素も入れたダンスで勝負しました。
――合格を知った瞬間は、嬉しかったでしょうね。
その日に、発表があったのですが、200人を超える応募者の中から、7人の合格者のひとりに選ばれた瞬間は、嬉しくて、その場でぴょんぴょん飛び跳ねて。
ジャッジの方から、「あなたの笑顔でチアを盛り上げてくれることを信じています」といっていただいときには、「私が先頭に立ってチアを盛り上げる!!」と、ひとりで盛り上がっていました(笑)。

愛読誌は、『Popteen』
――Instagramのフォロワー数がすごいことになっています。
そうなんです。「150万人を超えた!」と思っていたら、すぐに、160万人を超えてしまって。嬉しいのと同時に、自分でもちょっと驚いています。
――日本でも、「かわいい」と大きな話題になっていますが、「かわいい」という言葉の意味はご存知ですよね。
はい。Instagramに、日本語でメッセージを寄せてくださる方がたくさんいるのでわかります。「かわいい」といっていただけてすごく嬉しいし、光栄です。
――日本では、男性より女性のファンの方が多いとか。
1:2の割合で女子の方が多いです。台湾では、男性の方が多いので、日本の女の子が私を好きになってくれるとは思っていませんでした。本当に本当に、すごく嬉しいです!
――そのInstagramのハンドルネームが、“95_mizuki”となっていますが、これは…?
はじめの“95”は、私のユニフォームの背番号の数字です。誕生日が9月5日で、台湾で95という数字には、まだまだ頑張らなきゃだめだよ…という意味もあるので迷わず、95を選びました。
――後ろの“mizuki”は?
中学生の頃から、日本のファッション誌『Popteen』を見るのが大好きで。その中でも、西川瑞希さんの笑顔に憧れていたので、“mizuki”と付けさせてもらいました。
16歳からモデルをさせていただいていますが、そのきっかけも、西川瑞希さんのようになりたいと思っていたからで、いつか日本のファッション誌でお仕事をしてみたいという夢を持つようになりました。
――本名はリン・シャンさんですよね?
林襄(リン・シャン)の“襄”は、難しい漢字ですが、台湾では、“人を助けましょう”という意味があって。私はこれまで、本当に多くの方に助けられてここまでやって来られたので、これからは、助けられる人になりたいと思っています。
――本日の私服もそうですが、猫グッズをたくさんお持ちでしたね。
(日本語で)ワ・タ・シ・ハ・ネ・コ・ガ・ダ・イ・ス・キ・デ・ス(笑)。
性格で言うと、そこら中を走り回っている犬なんですけど、好きなのはネコです。

また日本に来たい!
――2月には、ロッテの練習試合で石垣島に来島。3月も、イベントなどで2度、日本に来られています。
所属事務所の社員旅行でも来ているので、3月は3回です(笑)。
――そう、なんですか?
はい。万座や軽井沢でスノボを楽しみました。体力には自信がありましたが、スノボは使う筋肉が違うので翌日は筋肉痛になりました。ちょっとだけ、ですけどね(笑)。
――東京では、渋谷のヒカリエ、新宿の叙々苑、中目黒のラーメン屋さん、目黒川の桜並木、スカイツリー、東京タワー、原宿のクレープ屋さん……そのほかにも、神出鬼没の大活躍でした。
Instagramを見てくださったんですね、ありがとうございます。日本の方からも、「かわいい」「日本を楽しんで〜」といったメッセージをたくさんいただきました。
――仕事の関係もあると思いますが、それでも、これだけ来られているということは、日本が好き! ということですよね。
好きじゃなくて、大好きです。
初めて日本に来たのは、18歳…台湾では18歳が成人なので、その記念として友達と一緒に来ましたが、そのときから、ずっと大好きです。
――お気に入りの場所は?
いつか北海道に行ってみたいと思っていますが、好きなのは東京です。街の風景も好きですし、美味しいものもたくさん食べられるし、ショッピングも楽しめる。東京はサイコーの街です。
――ちなみに今回は、何を食べましたか。
ラーメン、とんかつ、お寿司……焼肉も好きです。あっ!坦々麺もサイコーでした(笑)。
――カロリーが高そうなものばかりですね。
ちょっと今忙し過ぎて、痩せすぎていて。社長から、「もうちょっと太りなさい」という指令が出ているので、大丈夫です(笑)。

取材・文/工藤晋 写真/神田豊秀 スタイリング/木村美希子 ヘア・メイク/玉井朱音
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