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スポーツ 2023.03.02

満員の日産スタジアムを求め続けた兵藤慎剛。その願いが叶った2013年ホーム最終戦への消えない想い

1月26日の発売後、即重版が決定した二宮寿朗『我がマリノスに優るあらめや 横浜F・マリノス30年の物語』。誌面の都合もあり、書籍には掲載できなかったものの、F・マリノスの歴史に欠かすことのできないOBの特別インタビューなど、「我がマリノスに優るあらめや 外伝」特集としてお届けする。F・マリノス30年の歴史でリーグ戦出場6位のレジェンド、兵藤慎剛さんのマリノス・ストーリー後編は、やはりあの2013シーズンについて。

  • 二宮寿朗
  • よみタイ
  • #横浜F・マリノス
  • #Jリーグ
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前編はこちら

満員の日産スタジアムを求め続けた兵藤慎剛。その願いが叶った2013年ホーム最終戦への消えない想い_1

2013年11月30日、ホーム最終戦の先発メンバー。シーズン通してほぼ不動のこのベストメンバーで優勝に臨んだ。前列左端、背番号7が兵藤さん。(写真/©J.LEAGUE)

何も言わなくても流動的にやれていた2013年のF・マリノス

ずっとコミュニケーションを取っていると、言葉が要らなくても分かり合えるようになる。兵藤慎剛は、そんな感覚を抱いていた。

2013シーズン、横浜F・マリノスは開幕から6連勝とロケットスタートを切る。主に右のサイドハーフに入る兵藤は第2節アウェイの清水エスパルス戦(3月9日/5-0)、第3節ホームのジュビロ磐田戦(3月16日/2-1)で2試合連続ゴールを挙げるなど好調のチームをけん引する存在であった。

「何も言わなくてもトップ下のシュンさん(中村俊輔)を中心に、2012シーズンの最後のほうから全員がリンクしはじめた感じがあったんです。ダブルボランチにはカンペーさん(富澤清太郎)とマチ(中町公祐)がいて、みんなそれぞれに周りをうまく活かすことができていました。(裏に抜け出した)エスパルス戦のゴールも、『カンペーさんからここにボールが来るよな』って感じがなんとなくありましたね」

兵藤が28歳になる2013シーズンのF・マリノスはスタメンの平均年齢が30歳を超え〝オッサン集団〟とも揶揄された。だが経験値の高い選手を揃えたチームは、勝負のツボをよく押さえていた。

「シュンさんが動くと、相手もつられて動く。そうやって空いたスペースを使うのは僕も得意だったし、逆に自分が動いたところをシュンさんに使ってもらうというのもありました。シュンさんのサッカー観にちょっと近づけた感じもしていて、〝ヒョウ、ちょっとそこ空けといてよ〟と一言もらうだけで、どういうことがしたいのかって分かったりして。そこは常に考えていたし、今振り返っても、やりやすかったですね(笑)。  

僕の後ろの右サイドバックにはパンゾー(小林祐三)がいて、ボールをこう出してほしい、こう動いてほしいということはお互いに理解できていました。誰が何を言わなくても勝手に流動的にやれていたのが、あの2013シーズンだったと思います」

チームメイトとイメージが共有できた完璧なベストゴール

このシーズン、兵藤はキャリアハイとなる7ゴールを挙げている。特に気に入っているゴールが第21節アウェイのFC東京戦での一発だ(8月17日/2-1)。前半31分、中村のパスを左のペナルティーエリア角で受けて、端戸仁にパスを当てる。そのリターンをワンタッチでゴール右隅に流し込んでいる。

「僕がこう動いたら、こうボールが来るだろうなと思っていたし、トラップで相手の視線をずらしておいて中に端戸が見えたので、(マークに来た)相手の股を通すパスで渡して自分が潜っていこう、と。股を通されたら、相手は反応が遅れますから。強いシュートじゃなくてゴロで、あのコースに打つ……。最初から最後まですべて自分のイメージどおりのゴールだったので、自分でも怖いくらいでした(笑)。
 僕としては自分のイメージとチームのイメージが共有されて、そのとおりになったゴールが一番うれしいんです。実際そんなゴールが2013シーズンは多かった」

このゴールの直後、兵藤と抱き合った中村が誇るようにガッツポーズを繰り出している。周りを活かしながら自分を活かす。中村にも兵藤にもその特徴がある。2人のサッカー観を映し出す、珠玉の一発であった。

満員の日産スタジアムを求め続けた兵藤慎剛。その願いが叶った2013年ホーム最終戦への消えない想い_2

2013年11月30日、兵藤さんが常に呼びかけ、願い続けた超満員の日産スタジアムの風景。(写真/©J.LEAGUE)

満員の日産スタジアムを願い続けた理由

夏場に一時4位まで順位を落としたものの、すぐに勝ち点を積み上げて首位の座を奪回。9年ぶりのリーグ制覇がカウントダウンに入る。第32節、11月23日のアウェイ、ジュビロ磐田戦に1‐0で勝利してついに王手を掛ける。

兵藤にはどうしても実現したいことがあった。それは日産スタジアムを満員にすること。機会があるたびに彼はファン・サポーターに呼び掛けていたが、これまでは優勝争いに絡めなかったこともあってなかなか実現しなかった。

忘れもしない。ルーキー時代の2008シーズン開幕戦(3月8日、対浦和レッズ)、日産スタジアムには6万1246人の大観衆が集まった。ピッチから眺めたスタンドは、壮観だった。F・マリノスというクラブのポテンシャルだと思うことができた。

「僕はプロになって最初の試合でこの景色を見てしまっているので、満員にすることを目指さないといけないし、スタンダードになるところまで持っていきたいな、と。そんな思いが僕のなかにずっとありました」

残り2試合のうちシーズン最後のホームゲームとなる11月30日、日産スタジアムでのアルビレックス新潟戦は、満員にするまたとない機会であった。兵藤をはじめ選手たちの、そしてクラブスタッフの呼び掛けや発信もあって、Jリーグ最多(当時)となる6万2632人の大観衆が集まった。

目標としていた光景を目の前にして、心がたかぶったという。

「強くて、いいサッカーを提示できているときでしたから、いろんな人に観てもらって、満員の雰囲気も味わって〝日産スタジアムにまた行きたい〟と思ってもらえるようにしたい。そう考えていたら新潟戦で満員になって。感謝の気持ちでいっぱいでした」

あとは優勝してみんなで喜ぶことだけ。3連勝中と調子を上げ、モチベーション高く向かってくるアルビレックスを相手に、序盤は手堅く入って前半をスコアレスで折り返した。だが後半27分にセットプレーから先制点を許すと、前掛かりになっていたアディショナルタイムには、カウンターを受けて2点目を奪われてしまう。超満員のスタンドが沈黙した。

兵藤はため息交じりに振り返る。

「確かに試合自体は悪くはなかったんです。でも良くもなかった。ただ、このシーズンはそういう状態でも勝ってきていたのに、アルビレックスとの試合ではそれができなかった。満員にしてもらったスタジアムが一体となるスイッチを僕らが押せなかった。逆にファン・サポーターの方からも後日〝あのときはホーム感をつくれなくて申し訳なかった〟と言われたこともありました。お互いにそういう気持ちがあったんだなって。

今思うと、もっと派手な感じというか、ピンチもいっぱいあるけどチャンスもいっぱいあるみたいな展開のほうがスタジアム全体にガッと火がついてスイッチを入れられたのかもしれない。いつものように普通にやっていけば勝てるだろうと思って戦ったのが、ひょっとしたら良くなかったのかな、と。あの試合は普通に戦っちゃダメだったのかもなって、後になって感じました。あそこで優勝を決められなかったのは、僕の現役生活のなかで一番、悔いとして残っています」

満員の日産スタジアムを求め続けた兵藤慎剛。その願いが叶った2013年ホーム最終戦への消えない想い_3

2014年1月1日。改修前の国立競技場では最後となる天皇杯決勝。(写真/©1992 Y.MARINOS)

Jリーグ開幕後、初となる天皇杯制覇

最終節、アウェイの川崎フロンターレ戦(12月7日)に勝利すれば優勝という状況に変わりなかった。しかしながら0‐1で敗れ、よもやの2連敗で眼前にあったリーグ制覇を取り逃がしてしまう。ベンチに下がっていた兵藤も、呆然と立ち尽くすしかなかった。

チームとしてどのように臨めば良かったのか。自問自答を繰り返したという。

「普通にやることが一番勝つ可能性の高いチームではあったんです。でも最後の最後に、優勝という普通じゃないことが絡んできた。その普通の基準をもう1段階上げないといけなかったのか、逆に(優勝を目前にして)うまくいっているタイミングで自分たちを見直さなきゃいけなかったのか……。うまくいっているときに変えるって難しいじゃないですか。

そういったことを考えさせられたし、勝って学べたら一番良かったんですけど、負けたことで気づけた部分もありました。この年はキー坊(喜田拓也)が1年目でチームにいましたし、この悔しい経験が、将来的に2019シーズンのリーグ優勝につながっていると僕はそう捉えたいですね」

失意のままでシーズンを終わりたくはなかった。この最高のチームで勝てなかったことを認めたくはなかった。それでも「気持ちの転換ができないまま」に天皇杯の戦いに入った。

大分トリニータとの準々決勝(12月22日、大分銀行ドーム)は延長戦の末に2‐1でなんとか振り切り、準決勝のサガン鳥栖(12月29日、日産スタジアム)は終盤までスコアが動かない展開。均衡を破ったのが兵藤だった。ゴール前で何人もが絡み、最後は藤田祥史が落としたボールをワンタッチで流し込んだ。自分のイメージとチームのイメージが合致する美しいゴール。チームとして息を吹き返すきっかけになった。

「準々決勝ですんなり勝っていたら準決勝で負けていたかもしれません。苦しくとも勝ったことで、天皇杯をしっかり優勝しようという雰囲気になりましたから」

国立競技場での元日決勝――。相手はリーグで逆転優勝を飾った因縁のサンフレッチェ広島だ。齋藤学、中澤佑二のゴールで2‐0と快勝し、兵藤にとって入団以来喉から手が出るほどほしかったタイトルを獲得することができた。F・マリノスの天皇杯制覇は、1992年の日産FC横浜マリノス時代以来、実に21年ぶり、Jリーグ開幕以後は初めてのことであった。

「もちろん優勝できたのはうれしいし、サンフレッチェにリベンジすることもできた。とはいえ、やはり心の底から喜べたかって言われるとそうじゃない。みんな心のなかにリーグ戦の悔しさを持ちつつの優勝だったかなとは思います」

満員の日産スタジアムを求め続けた兵藤慎剛。その願いが叶った2013年ホーム最終戦への消えない想い_4

2-0で勝利し優勝! 中央でカップを持つ兵藤さん。左横には現F・マリノスのキャプテンで当時ルーキーだった喜田拓也選手の姿も。(写真/©1992 Y.MARINOS)

リーグ優勝できなかった経験も指導者の立場で活かしていきたい

その後、クラブは転換期を迎えることになる。マンチェスター・シティFCのホールディング会社「シティ・フットボール・グループ」(CFG)が経営に参画することになり、2015シーズンからフランス人のエリク・モンバエルツ監督が就任。兵藤はその年のセカンドステージからサブに回ることが多くなった。

「試合に出られない時間が長くなってきて、だけどF・マリノスを勝たせたいという気持ちは変わらないなかで葛藤がありました。自分のなかではもっとできると思っていたし、どこにそのエネルギーをぶつけていけばいいのかが難しかった。“何かが足りないから出られないんだよ”、というところでもっと自分を深掘りしなきゃいけなかったし、自分自身にもっと矢印を向ける必要があったのかなと今となっては思います。

外国人監督のもとでプレーするのが初めてで、モンバエルツさんは、スピードがあって強いタイプをウイングに望んでいました。自分はそういう選手じゃないんだから、何を表現してどう認めさせるかという、そこに対するパワーが足りていなかった。

もし求められるスプリント能力を伸ばしておけば、もっと自分の可能性を広げられたかもしれないし、そこを持ったうえで周りとの違いを示すことができていれば使ってもらえていたんじゃないかな、と。当時はそこまで考え切れない自分の未熟さがありました。自分の考えはこうだって固執しすぎたところがあったかなと思います」

翌2016シーズンも兵藤の出番は増えず、かつチームも10位と9年ぶりに2ケタの順位で終えた。シーズンを通してフルに働いた〝盟友〟小林の契約非更新にも大きなショックを受けた。「選手だけが責任を取らされるのか」というクラブに対しての不信に似た感情がこみ上げてくることもあった。ついにはシーズン後、オファーが届いた北海道コンサドーレ札幌への移籍を決断する。

「メチャクチャ悩みましたし、はっきり言って本当に苦しかったです。9年間F・マリノスにいて、このクラブで全部やり切るんだろうなって思っていましたから。移籍して新しいチャレンジをするか、もう一度マリノスで勝負するか。人生の選択のなかで一番迷ったかもしれません。でも、最終的にはチャレンジしてこその人生だし、やっぱり試合に出たい。シンプルに、そこが決め手になりました」

コンサドーレで2シーズンを過ごし、ベガルタ仙台、SC相模原でもプレーして2022年2月1日、引退を発表する。F・マリノスを離れても愛着はずっと持ち続けていた。

「Jリーガーになりたいと思ったのも1993年5月15日のJリーグ開幕戦を見て、マリノスのトリコロールのユニフォームがかっこいいなって憧れたから。実際にチームの一員になったら、今度は憧れの存在にしていく役割を担わなきゃいけないと思ってやっていました。クラブを離れてからは、対戦する試合ではもちろん勝ちたいけど、自分たちのチーム以外で優勝するのはどこがいいかって言われたらやっぱりF・マリノス。2019シーズンの優勝も、昨2022シーズンの優勝も本当にうれしかったですよ」

兵藤は今年、指導者として新しいチャレンジに踏み切る。関東大学リーグ2部に降格した母校・早稲田大学ア式蹴球部の監督に就任したのだ。現役時代と同じくコミュニケーションを密にして、競技力はもちろんのこと、人としての成長も促していきたいという。

「監督1年目だからとかは、学生にとっては関係ないこと。そこには甘えたくないし、自分がやれることを100%出して、学生の成長につなげていきたいと考えています。学生からも今の世代の価値観など、いろんなことを学んでいければいいですね。(2013年に)リーグ優勝できなかった経験は今でも自分の学びになっているし、指導者の立場で活かしていければいいかなと思います」

最高のチームでプレーできた喜びも、優勝を取り逃がしてしまった悔しさも、矢印を己に向けられなかった未熟さも、常にチャレンジしていく姿勢も、すべて自分の肥やしにして――。兵藤慎剛が歩みを止めることはない。

(終わり)

【プロフィール】
ひょうどう・しんごう/1985年7月29日生まれ、長崎市長崎県出身。
国見高校では全日本ユース、インターハイ、高校選手権を制し、3大タイトルを獲得。国見歴代最高のキャプテンとも評される。早稲田大学に進学し、当時、東京都リーグ所属だったア式蹴球部に入部。在学中は、U-20日本代表として、2005年のワールドユースに背番号10とキャプテンとして出場。最終学年の2007年度にはインカレで優勝しMVPを受賞。
2008シーズンより横浜F・マリノス加入。2009シーズン副キャプテン、2010シーズンは栗原勇蔵とともにキャプテンを務める。2017シーズンに北海道コンサドーレ札幌に移籍。その後、ベガルタ仙台、SC相模原を経て2022年引退。2023年より早稲田大学ア式蹴球部監督に就任。
J1リーグ338試合出場36得点(F・マリノス在籍時、268試合出場32得点)

即重版決定! 『我がマリノスに優るあらめや 横浜F・マリノス30年の物語』

満員の日産スタジアムを求め続けた兵藤慎剛。その願いが叶った2013年ホーム最終戦への消えない想い_5

2022年、創立30周年を迎えた横浜F・マリノス。前身となる1972年の日産自動車サッカー部の設立からは、ちょうど50年になった。
Jリーグ創設以来、リーグ制覇5回、一度の降格もないトップクラブとして存在し続ける「伝統と革新」の理由を、選手、監督、コーチなどチームスタッフはもちろん、社長をはじめクラブスタッフまで30名を超える人物に徹底取材。「マリノスに関わる人たちの物語」を通じて描きだすノンフィクション。

詳細はこちらから。デジタル版もあります!

国見、早稲田、F・マリノスでもキャプテン。「考えるマルチロール」兵藤慎剛が意識していたコミュニケーション法はこちら

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二宮寿朗

にのみや としお

スポーツライター

1972年、愛媛県生まれ。日本大学卒業後、スポーツニッポン新聞社に入社し、格闘技、ラグビー、ボクシング、サッカーなどを担当。退社後、文藝春秋「Number」の編集者を経て独立。様々な現場取材で培った観察眼と対象に迫る確かな筆致には定評がある。著書に「松田直樹を忘れない」(三栄書房)、「サッカー日本代表勝つ準備」(実業之日本社、北條聡氏との共著)、「中村俊輔 サッカー覚書」(文藝春秋、共著)など。現在、Number WEBにて「サムライブル―の原材料」(不定期)を好評連載中。

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