知育菓子(R)は、おかしを作る楽しさや美味しさを通じて子どもの自信を育む商品のことで、クラシエフーズが開発、販売しています。ちなみに知育とは「知能を高め、知識を豊かにするための教育」という意味。
定番「ねるねるねるね」などの化学反応タイプから、お絵かきやねんど遊びのような商品まで多彩なラインナップを揃えており、現在24種類の知育菓子(R)が発売されています。
ピンクや紫など奇抜な色が特徴ですが、実は合成着色料や保存料を使用しないなどの配慮がされており、安心して与えられるお菓子であることも特長です。
知育要素だけではなく、作る工程を楽しんだ後におやつタイムを楽しめる、子どもはもちろん、ママもうれしいおやつなのです!
「ねるねるねるね」だけじゃない!進化した知育菓子(R)、最新トレンド5選
子どものころ、食べたいよりも作ってみたいという思いで、色が変わって膨らむお菓子「ねるねるねるね」を買ってもらっていた方もいるのではないだろうか。今どきの創造力を育むお菓子(知育菓子(R))は昔に比べるとかなり進化している。今回はその知育菓子(R)の最新事情と知育効果を調査した。
知育菓子(R)とは?
最新知育菓子(R)トレンド5選
今回は、現在販売されている知育菓子(R)の中から、特に人気の商品をクラシエフーズに取材。人気の理由や制作裏話を聞いてきました。
1.ねるねるねるね ブドウ味

クラシエフーズ提供
多くの人が一度は遊んで食べたことのある知育菓子(R)と言えば、「ねるねるねるね」。開発者が砂場に水を流して砂を固めて遊んでいる子どもを見たのがきっかけで生まれたのだとか。誕生してから36年が経った今も、不動の1番人気です。
当初は「あやしいおかし」という異名(?)もありましたが、現在は小学校の理科の授業などで使われるなど、子どもの化学への興味を高める役も担っています。
2.グミつれた グレープ味

クラシエフーズ提供
昨年、TikTokでバズったのが、この「グミつれた」。ジュースに粉を入れるとたちまちグミになるフシギなお菓子です。
ちなみにこの「グミつれた」のほか、知育菓子(R)にはグレープ味のものが多く存在します。これは知育菓子(R)のふしぎな食感や化学反応と合わさっても風味がよいものを検討した結果、グレープ味とソーダ味が最も相性が良かったからなのだそう。
3.おえかきグミランド

クラシエフーズ提供
「おえかきグミランド」は、自分で色を作り、その色のグミ液を型に流して自分だけのオリジナルグミが作れるキット。実は知育菓子(R)の中でも、「ねるねるねるね」に続く人気商品なのだとか。好きな色を作れるという楽しさから、小さな子どもにも好評です。
型は全部で12種類あり、一つのパッケージに入っているのはその中の2〜3種。型を集める楽しさもあるようです。
4.香りラボ フルーツ味

クラシエフーズ提供
なんと、調香師のような体験ができる知育菓子(R)がありました。「香りラボ」は、4種類の基本の香りを組み合わせて、新しい香りを作り出すことができるのだそう。「香りを作る」という体験自体が珍しい!
知育菓子(R)の中でも実験がコンセプトのものは比較的男の子に人気。そこで「女の子に人気の実験系知育菓子(R)を作りたい」という思いで開発されたのがこの「香りラボ」(でも、知育菓子(R)全体で言うと6:4の割合で女子に人気なのだそう)。
5.ポッピンクッキン たのしいおすしやさん

クラシエフーズ提供
どう見てもお寿司にしか見えませんが、実は全てグミ。「たのしいおすしやさん」は知育菓子(R)内の「ポッピンクッキンシリーズ」というもので、知育菓子(R)にごっこ遊びの要素がプラスされたもの。このほかにもドーナツやハンバーガーのキットもあります。
知育菓子のメインターゲットである未就学児〜小学校低学年といえば、ごっこ遊びが好きな時期。知育菓子(R)で本格的な「職業体験」をしてみるのはいかがでしょうか。
科学で証明済み! 知育菓子(R)の効果とは?
実は、知育菓子(R)で遊ぶ効果は、科学的にも証明されています。
2018年の金沢工業大学の大学生とクラシエフーズの共同研究によると、知育菓子(R)を作って遊んでいるときだけではなく、作った後も脳の前頭前野が活性化されることが証明されました。
金沢工業大の神宮教授によると、「脳の何かを判断したり思考したり段取りをつけたりする部分(背外側前頭前野)が、知育菓子(R)を作ることによって活性化される」のだそうです。
これは若年者にだけ現れる効果ではありません。
お年寄りにも知育菓子(R)を作ってもらったところ、同様の結果が得られたことから、認知症防止のトレーニングの一つになる可能性も秘めていると考えられています。
知育菓子(R)で宿題がはかどる!?
神宮教授曰く、「脳は、自分で一から作るワクワク感や、完成までのモチベーションによって活性化する」のだそう。つまり、クリエイティビティな活動こそが、脳を活性化させる要素ということです。
しかし、それが難しすぎると脳は疲れてしまうし、簡単すぎると活性化にはつながらず、その難易度が「ちょうどいい」活動であることが重要なのだとか。
その「ちょうどいい」に当てはまったのが知育菓子(R)。
神宮教授の研究で使われた「おえかきグミランド」も、まさに自分で色を作り、配色を考えて液を流すという「ちょうどいい」クリエイティブ活動。
実生活でも、例えば宿題前に知育菓子(R)を作って食べてから取り組むことで、宿題がはかどる……なんてこともあるかもしれないのです。
おやつとしてはもちろん、学びのコンテンツとしても日々の子育て手を助けしてくれそうな知育菓子(R)。
うまく取り入れることで、家庭での教育に一役買ってくれるかもしません。
取材・文/マサキヨウコ
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