尾形にとって最下位の位置付けのバラエティ。BS吉本の「ガッツ100%TV」は脳みそに直接クル笑い_01
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「忘れガッツ、思い出しガッツ、みんなで取り戻しガッツです」

毎回冠スポンサーが1社付き、その商品やサービスを全力で紹介するバラエティ番組、『ガッツ100%テレビ』。メンバーは前述の3名。トークやプレゼンが得意なわけではなく、若い世代からの人気が特に高いわけでもないが、とにかく体を張る「ガッツ」が魅力。YouTubeでも再生回数を稼いでいる。

――取材前に、収録を1本見学させてもらいました。熱気がすごかったです。

尾形 熱気はあるから! 地上の全番組イチじゃない!?
ナダル そうっすね。僕ら、ほんまに企業さんのPRしたい気持ちが強いですから。
岩橋 あと、優勝賞品をもらいたいという気持ちも。
尾形 優勝賞品が毎回めっちゃすごいんだよね。こんなの今どきないよ。

――商品の豪華さ以外に、3人が感じる『ガッツ100%テレビ』ならではの魅力はどんなところですか?

尾形 ガッツでしょ! 『ガッツ100%』ですから。99%でもない、100%ガッツだけ!
岩橋 尾形はこうやって自分に言い聞かせてるときがある。たまに迷走したり自信なくしたりして「ガッツ」を忘れてるんですよ。そういうとき、ものすごい声小さい(笑)。
ナダル その後「ガッツ」思い出すと声がでかくなる。そのときのギャップがすごいんですよね(笑)。
尾形 「違う違う! ガッツ! ガッツだ!!」って気づくときがあるんだよ。
岩橋 スマートな笑いじゃなくて、汗かくことで観る人の心を打つことを目指してるところはありますね。
ナダル 大喜利系の企画がたまにあるんですけど、大喜利って普通はパーンと一言で笑かすものじゃないですか。でも僕ら、回答した後にいろいろ付け足しますからね。あんなのはガッツないとできないですよ。

尾形にとって最下位の位置付けのバラエティ。BS吉本の「ガッツ100%TV」は脳みそに直接クル笑い_02

――それぞれ、3人の中で自分はどんな役割だと自負していますか?

岩橋 尾形は強烈じゃないですか。
尾形 お前に言われたくないよ。
岩橋 スベろうが何しようが関係なくわーわー前に出る根性男なんです。ナダルはナダルで口数多いし言葉や動き、表情もすごいんで、自分のポジションをどうしたらええんやろうと……。
ナダル いやあるやろ! めっちゃあるやろ! どんだけむちゃくちゃなことしてるか。
ナダル 岩橋さんは突拍子もないことやりだしたりもするけど、ツッコミがめっちゃうまいんです。急にバチコーンと一言で刺して、ドーンとウケるときがある。僕らが気づかへんところをツッコんでくれるので助かります。僕はサポート役に徹してることが多い気がします。実は裏回し的なことをやってるんじゃないかと。
岩橋 たしかに、ナダルはずっと何かしゃべってるんで、場が回ってる感じはあるなぁ。
尾形 ちょっと悪いことも言ったりするので、ピリッとしたスパイシーな役割ですね。僕はなんですかね……いちばん大きい声出していくところ。いちばん年上なんですよ。(岩橋に)年下だよな?
岩橋 うん。でももうこの歳なったら一緒やけどな? 44やで、俺。
尾形 自分の中では、兄さんとして引っ張っていこうって意識はありますね。
岩橋 実際、リーダー感はある。「ガッツ」ってコンセプトでいったらいちばんの王道いってるし。
ナダル 企画によってはみんなビビって声が小さくなるときがあるんですよ。そういうときに尾形さんが思い出しガッツでいってくれて。忘れガッツ、思い出しガッツ、みんなで取り戻しガッツです。