大ブレイクの要因はセルフ改名にあり⁉ 「雪平莉左」誕生秘話_01
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初水着は「東京カレンダー」

――グラビア各誌で活躍中ですが、今年9月には同じ週に「週刊プレイボーイ」「ヤングジャンプ」の表紙を飾り、W表紙記念で行ったオンラインサイン会も大盛況。元々、グラビアに興味はあったんですか?

最初は、グラビアのお仕事を始める予定はなかったんです。コロナ禍になってから事務所に入ったので、これからどんな仕事をするのか迷う時期でした。そんな中、WEB版の「東京カレンダー」さんの企画でナイトプールに行くというお仕事をいただいて。

――都内のホテルのプールを紹介する連載企画「東京プールラバー2020」ですね。

プールなので水着の撮影があると言われて、自分でメイクして自前の水着を持って現場に行きました。そのときの写真やムービーがS N Sでバズって、そこから初めて正式にグラビアのお仕事の依頼をいただけるようになって。

――『東京カレンダー』さんとはいえ、急に仕事で水着になることに抵抗はなかったんですか?

普段からジムに行ってボディメイクをしていたせいか、不安や抵抗感が意外となくて。もしかしたら、ナイトプールだったからというのもあるかもしれないです。照明の色があってわかりづらいというか、ちょっと暗い中で撮ったのでそんなに緊張しなかったのかなと思います。

――初めてのグラビアは「週刊プレイボーイ」ですね。

週プレさんとヤンジャンさんから声をかけていただいて、初めてのグラビアは「週刊プレイボーイ」さんで東京カレンダーの企画を思わせる大人っぽい撮影でした。「ヤングジャンプ」さんでは、12人の女のコたちが水着で表紙を飾るということで、私も呼んでいただいて。それぞれが月ごとのグラビアページに登場するカレンダー企画だったのですが、私は2月のバレンタインがテーマの撮影だったんです。ピンクと茶色のバレンタインっぽいセットでリボン付きのカチューシャをしたかわいい系だったので、「こういうかわいい感じにもなるんだ?」ってグラビアに対する印象がすごく変わりました。

――グラビアをやる前はどんな印象だったんですか?

ちょっと際どい三角ビキニを着た女のコたち、みたいなイメージが強かったです(笑)。でも、実際は水着だけでなく洋服を着た撮影もありますし。「週刊プレイボーイ」さんに初めて出たときは、きれいなお姉さんみたいな大人の雰囲気で撮っていただいて。グラビアって雑誌によって全然雰囲気が違うものなんだなと感じました。皆さんに求められている以上のものを出したい気持ちがあるので、最初の頃は誌面を見ると反省点ばかりで。

――反省点というのは?

簡単に言うと、ポージングと表情ですね。初めてのグラビアではしょうがない部分もあると思うのですが、負けず嫌いな性格なので自分自身が納得できなくて。他の方々のグラビアを見て、「自分はまだまだなんだ」ということを自覚しました。グラビアの写真って一生残るものじゃないですか。そう考えるとやっぱり自分のベストなスタイル、表情とポージングで出たいなって気持ちが強くなります。いろんな方々のグラビアをチェックするようになって、いろいろ勉強していますね。カメラマンさんが撮ったデータをパソコン上で見せていただいて、最近は自分からも意見が言えるようになっていると思います。

――成長してますね。今では、コンビニや本屋さんで雪平さんが表紙の雑誌をよく見かけるようになりました。

ラウンドガールのときもそうですが、「東京カレンダー」でバズるとは全く思っていなかったので、最初はすごい雑誌でグラビアをやらせていただいている実感がなくて。撮影現場でスタッフさんに「最初からこの雑誌に出られるってすごいね」と言われて、そこで初めてすごさに気づかされた記憶があります。期待されているものにはちゃんと応えなきゃいけないって気持ちになり、今でもそう思っています。