ルッキズムの被害者は誰か?


「この数週間で容姿ネタに関してじっくり考える機会が何度かあって、私達は容姿に言及するネタを捨てることにしました!」

2021年4月8日、女性芸人だけの大会「THE W」3代目王者でもある3時のヒロイン・福田麻貴のツイートは瞬く間にネットニュースになった。このツイートの前日に放送された「エンタの神様」(日本テレビ系)で3時のヒロインがネタ中に発した「2年ぬか床に漬けたあいみょんみたいな顔」「リトグリに書類審査で落ちたみたいな顔」という表現に両アーティストのファンからクレームが殺到、それを受けて福田はこう宣言したのだ。

「2年ぬか床に漬けたあいみょんみたいな顔」
「リトグリに書類審査で落ちたみたいな顔」

これはもちろんアーティストを直接揶揄したものではない。「ぬか床に漬ける」「書類審査で落ちる」という表現で自分自身を落として笑いにしようとするものだ。実際「こんなことで」と感じるお笑いファンも少なくなかった。しかし福田は「容姿ネタを捨てる」と宣言した。

「見た目が面白ければ、まずは面白く感じてもらえるとは思うんですけど、それだけでやっていけるほど甘い世界ではないから」

「女芸人がお互いをブスいじりするようなネタは、飽きられてきてますよ。オーディションでも『またそのネタか』って言われる。『女芸人ね、はいはい自分たちの容姿イジるやつね』みたいな。その時点で、見る気うせるって」