〈殺人で再逮捕〉母を殺害、バラバラに解体し「食べた」と供述。犯行直前のレッスンを休講…友人が語った容疑者・ズンバ講師の変貌「誰かに洗脳されているか、誰かをかばっているとしか…」
千葉県市川市南行徳のマンションで高齢女性の切断遺体が見つかった事件で千葉県警は7月19日、死体損壊・遺棄容疑で逮捕していたダンスインストラクター、新かほり容疑者(45)を殺人容疑で再逮捕した。集英社オンラインの取材では、新容疑者は犯行前の6月27日に予定されていた自分のレッスンの代行講師を、急きょ前日の26日に手配しようとしていた事実も浮かび上がった。新容疑者は当初から「霊媒師になるために母親が邪魔だったので殺した」などと供述しており、犯行の計画性を裏付ける要素になりそうだ。
前日の26日にインストラクターの代行を探していた
新容疑者は6月26日~28日にかけて、自宅マンションで同居する母親の新博子さん(75)の首を絞めて殺害した疑い。新容疑者は28日午前に親戚に連れられて出頭、事件が発覚した。「母親を殺して切断し、遺体の一部を食べた」などと供述しており、実際に遺体の一部にはかじられた形跡があったという。
新容疑者は勤務先のスポーツクラブで、27日にレッスンが予定されていたが、前日に急きょ「代行」を立てようとしていた。知人のインストラクターがこう証言した。

新容疑者(本人SNSより)
「私は5年前から新先生を知っていますが、事件の直前、普段とは違う新先生らしからぬ行動をしたので気になっていました。彼女は27日に自分が担当するはずだったレッスンを休みたいからと、前日の26日にインストラクターの代行を探していたのです。普段であれば、新先生はほかのインストラクターの代行を引き受けることはあっても、自分が休むために代行を探すということは一切なかったので、違和感を覚えました。少なくともこの行動は、犯行の前日に新先生は何かを決意していたのではないかと思わされてしまいます。なぜ休みたいのか理由は言ってなかったようです」
結局「代行」は見つからず、新容疑者のレッスンのコマは休講になったという。責任感が強く、自分が受け持つコマに穴をあけるようなことしない、新容疑者はそういう性格だったという。
「なので、それを聞いてますます新先生らしくないと心配に思ってラインをしました。しかし、一向に既読にならず、既読がついたのは次の日、6月28日の夕方から夜にかけてでした。28日の午前中に逮捕されていたと報道を見たので、この既読については新先生ではない誰かが見たのだと思います。警察なのか、親族なのか、それはわからないですが……」

事件当日、新容疑者に送ったLINE(知人提供)
この知人によれば、新容疑者は天真爛漫な性格で、いまだに母親を殺したとは信じられないという。
「私が新先生と知り合って、もう5年になります。彼女はサバサバしているし、『〇〇さんがよかったって思うことなら私も嬉しくなる』とよく言ってくれる方でした。なので私を含め、彼女をよく知っている人たちからすると、お母様を殺して、ましてや食べてしまうなど、まったく想像がつかないのです。現にお母様のことも私に話す際は『変なこと言ったりやったりするんだよねー。はははー』と笑い飛ばしている感じでした。殺してしまうほど思い悩んでいたなら、もうちょっと重荷だというニュアンスで話してもよさそうなのに、そんな雰囲気はおくびにも出しませんでしたから」
保護猫を2匹可愛がっていました
その一方で、前述のように事件直前に見せた「代行探し」のような異変が、知人にはどうも腑に落ちないという。また、新容疑者は最近になって身なりの雰囲気も少し変わっていたそうだ。
「これは事件直前というわけではないのですが、雰囲気が変わったなあと思わされることはありました。まずは見た目の部分で、以前は本当にボーイッシュな髪型でしたが、最近は女性らしい髪型になっていました。なので、それを可愛いと褒めたのですが、あまり嬉しそうな反応は返ってきませんでした。
また、新先生はレッスン前によく自分のトレーニングをしていたのですが、それも最近はほとんどなくなって、レッスンぎりぎりに来ることが多かったですね。普段はすごくストイックで、トレーニングをしても、おむすびひとつしか食べないような人だったのですが、最近は自分自身の生活で時間がなかったのかもしれません」

ボーイッシュだった新容疑者(ジム公式HPより)
明るく、周囲にはボーイッシュな印象を振りまく新容疑者だったが、自分の考えを貫く頑固な一面もあったという。
「他人の意見に流されない部分はありました。特にコロナに関しては『あんなもん全部ウソだから。ワクチンだってそうだよ。みんな騙されてるから』とずっと言っていました。1年半前くらいにインストラクター仲間にコロナの陽性者が増えて、そのタイミングで新先生とお母さんに発熱症状が出ました。私は『一応、人前に立つ商売だからきちんと病院に行って検査を受けたら』と勧めていたのですが、彼女はコロナとはとらえず、『生理痛の薬を飲んだら熱は下がった。お母さんは高齢だからちょっと大変だったけど』と言っていました。それはまだいいのですが『しばらく人前には出ない方がいいんじゃない?』とラインをしたら、しばらく返事をもらえないことがありました」
しかし、「少し頑固」ぐらいなことが凶悪犯罪に結びつくとは、到底思えない。
「普段は本当に優しくて、保護猫も2匹可愛がっていました。『おもちゃを買って帰ったらいっぱい遊んでくれた』ととても嬉しそうにしていました。そんな彼女が殺人だなんて、まったく結びつかず、私には信じられません。今でも私は、新先生は誰かをかばっているか、もしくは誰かに洗脳されているんじゃないのかと思ってます」

現場となったマンション(撮影/集英社オンライン)
※「集英社オンライン」では、今回の事件について取材をしており、情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
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