節約のプロすらため息をつく物価高の救世主・フードロス食品

2023年中に値上げ予定の食品・飲料は7000品目を超えるとされ、加工食品、調味料、酒類、飲料、菓子、パンなどあらゆるものが値上がっている状況だ。

節約アドバイザーの和田由貴さんに状況を聞くと、ため息をつく。

「肌感でいえば、食品は3割上がっていますね。初期の値上げ対象は加工食品だけでしたが、燃料費高騰の余波は野菜生産にも波及し、定価があるようでない野菜なだけに徐々に値上がりをしてきています。ほかにも合いびき肉は100g98円で買えたのが、今は128円が普通ですし……」

“もったいない”が家計と世界を救う!「フードロス食品」を賢く買って、食費を切り詰める時代に終止符を!_1
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節約のプロですら悩ましい物価高時代だが、SDGsが庶民のお財布へも優しく手を差し伸べている。

「フードロス」だ。
本来は食べられる食品が廃棄されることを指した単語だが、捨てずに「値引きして販売」する動きが急激に広まっている。

もちろん、これまでも弁当や惣菜類など製造日当日が賞味期限の食品は、閉店間際に値引きシールが貼られ販売。レトルト食品や乾物などは棚の入れ替えや消費期限が近くなると、店の片隅でひっそり“見切り品”として売られていたが……。

「“フードロス”に言い換えられたことで、消費者が商品を手に取りやすくなりましたね。最近は普通のスーパーでも、従来の値引き品をフードロスとうたって販売することが特に目につくようになりましたが、今はフードロスになりそうな商品を買い上げて販売することが増えてきたんですよ」

背景にはSDGsの流れが加速する中で、行政がフードロス認証に前向なことがある。官民連携のプロジェクトが増えてきているのだ。