「ネコメシ。」の唐揚げで、疲れた現場も思わず笑顔に 

今回は『ネコメシ。』人気メニューの中から、家庭でも簡単においしく作れるメニューのレシピを熊谷さんが特別に教えてくれた。まずは唐揚げ。しっかりと食べ応えあるボリュームで、冷えてもからりとした衣が好評を集めたメニューだ。

「編集者の仕事にもいろいろありますが、『撮影時のお弁当手配』はセンスが試されるものなんです。長丁場の撮影や、緊張感が強いられる現場だったりすると、食事の時間だけが唯一の楽しみでもあるわけで、けっこう責任重大。そんな私にとっての最強カードが『ネコメシ。』さんのお弁当でした。よ~く味の染みたからあげや味付け卵を頬張るやいなや、笑顔になった大御所俳優、こだわり強めのメイクアップアーティストは数知れず。会心の出来と思える誌面の裏には、いつも『ネコメシ。』さんの存在がありました。」 ーー伊藤かおり MAQUIA編集部ブランド統括 

冷めてからがおいしい、唐揚げとおむすび。 ファッション業界人に愛された『ネコメシ。』熊谷典子さんの食卓の作り方。_1
唐揚げを食べた満足感を感じるために、鶏は大きめにカット。1つ1つ丁寧に油の中へ入れていく

「中までしっかり火が通るように、最初は火のついてない状態の油に鶏を入れます。こうすることで、じっくり中まで温まるように。火力はずっと変えずに中〜やや強火ですね」

冷めてからがおいしい、唐揚げとおむすび。 ファッション業界人に愛された『ネコメシ。』熊谷典子さんの食卓の作り方。_2

揚げどきは、音で判断する。最初は「ぼこぼこ」と荒い音だが、段々と水分が抜けてきめの細かい音になるという。

冷めてからがおいしい、唐揚げとおむすび。 ファッション業界人に愛された『ネコメシ。』熊谷典子さんの食卓の作り方。_3

唐揚げと言えば、衣のサクサクとした食感が好きな人も多いはず。時間が経っても食感が残るように、揚げたあとは、しっかり冷ますのがポイント。

「温かいままでお弁当箱に詰めると、衣が水蒸気でへたってしまうんです。くっつかないように間隔を空けてバットに並べます。夏場の暑い時期は、クーラーの下でなるべく早く冷ましましょう」

<唐揚げ>
鶏もも肉・・・1枚(約300〜400g)
漬け汁・・・正油大さじ2、片栗粉大さじ1、砂糖小さじ2、すりおろし生姜大さじ2、塩小さじ2分の1、卵1個、コショウ、ガーリックパウダー又はニンニクを適量。
米粉・・・適量
揚げ油・・・適量

①鶏肉を6〜7個に切る。
②鶏肉を漬け汁に45分〜1時間ほど漬ける。(漬けてから時間を置かずに、冷凍保存も可能)
③米粉をつけ、少し落ち着かせる。低音の油に皮を下にした鶏肉を入れ、中火〜やや強火で揚げる。
④片面が揚がるまではなるべく触らず、色がついたらひっくり返す。
⑤両面揚がったら、間隔をあけてバットに並べ、なるべく早く冷ます。