渋谷のハプニングバー摘発。現場に居合わせた常連女性の消えない「ハプバロス」

乱交パーティの女性のギャラは3~8万円

「客から直接、お金を受け取ってるわけじゃないから違法じゃないよ」

これまで沢村容疑者からそのような説明を受けていたA子さんは「まさか違法なことに自分が関わっているとは思わなかった」と肩を落とした。

昨年11月8日、警視庁は沢村容疑者を売春防止法違反で逮捕した。

「沢村は5人の仲間とともに、約10年間にわたり乱交パーティーを主催、少なくとも6億5000万円を荒稼ぎした。パーティは月に10~15回開催され、20代~50代の女性を用意し、会場となったホテルの部屋や民泊施設には20人~60人の客が参加した。
SNSを中心に客が集まり、参加費は5000円~3万円だったようです」(社会部記者)

A子さんが沢村容疑者と出会ったのはその2年ほど前。
去年11月に沢村容疑者とともに逮捕された“ジョニー”と呼ばれていた男からSNS上で「よければウチのパーティーに遊びに来ませんか」と誘いを受けたのがきっかけだったという。

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取材に応じるA子さん
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「“遊びに来ないか”は“パーティーでお小遣い稼ぎしに来ないか”という意味でした。私はそのとき、旅行関係の専門学校を辞めた後で、風俗で働いたり同人AVにも出ていました。コロナで海外研修がなくなって目標を失い、ヤケになっていたころです。だからジョニーさんからの誘いも、風俗店で働くのと同じ感覚でやってみようかと思ってしまったんです」

A子さんはそこから月に多いときは3、4回ほどパーティに参加し、1回につき5、6時間の拘束で3~8万円を沢村容疑者から手渡しでもらっていた。金額に幅があるのにはこんなわけがあった。