“第3次”ではなく、“第5次”ドーナツブーム

最近さまざまなメディアで「第3次ドーナツブーム」という言葉を目にしますが、この言葉をよく見かけるようになったのは、2022年後半からです。

定義としては、第1次は「『クリスピー・クリーム・ドーナツ』の日本上陸」、第2次は「コンビニドーナツの登場」とされています。しかし、それを知ったとき、ある年齢層以上ドーナツファンの方なら、「あれ、ミスタードーナツやダンキンドーナツの存在は?」と疑問に思うのではないでしょうか?

日本のドーナツ文化を語るうえで、アメリカにルーツがある『ミスタードーナツ』や『ダンキンドーナツ(1998年に日本撤退)』を無視することはできませんし、日本では他にもドーナツにまつわる“ブーム”といえる現象がありました。

そこで、これまで日本でどのようなドーナツブームが起こってきたのか、簡単にまとめてみました。

【第1次】1971年 『ミスタードーナツ』『ダンキンドーナツ』が日本に登場
【第2次】2003年 『ミスタードーナツ』が「ポン・デ・リング」を発売
【第3次】2006年 『クリスピー・クリーム・ドーナツ』の日本上陸
【第4次】2013年 クロワッサンドーナツの世界的大流行
【第5次】2022年 現在のドーナツブーム

このように、これまで特定のお店や商品が「ブーム」を作ってきたわけですが、2022年から今も続く「第5次ドーナツブーム」は、それらとはかなり状況が異なります。

【第5次ドーナツブーム到来!】年間500種類食べる“ドーナツ探求家”が大推薦。一度は食べたい至福の生ドーナツ&クリーム入りドーナツ5選_1
1971年に日本に上陸したミスタードーナツ(Shutterstock.com / Walter Eric Sy)
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