恋愛に年齢は関係ない。でも、やっぱり世代間ギャップはあります。
男性も女性もそれぞれに悩みや違和感を抱えていたりします。今回は「歳の差カップル」が上手くいくためのコツを伝授します。
この年齢差というのは明確な定義はされていませんが、一般的には、10歳以上離れている恋人同士に対して「歳の差カップル」だと感じる人が多く、1つの目安となっています。
これは人それぞれの感じ方や考え方によるところが大きいので、場合によっては5歳差前後でも年齢差を感じるケースも少なくないでしょう。
今、恋人と歳の差があったり、好きな人と年齢が離れている人は必見です。
デート代は本当に男が払うべき!? 世代間ギャップを埋める「歳の差カップル」がうまくいくための5つのポイント
これまでに3万人以上の男性と向き合ってきた恋愛戦略家・関口美奈子が男女の恋愛を攻略するためのヒントを紹介。9年間のホステス経験と、恋愛や心理学について学んだ12年間の研究データから、「歳の差カップル」が世代間ギャップを埋める5つのポイントを紹介する。
恋愛は攻略できる#8
令和時代の価値観のすり合わせ
①価値観の違いを強く感じる

「価値観がちがうから別れる」よくありがちな交際終了の理由です。
ただ同年代でも歳の差があっても価値観の違いはあって当然です。恋人だって赤の他人なのですから。思い出のエピソードや好きだった音楽やテレビ番組など…思わず話題の中で年齢差を感じてしまうところです。
あとは「女性は家庭に入るべき」なんて古い価値観を持っている人は、今すぐ捨ててください。将来を見据えてお付き合いする場合、家事の割り振りや仕事に対する話し合いが必要になります。
価値観のズレを感じたとき、歳が離れているせいにしてしまいがちですが、それではいけません。「世代が違うからどうせわかってもらえない」なんてなんでも世代のせいにしたり、「歳上だなら察してくれるだろう」なんて思ったりしないで日ごろから「ありがとう」「ごめんね」と些細な気持ちも言葉に出して伝えてみてください。
年齢差を言い訳にせずに問題があったときや、ギャップを感じたときに、「世代間ギャップがあるから」という理由で片付けず、ひとつひとつ解決していきましょう。
大切なのは、問題が起きたとき歳の差を理由にして逃げずに、ひとりの人間として向き合うことです。
友人や周りの人間関係の歳の差
②身内の理解が得られない場合がある

どうせなら好きな人の周りとも良好な関係を作って仲良くしたいですよね。
恋人と歳の差があると、友人や周りの人間関係の歳の差も大きくなります。
また歳の差があると恋人よりも、相手の親の方が年齢近いなんていう場合もあって複雑な気持ちになるかもしれません…。
「周りの目が気になる」「世代間ギャップで話が合わない」なんて声も聞きます。
こんな時、いきなり距離を縮めてフレンドリーにしなくてもいいので諦めずに誠意を持って接していきましょう。相手を大切に想う気持ちがあれば、困難も乗り越えられると思います。
結婚を考える場合は根気よく説得していくことが必要です。
過度な心配は禁物
③ 嫉妬から束縛をしてしまう

歳下の恋人とお付き合いしていると可愛くて心配が尽きないと思います。
「若いやつと遊んでいるんじゃないか?」などと必要以上にヤキモチを妬いたり、ありもしない浮気の心配をするのは自分に自信が持てないことが原因です。SNSに張りついて監視をしたり、縛りつけても「気持ち悪い…」「器が小さい…」と思われるだけなので逆効果です。
年齢差を変えることは出来ないので、自分磨きをしていつまでも魅力的に見える努力をするなど、変えられるところに目を向けていきましょう。
これらは歳の差カップルだけでなく、あらゆる人間関係において大切なことです。
長期的なプランニング
④婚姻、出産の時期の違い

最も大きな問題ですね。将来的に考える必要があることは、早いうちに話し合っておきましょう。
例えば、子どもが欲しいかどうか、欲しい場合は今の住まいのままでいいのかなど、なるべく具体的なプランを話し合います。彼女が若くて歳上彼氏の場合、そろそろ結婚・子どもを考えたい彼氏に対して、まだ女性はのんびりしているかもしれません。反対もありますね。
片方が結婚願望が強いけど、もう一方は結婚願望がない場合この方向性が合わずに別れてしまうカップルは多いです。先延ばしにすればするほど悩みは根深くなります。
まだ付き合って日が浅いから…なんて遠慮しないで相手に変な気を遣う前に、自分の気持ちを正直に伝えましょう。相手にわかってほしいことは言葉にしないと伝わらないため、言いづらいこともしっかりとコミュニケーションを取ることも大事です。
そうする事で、ふたりの絆がより深まるきっかけになります。
デートの奢り奢られ問題
⑤収入格差

歳の差カップルでお互いの収入にかなり差が出てしまうことがあります。
一般的に、若いほど社会人経験が短いので収入が低い傾向にあります。歳の差カップルにおいては歳上彼女の方が稼いでいることもあります。関係を長続きさせるなら稼いでいる方が多めに負担するというのがおすすめです。
デートの奢り奢られ問題の論争はずっとありますが、私は男性には奢るように女性にも奢るようにアドバイスしています。
ケチケチしていて好きな人を他の人に取られてあとから後悔しても遅いからです。モヤモヤした気持ちを抱えながら過ごすのではなく、ふだんは節約してデートのときくらい気前よくいきませんか?
のちのち息切れしないようにお金のかかるデートばかりではなく、ときには公園デートをして自然を満喫したり、身の丈にあったプランを取り入れるなどの工夫をしていきましょう。
また、同棲する場合は、生活費の負担割合で揉めないように早めの話し合いが必要です。
いかがでしたか? 歳の差があると付き合い始めは特に世代間ギャップを感じやすいかもしれません。だけど、決して歳の差カップルが悪いわけではありません。
年齢差による悩みを克服できるようにお互いに魅力を磨いて、思いやりをもってお付き合いしていきたいですね。
年齢なんて単なる数字です。新しい視点や発見があったり、お互いに成長することができるというメリットもあります。
どんな悩みも葛藤も話し合って、愛のパワーで乗り越えていきましょう。
取材・文/関口美奈子