「卵巣年齢」という言葉に、ドキッとする女性読者も多いのではないだろうか。これは「今、自分の卵巣に残っている卵子の数が何歳相当であるか」を表すものだ。
女性は胎児のころから決まった数の卵子を持っており、この数は生涯増えることはない。そしてその卵子は、基本的に毎月起こる排卵により少しずつ数が減っていく。
本記事で使用する株式会社ファミワンの卵巣年齢チェックキット「F check」では、この卵子の残数をAMH値というホルモン値から予測し、実年齢と卵巣年齢のギャップを調べることができる。ここでは卵子の質までを見るのではなく、あくまで数の予測のみだ。
個人によって差はあれど、女性は胎児の時点で500〜700万ほどの卵子をもっていると言われている。それが今の年齢でどれくらい残っているのかは、確かに気になる……。これから子どもを授かりたいと考える新婚の31歳ライターが、実際に計測をしてみることにした。
0.1mlの血液で「卵巣年齢」をチェックしたら想定外の……!? 31歳・妊活中ライターが計測してみた!
これまでぼんやりと考えていた「出産」のタイミング。まだまだ先と余裕をかましていたら、いつの間にか30代に突入していた。人生の一大イベントである「出産」を、もう一歩具体的に考えてみるべく、31歳ライターが、自分の「卵巣年齢」を調べてみた。
卵巣年齢=卵巣に残る卵子の残数
さっそく卵巣年齢チェックを自宅で体験!
「F check」は、指から採取したわずか0.1mlの血液から卵巣年齢を推測するというもの。ネットで注文後、数日で自宅に届く。

白い箱に入れられ、中身がわかりにくい状態で届く ¥21,978(税込)

専用キットで採血。説明書通りに行わないと、なかなか血が出なくて苦労するかも
自分で採血をするタイプの検査が初めてでも、簡単に終えることができた。採血後、専用の液に混ぜて検査機関に郵送する。ちなみにピルを飲んでいる場合は、ピルの服用を一旦休んでから使用する必要があるようだ(詳しくはHPでご確認ください)。

検査機関に送るシリンダーはこんな感じ。筆者の場合は、採血から梱包完了まで約10分かかった(必要な量の血液がなかなか出なかったため)
実はこの検査には少し不安のある筆者。というのも毎月の生理の経血量がかなり多く、生理痛も4日目まで続くタイプ。自分の生理に関して普段から悩みや過ごしにくさを感じていることもあり、何事もないはず!とは言い切れない……。
「現時点を知り、行動を起こすきっかけ」と捉えて
約2週間で結果が到着。事前登録したサイトのマイページに結果が表示される。

登録したマイページからアクセスして結果を見ることができる
実年齢からプラス3歳……。つまり、筆者に残る卵子の数は34歳の平均値と同等と推測されるということ。自信がなかったとはいえ、やはりこの結果はちょっと凹む。
しかし、ファミワン所属で、実際に医療現場で看護師として働く石橋双葉さんは、「この結果に落ち込む必要は全くないですよ!」と言う。
「この結果は、『妊娠する確率』ではありません。この検査でわかるのは、あくまで『卵子の数』のみ。卵子の数は少なくても今から妊活をしっかり始めれば、問題なく妊娠できるチャンスは十分にあります。若ければ、卵子の数が少なくても、『卵子の質』は問題ないということも多いです。ですから、結果が出た段階で計画的に動き始めることが大事だと思います」
事実、実年齢よりも卵巣年齢が高いという結果は、決して珍しいことではないのだそうだ。
「実際に病院で勤務をしていて、実年齢よりも高い結果をお伝えすることも珍しくありません。例えば20代の女性に40歳近くの結果であったことを伝えることもあります。その結果を聞いた当初は落ち込み、事実を受け入れることができない方もいらっしゃいますが、その事実に20代の時点で気付けた事は前向きに捉えてほしいです。
なので、私どもは今知れたことでできることがあることを伝えています。知った上で妊活の進め方やファミリープランを考え、治療方法や対策も考えることができるからです」
卵巣年齢は、ライフプランを考える要素
石橋さんは「現時点の自分の体を知るという意味でも、いつか子どもが欲しいと願う女性に『F check』をしてみてほしい」と訴える。
「『膣内検体採取式 子宮内フローラCHECK KIT』が妊活の具体的な手段の一つだとすれば、『F check』はその一段階前の検査です。今すぐに子どもが欲しいというわけではない方も、自分の卵巣年齢を把握することによって、今できることはないかと考えることができますよね。ご自身のライフプランを考えるという意味でも、ぜひ関心を持ってほしいと思います。
現在、ファミワンは多くの企業や自治体と連携して妊活や不妊治療の支援を行っています。もちろん、お勤め先やお住まいの地域が提携していなくても、登録していただければ誰でもLINEで相談していただけるので、『F check』の結果に不安を感じたという方も気軽にご相談いただければと思います(専門家との相談には有料登録が必要)」

ファミワンが展開する「妊活コンシェルジュ」
現在、卵子凍結を福利厚生として導入している企業も出てきている。アメリカなどでは大企業の多くが取り入れている制度で、日本の企業にもじわじわとその波が来ているようだ。女性の社会進出が叫ばれて久しいが、社会の制度がその実現に向けて動き出している。
<参考資料>
「卵子凍結」を福利厚生に/社員がライフプランに合わせて活躍できる環境創り
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000097803.html
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