素性を隠して活動している人が多い裏垢界隈。その一方、今回インタビューに応じてくれたサチャ氏は、YouTuberグループ・Repezen Foxxの生配信企画や、セクシー女優・深田えいみのYouTubeチャンネルに素顔のまま出演し話題を集めている。

なぜ週5で女の子を家に呼べる? SNSで出会って行為するフォロワー7万人"裏垢男子”の本音と実像。「ワンナイトは好きじゃない」
SNSを通じて出会った相手とSEXをすることを目的としたアカウント、通称“裏垢”。その中に、Twitterフォロワー数7万人超え、1年で1000人以上からDMが届き、週5で女の子を家に呼んでいる裏垢男子がいる。なぜ彼、サチャ氏は“裏垢男子”として活動しているのか、その実態に迫った。

「多くの人のことを知りたい」裏垢男子の生態
――まずは、サチャさんについて教えてください。普段は何をされている方なのでしょう?
もともとは看護師として働いていたのですが、今は裏垢男子たちが、SNSを通じて女の子と出会えるようコンサルをしています。それから仲のいいゲイ風俗のオーナーさんのお店のSNS運用や、動画ファンクラブの運用代行・編集なども。過去には女性用風俗で働いていたこともあります。
――裏垢を始めたきっかけは何だったんですか?
性的欲求を満たしたいというよりも、多くの人のことを知りたくて始めました。新しい人と出会って、新しい価値観に触れたい。そして、その人の人生の価値観の一部になりたいんです。
――なぜそう思うのですか?
今まで出会ってきたパートナーや友人を思い返すと、それぞれにその人としか味わえなかった思い出があるなと思うんです。僕は、それをいろんな人と体験したい。大切な人と一緒にご飯を食べたり、おしゃべりしたり、お風呂に入ったり、SEXしたりする時間ってシンプルに楽しいので。
――その楽しさが裏垢男子を続けている理由なのでしょうか。
あとは世の中を見ていると、性について勉強できる場所がAVくらいしかなくて、性に対するリテラシーが低いなと思うんです。でも、Twitterの裏垢では、性のリアルを伝えられるし、性についての悩みを吐き出している人が多い。その界隈でインフルエンサーとして、人を動かせるのってめちゃくちゃ楽しいんです。“性”ってほとんどの人が興味を持っているコンテンツだから、いろんな人と繋がれるので。
セクシー女優・深田えいみのYouTubeに出演したことも
「ワンナイトは好きじゃない」「DMから前戯なんです」
――なぜ、SNSを介してそんなに多くの女性と出会い、SEXできるのか疑問です。サチャさんが選ばれる理由はなんなんでしょう?
SEXをゴールにしていたら、こんなに多くの人とは出会えなかったでしょうね。僕の場合、相手がSEXに何を求めているかを考えて、相手が求めてくれる状況をつくることを心がけているので、出会えるんだと思います。

実際に会う前に、アンケートフォームを使用してヒアリングするそう
――それはなぜでしょう?
女の子って、シンプルにSEXをしたいだけの子もいる一方、寂しさをまぎらわせたいだけの子も多いんですね。そういう子に対してただ欲求を満たすためにSEXしてしまったら、需要と供給がマッチしているようでマッチしないんです。だから“相手が本当に欲しいもの”を満たせるよう、事前にヒアリングしています。
――なるほど。
僕自身、SEXをすることだけを目的としてるわけではありません。女の子が欲求しているものを一緒に見つけ、気づかせてあげられる機会だと考えています。欲求って、形になるとより“欲しい”という思いが強くなるので、“欲しい”ものを明確にした上で“僕が”そのきっかけになっている感覚ですね。人に影響を与える、強いては価値観や人生を変えるって感覚が、性癖なんだと思います。
――ということは、相手が欲しいと望んでいたら、SEX以外のこともするのでしょうか?
はい。僕は女の子とご飯を食べたり、一緒にお風呂に入ったり、髪の毛を乾かしてあげたりして、安心感を相手に与えることが多いです。よく「SMプレイをしてみたい」と言われることがあるのですが、完全に相手が身を委ねている状況でやるSMの方がギャップがあるし、振り幅があって楽しめるんですよね。
ホテルに集合して、エッチして、「はい、おしまい」のワンナイトはあんまり好きじゃないんです。
――でも、会う人は初めてで、1回限りの関係なことも多いのではないかと思います。それはワンナイトではないんでしょうか?
僕的にはワンナイトという認識は全くないです(笑)。ワンナイトって“勢いでヤッた”とかもあると思うんですけど、結構後腐れないというか、情がないというか……。それってオナニーと変わらないじゃないですか。後腐れなくするSEXっておもしろくない。好意を持った繋がりこそがSEXだと思ってるので、ワンナイトだとは思っていません。
――会った相手に好意を持っているということでしょうか?
そうですね。僕にとってTwitter上で出会う人は、DMから前戯なんです。予定を合わせて、会う日のことを楽しみにして、会ったらめちゃくちゃ嬉しくて、その後でSEXをする。やっと会えた“愛しい人”という感覚なので、1度きりのワンナイトとは違うと思うんです。

連絡をしてきた相手には丁寧に返信している印象
――なるほど。でも、そんなに丁寧に接したら、女性の方が本気になってしまったり、トラブルが起きたりするのではないかと考えてしまいます。
ないといえば嘘になりますね(笑)。個人情報を取られたり、裏垢界隈同士のいざこざがあったり、性病のリスクもある。過去に職場を特定されて、職場に連絡が来たこともあります。「この人Twitterでこんなことやってます!」って。
――大丈夫だったんですか!?
職場の人も、僕が裏垢をやっていることを知っていたので、特に問題にはなりませんでした(笑)。相手が僕のことを好きだったのですが、会わなくなったことで、怒ってしまったようで。それがきっかけで、今は相手を見定めるようになりました。
――誰とでも会うわけではないんですね。
年間大体1000人くらいの人から連絡が来ますし、自分からアプローチもしているので、物理的に全員に会うことは不可能なんです。それもあって、相手がどんな人なのかをきちんと見てから連絡を返すようにしています。
それから僕は、相手の人柄をどんどん掘りさげていくのが好きだから、掘り下げがいがある人がいい。性的な面でも、人間的な面でも、「もっと知りたい!」と思える相手と会うことが楽しいんです。

サチャ氏のアカウントに載せている動画には、女子からの反応も多く届く
「相手選びは自分の意志で」
年間300人以上と出会う裏垢男子が伝えたいこと
――サチャさんが相手に対して情がわくことはないんですか?
わきますよ。本気で愛しいなと思ってるし。でも、恋人と毎日会ったり、2日に1回会ったりする人がいる一方、月に1回でいいやって人もいるじゃないですか。情があるイコールたくさん会うわけではないです。たくさん会う時もあれば、月1くらいでタイミングが合うときに会って充実した時間を過ごすこともあります。量は塩梅です。
――何人もの人と、常に交際し続けている感覚なのでしょうか?
そうですね。一度でも会った人は、みんな同じくらい大切。だからこそ、それを理解できない人とは会わないようにしてます。
――では、相手の女性からも恋人のように接してほしいと思っているのでしょうか?
むしろ、それ以上。自分の性癖を“嫌われたくないから”って恋人に言えない人も多いじゃないですか。でも、それっておかしいと思うんです。本来、求めて当然なのにって。だから、僕は自分のことを求めてくれる人の全部を満たしたい。誰が相手でも、できないことがないように、SEXについてとにかく勉強しています。

――なるほど。肉体的な繋がりだけでなく、精神的にも繋がっていたいんですね。最後に裏垢男子として伝えたいことがあればお願いします。
これだけSNSが盛んな時代なので、裏垢に限らず、いろんな人と出会うことがあると思います。そういうときに、自分の意志で、きちんと相手を選ぶことをしてほしいですね。裏垢でもマッチングアプリでも、嫌な経験をする人はいると思うのですが、相手だけが悪い場合ってほとんどなく、見極めた自分にも責任はあると思うので。
裏垢男子に興味がある人に伝えるなら、SEXをゴールにするよりも、もっと楽しいことがあると伝えたいです。
女性関係で本当の意味で満たされると、想像以上に自分の人生が充実するので。
――ありがとうございました。
取材・文/瑞姫
関連記事




「顔のサイズ表は整形する時の参考にして」安売りしないセクシー女優・三上悠亜

生理中でもセックスできる。最先端のフェムテック「月経ディスク」が日本上陸
