農園リゾート複合施設「THE FARM(ザ ファーム)」は、豊かな自然に囲まれたロケーションの中、コテージやグランピングで宿泊したり、貸農園やBBQなどが楽しめる、今までになかった“農園リゾート”。
アウトドア・イノベーション・サミットでは、5年連続東日本No.1に選ばれ、3か月先まで週末の宿泊予約はいっぱい、それに加えて、予約のキャンセル待ちが年間18,000件以上発生するほどの人気施設です!
その中に佇む日帰り温泉施設「かりんの湯」がリニューアルオープン。ポンチョや水着でのんびりくつろげるスポットや極上のリラックススペースが新設されるそう。
「農園リゾートのなかでサウナ…!?」と噂を聞きつけたサウナを愛する筆者。サウナー垂涎のスポットを一足早く体験してきました!
農園リゾート・おふろcaféかりんの湯でととのった〜!サウナ好きライターが体験レポ
千葉県香取市にある農園リゾート複合施設「THE FARM(ザ ファーム)」内の温泉施設「かりんの湯」が、4月28日(木)に温浴ブランド「おふろcafé(R)」の8店舗目としてリニューアル! その内覧会の模様を、サウナ好きライターがたっぷりレポします。
都会の喧騒を忘れられる“農園リゾート”

東京駅八重洲口から銚子行きの高速バスに揺られること約80分。ふと気付くと、あたり一面に畑が広がっている…! そんな都会の喧騒を忘れるのどかな場所に「おふろcaféかりんの湯 」はあります。

「大人も子どももファミリーも、みんなが満足できるような“欲張り施設"を目指して作りました」。代表の武田さんの言葉の通り、扉の向こうにはワクワクする空間が広がっていました。
気になるポイント1:1日中籠れちゃう! 焚き火ラウンジでワーケーション

エントランスを入ってすぐにある焚き火ラウンジでは、1万冊以上の漫画と飲み放題のコーヒー、デトックスウォーターで1日中まったりと過ごせます。

焚き火の前に座って会話に花を咲かせるも良し、小上がりの畳の上でダラダラと寝転ぶも良し、パソコンを開いて黙々と作業をするも良し。

さらに、全部で14室あるという小部屋・ヒトシェルフでは、それぞれに読書灯とコンセントが付いており、漫画を持ち込んだり、スマホで映画を観たりとプライベートな時間を満喫できちゃいます。

ヒトシェルフは、プレオープン中、1番人気のスポットだったとのこと!こんなところに潜ったら一生出て来れんよ…。

また、静かな場所でじっくり仕事に集中したいという人には、サウナリラックスルームがオススメ。「大人向けの空間を目指し、落ち着ける雰囲気づくりにこだわった」とのことで、よく見ると、目線が合わないように家具が配置されているのです…!
天然木を使った床も心地良く、リラックスしながらお仕事ができちゃいます。
気になるポイント2:家族やカップルで楽しめる! 男女共用大型サウナ

ひとしきり館内をまわったあとは、館内着にお着替え。「おふろcaféかりんの湯」の館内着は、おしりまですっぽり覆えるポンチョ。鮮やかなスカイブルーにかりんのワンポイントイラストがかわいいです。

ちなみに、なぜポンチョなのかというと「誰とでも一緒にサウナに入れるように」とのこと。リニューアル前に実施したアンケート調査で、大人がサウナが楽しめない理由のひとつに「子どもが一緒だから」というのがあったのを受け、子どもが遊ぶ様子を眺めながらととのえるような場所が生まれたのだそうです。

そんな、館内着や水着で楽しめる男女共用大型サウナは、サウナデートや家族サウナにぴったり! 30名でもゆったりと入れる広々空間では、熱波師によるアウフグースや、自分でストーブに水をかけてセルフロウリュを楽しめるのも魅力。

ここで使われているのは、なんと日本では2台目の導入となる、ドイツの人気サウナストーブ【EOS Zeus/Zeus L】。ゆったりとした木のカーブが美しい…。
15分間に1度のペースでミストが吹き出すオートロウリュ仕様のため、湿度高めのしっとりやわらかなサウナで、心地良いととのい体験ができます。

実際に入ってみると、肌触りの良いミストが身体をやさしく包み込む…。うぉぉ、やさしいけれど上段はしっかりと熱い!(笑) でも、サウナ内がものすごく広く、好きな場所に座れるのでサウナ初心者でも安心。

身体を預けて浸れる桶型の水風呂が2つ完備されているので、水着を着用していればポンチョを脱ぎ捨ててザブン!と突入することができます。香り高いヒノキ浴槽なのがまた贅沢。

しっかりクールダウンさせた身体を拭いて、ずらりと並んだハンモックに身を沈めると…はぁ…心地よい風が火照った身体をすべってゆく…! 屋根があるので雨の日でもバッチリですね。
気になるポイント3:2倍ととのう! バロウ製バレルサウナとオロポ色の温泉

オープンなサウナを楽しんだあとは、大浴場にあるサウナへ! 「おふろcaféかりんの湯」には男風呂・女風呂ともに窓付きのベーシックな2段サウナ(右)と、今回新設された特注のバロウ製バレルサウナ(左)、2つの水風呂、そして広い“ととのいスペース”があります。(サウナハットスタンドがあるのも地味に嬉しい…)

バレルサウナは樽型で奥にサウナストーブがあり、向き合う形で座るのが特徴。形状上、サウナストーンから発生した蒸気がサウナ全体をすばやく循環するので、座る場所に関わらず全員が快適なととのい体験ができます。
女性用の設定温度は85度ですが、アロマ水を用いたセルフロウリュができるので、私が入ったときには調子に乗って92度まで爆上げ! 設定温度がちょっぴり低くても、自分で調整できるのがセルフロウリュの素晴らしいところですね。

扉の向こうは、国産木材のみを使用したなんとも美しい造りにうっとり…。
人と向き合うのはちょっと恥ずかしいなぁ…と思いつつ、「ロウリュしてもいいですか?」などと小さくコミュニケーションを取るのもオツなもの。
ロウリュをした瞬間から温度と湿度が急上昇し、一気に汗が吹き出してきます。耐えて耐えて耐えたのちにドアを開けてヒノキ浴槽へ突撃。地下水を汲み上げた冷え冷えの水風呂を贅沢に独り占めしたあとは、“無重力”なリクライニングチェアを限界までググッと倒します。
寝転んでから初めて気付いたのですが、ここって空がとても広いんです。視界を遮るような電線もなく、建物もなく。昼サウナでは青空を、夜サウナでは星空を眺めながら、心ゆくまでととのえることができます。はぁ、気持ちいい。

ちなみに、こちらには1500メートル地下から湧き上がる「含鉄・よう素-ナトリウム-塩化物強塩冷鉱泉」という珍しい温泉があり、ほんのり黄色みがかっている様子が“オロポ色”と呼ばれているそう。たしかにこの色はまごうことなきオロポ(オロナミンCをポカリスエットで割ったサウナー愛飲ドリンク)…!
源泉のままだと濃すぎて設備が壊れてしまうため、内湯は50%、外湯は30%に薄めているそうですが、かなり塩分が強めなので湯冷めしにくく、ぽかぽかが持続するのが嬉しい。オススメは、温泉→サウナ3セット→温泉の温泉締めです。
気になるポイント4:辛くてヘルシー。農園で採れた野菜を使ったサ飯

サウナに入るとおなかが空くもの。というわけで、おいしいサウナ後のご飯、通称“サ飯(読み方:さめし)”を求めて「ザファーム食堂」へ!
手前には電源付きのスペースもあるので、ここで1人しっぽりやるのも良さそう。

農園で採れた野菜や地元のお肉を使った「和んプレート」では、オリジナルのドレッシングを使ったサラダや芋豚のしゃぶしゃぶなど、フレッシュな食材をおいしくいただけます。

そして、筆者が飛びついたのはこちらの“サ飯”! 農園野菜のグリーンカレー、四川麻婆豆腐、とり塩ラーメンと3種類のメインがあるのですが、今回は四川麻婆豆腐を試食。ちょっと悶えてしまうほど辛かった…!
野菜スムージーのほかに、オロポもセットにできるので、サウナ後にぜひ食して再び汗を流していただきたい。

ちなみに併設された「ザファームカフェ」でも、自社農園で採れた野菜をベースに、料理人が考案した個性的なメニューをいただけます。

なかでもひときわ目を敷くのが「ハチウエ」と呼ばれる、どう考えても植木鉢にしか見えないパフェ。「いや、これどうやって食べるの?」と戸惑うのも束の間、スタッフさんがスコップ型のスプーンで掘り掘り…。
一見土に見えるのは砕いたココアクッキー。なかにはバニラジェラート、テリーヌショコラ、季節のフルーツ、チーズケーキやグラノーラなど、さまざまな味わいと食感が楽しめる具材がぎっしり詰まっており、思わずおかわりしたくなるほどのおいしさでした。
これは癖になりそう。
テーマパーク感覚で家族と楽しめる「おふろcaféかりんの湯」

本格的なバレルサウナや、ハンモックとチェアが並ぶととのいスペースなど、サウナーを唸らせるような魅力が詰まった「おふろcaféかりんの湯」。
個人的にはひとり…というよりも、友人やカップル、ファミリーにオススメしたいスポット。サウナ好きな人も、これから楽しみを知りたいという人も、ぜひテーマパーク感覚で訪れてみてほしい。
ちなみに静かにサウナを楽しみたい人には、「THE FARM」内に泊まれるプライベートサウナ付きコテージ「グランピングバレルスイート」もあるので、ぜひ併せてチェックしてみてください!
取材・文・撮影/いしかわゆき
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