「LOVE & PEACE 〜みんなでシェア!〜」がテーマの今年の紅白。紅組、白組、企画コーナー合計43組の出場が発表された。

その中で初出場を掴んだのは10組。紅組ではIVE、ウタ、Aimer、緑黄色社会、LE SSERAFIM、白組ではSaucy Dog、JO1、なにわ男子、Vaundy、BE:FIRSTとそれぞれ5組だ。

IVE

IVE(読み方:アイヴ)は、2021年12月に韓国でデビューした6人組ガールズグループ。メンバーは、ユジン、ガウル、ウォニョン、リズ、イソと日本人のレイで、IVEというグループ名には「私、そして私たちが持っているもの(I HAVE=IVE)を堂々と見せる」という意味が込められている。

1stシングルアルバム『ELEVEN』でデビューし、韓国の音楽番組で1位を総なめ。今年の10月19日に同曲で日本デビューをした。

ウタ

原作者・尾田栄一郎が総合プロデューサーを務めた映画『ONE PIECE FILM RED』に登場したキャラクターが歌姫・ウタ。そのボイスキャストを『コードギアス』シリーズのナナリー・ランペルージ役、『僕のヒーローアカデミア』の葉隠透役などでおなじみの名塚佳織が、歌唱キャストを2020年10月に『うっせぇわ』でメジャーデビューした歌い手・Ado(読み方:アド)が務めている。

会見には、愛嬌たっぷりのビデオメッセージを送ったウタ。アニメのキャラクターが紅白歌手として出場するのは今回が初だそうだ。

Aimer

アニメ『鬼滅の刃』の主題歌『残響散歌』で脚光を浴びたシンガーソングライターAimer(読み方:エメ)。デビュー12年目のAimerだが、生年月日などの詳しいプロフィルはいっさい非公表。『残響散歌』は、ヒットの基準とされる1億回再生を史上5番目の早さで突破し、シングル盤は12万枚超を売り上げた。

メディアなどに出演する機会も少ないため、紅白出場は非常に貴重だといえる。一度聴いたらたちまち魅了されるハスキーな歌声を生で聴けるのが楽しみだ。

緑黄色社会

結成10周年の男女混合4ピースポップ・ロック・バンド緑黄色社会(読み方:リョクオウショクシャカイ)。ファンからはリョクシャカの愛称で親しまれており、メンバーは長屋晴子(Vo/Gt)、小林壱誓(Gt)、peppe(Key)、穴見真吾(Ba)の4人だ。

2020年にリリースし、各ランキングで1位を獲得したアルバム『SINGALONG』。そのリード曲「Mela!」は、日本テレビ系『スッキリ』の「ひとつになろう!ダンスONEプロジェクト」の課題曲として話題を呼び、ストリーミング再生数2億回を突破。ボーカル長屋晴子の透き通る歌声と、バリエーション豊かな楽曲がクセになる。

LE SSERAFIM

BTSなどのレーベルを擁するHYBE初のガールズグループLE SSERAFIM(読み方:ル セラフィム)は、キム・チェウォン、ホン・ウンチェ、ホ・ユンジン、日本人のカズハ、元HKT48で元IZ*ONEのサクラ(宮脇咲良)の5人組。

デビューアルバム『FEARLESS』は発売1週間で30万枚超を売り上げたほか、日本をはじめとする13の国と地域で「iTunesトップアルバムチャート」1位を獲得し、世界的に旋風を巻き起こしている。オルタナティブポップ、ディスコパンク、R&Bなどさまざまなジャンルの音楽と、パフォーマンス力の高さが魅力だ。