パートナーと一緒にイケるバイブ、オーガズムをデータ化するアプリ…進化した「セルフプレジャーグッズ」5選

「女性がそんなことをするなんてふしだらだ」「そもそも女性には性欲なんてないのでは？」という従来のイメージがつきまとい、これまでネガティブなイメージをもたれてきた女性のセルフプレジャー（マスターベーション）。女性自身にも女性のセルフプレジャーを否定する風潮があったのではないでしょうか。

しかし、快適に生きるため、女性であってもセルフプレジャーを楽しむのは決しておかしなことではありません。

現在ではセルフプレジャーによるリラックス効果なども知られるようになり、それに伴って多種多様なグッズが開発されています。

オンラインはもちろん、実店舗でも広く取り扱われており、もはやコソコソ買うモノではなくなりつつある女性のセルフプレジャーグッズ。本記事では、その中から最新グッズを紹介します。

1.LORA DICARLO　DRIFT　￥16,940（税込）

「えっ、結構『アレっぽい』形じゃん……！」と思った方、ご安心を。

初心者も安心のコンパクトサイズながら、乳首やクリトリスに当ててもよし、挿入してもよしの万能型。

「DRIFT」の１番の売りは、人肌ほど（40℃）にまで温まるところ。心地よい温度で、力を抜いて楽しむことができます。ヘッドのふくらみに振動が一点集中する構造となっており、体の細かな部分にも的確に刺激を与えることができます。

本体には医療用シリコーン素材が採用されており、肌触りもソフト。使用後しっかりと洗えば衛生的にも安心です。

2.iroha ukidama　¥6,900（税込）

日本の女性向けプレジャーグッズブランドのパイオニアといえば、「iroha」。

「ukidama」は、お風呂に入りリラックスしながら楽しめる、和風デザインのインバスグッズです。

３段階の振動と1つのリズム振動で刺激を調整することができ、プレジャー用途はもちろん、凝りが気になる部分に当ててマッサージをしてもOK。お風呂に置いてあっても異質な存在にならないデザインがうれしいですね。

3.iroha SVR　¥5,800（税込）

1人で楽しむのはもちろん、パートナーと一緒に楽しみたいときにも活躍するのがこちら。

挿入行為中、リングに男性器をはめて使用すると、バイブ部分の振動がクリトリスに届く設計になっているので、2人同時に快感を得ることができます。

セルフプレジャーは、2人の時間をより幸せにするためにもなる行為。1人のときと2人のとき、それぞれの時間で楽しめるのはうれしいですね。手のひらサイズなので、旅行に持っていくのもおすすめです。

4.FUN FACTORY　ストロニック・プチ　¥19,800（税込）

自分の体をより探究したいならこちら。

ドイツの老舗トイブランドが開発した「ストロニック・プチ」は、クリトリスの“見えざる部分”を刺激することをねらった挿入型トイ。

一説によると、クリトリスの90%以上は体内に埋まっており（！）、全貌は肉眼では見えないのだとか。波型の凹凸は、クリトリスの隠れた部分を的確に刺激するために計算された設計で、これまで意識していなかった部分の快感まで目覚めさせてくれます。

一度挿入すると、ハンズフリーでピストンされるので、持ち手が疲れることなく楽しめるのもうれしいポイント。

5.Lioness スマートバイブレーター ライオネス　¥24,750（税込）

最後に紹介するのは、アプリ連動型バイブ！

アメリカで開発された「ライオネス」は、使用者のオーガズムを膣の収縮や温度などを測定してアプリで管理、記録する次世代トイです。

オーガズムが人それぞれ違うのは当然ですが、日によって「満足度の高さ」も異なりませんか？　その違いをアプリで記録することで「どんな状況で」「どんな気持ちのときに」「どんな気温で」より上質なオーガズムに達することができるのか、客観的に知ることができます。

「ライオネス」の記録があることで、これまでパートナーにうまく説明できなかったことを的確に伝えることができ、より満足度の高いセックスができるようになるかもしれません。

日本語対応のアプリはApp Store、Google Playで配信。Bluetoothで接続すれば簡単に使うことができます。

これまでは女性が使うグッズだとしても、リアルな男性器を想起させる生々しいものや、目がチカチカするようなドギツい色など、見た目から「エロいもの」という印象が強かったセルフプレジャーグッズ。

フェムテックを扱うショップ「fermata」の近藤佳奈さんは、「現在は、女性が手に取りやすく、ポーチに入れたりインテリアにしたりしたくなるようなデザインが増えてきた」と言います。

事実、今回紹介したもの以外にも、リップスティック形のものや、インテリアオブジェのような可愛らしい商品がたくさん開発されています。

また、今回紹介したグッズのブランドやショップでは、使用後のトイをブランド問わず回収するサービスのほか、電話や実店舗に関わらず、必ず女性が対応することを重要視しており、ユーザーの“心理的安全性”を保障する姿勢が垣間見えました。

プレジャーグッズの購入を検討している女性には、「性に関することを楽しみたい」と思っている人以外にも、性交痛やセックスレス、性経験がないなど、誰にも相談できない切実な悩みをもっている人が少なくありません。

そうした悩みや要望に寄り添い、女性のセクシャルウェルネスを底上げに一役買っているといえるのも、プレジャーグッズ。今後のさらなる進化と認知度アップに期待したいですね。