フジテレビ、情報制作センターで働く馬場好加さん。もともとアナウンサー志望だったという彼女は、選考を受ける中で総合職にも興味を持ち、この4月に入社。現在は情報制作センターに配属され、「めざまし8」の制作にADとして携わっている。入社から半年たった今、就活のことや現在の仕事について話を聞いた。

アナウンサー志望から総合職へ

――なぜテレビ局で働こうと思ったのでしょう?

もともとアナウンサー志望だったんです。それでいろんなテレビ局の選考を受けていたのですが、フジテレビだけは人事部の方々がなごませてくれて、あまり緊張せずに受けられたんですよね。そのときに、まずフジテレビという会社に魅かれて、総合職も受けてみることにしました。

――アナウンサーに憧れたのは、なぜだったのでしょう?

高校生のときに、映画の舞台挨拶を見に行って、そこでキャストや会場を盛り上げている姿がかっこよかったんです。そこから憧れるようになって、大学ではメディア関係の学部に進んで、学内のアナウンサー講座も受けていました。

――アナウンサー志望から総合職への選考に切り替えるときの葛藤はなく?


もともとテレビを作る側への興味もあったんです。大学で制作に関する授業も受けていましたし。ただ、アナウンサーの試験に通過していることさえ奇跡だった私にとって、総合職は畑違いで、自分には向いていないんじゃないかなという不安はあったんです。
でも、試験を受けていく中で、お世話になっている方から「選考を受けるなかでいい印象を受けたなら、フィーリングが合うんだろうし、総合職も受けてみた方がいいよ」って言ってもらえて、受けるだけ受けてみることにしました。

――総合職の場合、どこに配属されるかがわからないじゃないですか。そこへの抵抗はなかったんでしょうか?

そこまで考えていなかったというのが正直なところですね(笑)。もともと自分の知らない世界を知ることへの抵抗は全然ないタイプでしたし、むしろ「いろんなことをやってみたい」と思える自分には向いているんじゃないかなと前向きに捉えました。