「オレをやめさせられるのはムネオハウスやない!」 
「議場での陳謝」を拒否し、「除名」か

ガーシー氏は昨年7月の当選後、夏、秋の臨時国会を欠席し、今年1月からの通常国会にも来ていない。ドバイに滞在中のガーシー氏は、懲罰委員会の鈴木宗男委員長を引き合いに「オレをやめさせられるのはムネオハウスやなく、オレに票を入れてくれた有権者だけや!」と主張しているが、擁護する国会議員はほぼ皆無の状況だ。

ガーシー氏への処分を決める21日の参院懲罰委員会を前に、自民・立憲両党の参院幹部は20日、国会内で会談し、処分を「議場での陳謝」とすることで大筋合意した。だが、ガーシー氏が国会に来ないままだと、陳謝もできない。そうなると、再び懲罰委員会が開かれ、除名処分が決まりそうな情勢だ。

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2022年参議院選挙で初当選しガッツポーズをあげるガーシー氏(画像/共同通信社)
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自身への批判の声が集まるなか、自身のSNSで「選挙にも出てないやつになんも言われたくないし、投票すらしていない奴らにとやかく言われたない」と発言していたガーシー氏。
「集英社オンライン」は、ガーシー氏と同じく、昨年7月の参院選で初当選を果たした全40人の議員にアンケートを送付(辞職した議員、繰り上げで当選した議員は除く)、ガーシー氏の欠席や処分について、考えを聞いた。

アンケートでは、ガーシー氏が
① 1度も国会に登院していないこと
② リモートでの国会出席を希望していたこと
③ 歳費や期末手当などで、これまでに少なくとも計約1600万円が支給されていること

についての考えのほか、
④ガーシー氏にどのような処分があると考えるか、処分を希望するか
⑤ガーシー氏のSNSや動画を見たことがあるか

について尋ねた。
各議員の事務所には、14から15日にかけて質問状をFAXやメールで送付。20日までに電話やメール、FAXで回答を得た。

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取材班が送付した“同期”40人に送ったアンケート