韓国エンタメ界の本気を感じる『カジノ』

『オールドボーイ』のチェ・ミンシクが25年ぶりにドラマ出演。ソン・ソック、ホ・ソンテら韓国スター集結のドラマ『カジノ』がおもしろすぎる!_1
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11月30日〜12月1日の2日間にわたり、シンガポールのマリーナ・ベイ・サンズで開催された「ディズニー・コンテンツ・ショーケース2022」。各国の話題作はそれぞれに質の高さを感じさせるものでした。とりわけ、作品数とラインナップの幅広さも含めて、韓国の熱量には圧倒されました。

その韓国が、最も力を入れている作品のひとつが、12月21日から配信がスタートした『カジノ』です。

あらゆる欲望が渦巻くフィリピンのカジノを舞台に、カジノに人生を賭けた男チャ・ムシクの波乱の人生を描く本作。『オールドボーイ』(2003)などの韓国の国民的俳優チェ・ミンシクが、26年ぶりにドラマに主演することが大きく報じられています。

そのミンシクの熱演とともに、『私の解放日誌』(2022)のソン・ソック、『エクストリーム・ジョブ』(2019)のイ・ドンフィ、『イカゲーム』(2021)のホ・ソンテほか、実力派俳優のアンサンブル演技が見もの。『犯罪都市』(2017)のカン・ユンソンが監督・脚本を手掛けるクライム超大作です。

シンガポールのイベント2日目に行われた記者会見は、国別で言えば最多参加だった韓国記者のみに限定。後日、ソウルで開催された監督とキャスト総勢7名が出席した大々的な製作発表会は、各国記者がオンラインで参加できる形でライブ配信(英語同時通訳あり)されました。
自国に対する優遇と同時に、対世界へのアピールという意味でも、韓国の本作への気合いの入り方は別格だと感じられました。