一命を取り留め、一般病棟に移ることができた私は、「くも膜下出血を発症し職も失った。完全に人生の底をついた。あとは上がるだけだ!」と思っていました。
しかし、そんなことはありませんでした。更なる地獄が待ち受けていたのです。
地獄の始まりはお見舞いに来た母方の叔父の一言からでした。
「マーちゃん、札幌のどこで倒れたの?」
私は答えました。
「それが…よく憶えてないんですよー(ウソ)」
そこからお見舞いに来ていた親族総勢12名による「どこで倒れていたか推理合戦」が始まったのです。私は「絶対に倒れた場所バレたくない! バレるくらいなら死んだほうがマシ!」と思いました。
果たして、12人の優しい親族たちは真実に辿り着くのか!?
エンタメ 2022.11.19
「どこで、くも膜下出血を発症したのか?」紅白お見舞い推理合戦/くも漫。(10)
半ニートのアラサー男が風俗店でくも膜下出血を発症……恥と死が隣り合わせの過酷すぎる闘病生活と、それを支える家族の絆を描く全国民必読、爆笑と感動の実録ドキュメント!
SHARE
第10話 紅白お見舞い推理合戦

漫画の続きは下のボタンから!
<「くも膜下出血」とは>
【概要】脳表と脳を覆うくも膜の下に出血が広がった状態を指す。
【原因】ほとんどは脳動脈瘤の破裂によるもの。
【症状】猛烈な頭痛、吐き気、嘔吐。より重篤な場合は傾眠、錯乱、麻痺、四肢の硬直等も出現し、危険な状態となる。
©️中川学/リイド社
「くも漫。」漫画一覧はこちら