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エンタメ 2022.09.08

エンタメ化(?)するセレブの裁判。ジョニー・デップ勝訴の鍵は弁護団の巧みな情報操作にあった

今年6月に元妻アンバー・ハードとの名誉毀損裁判に勝訴したジョニー・デップ。これに対してアンバーが控訴状を提出し、裁判は第2ラウンドに突入する見込みだ。両者はなぜ、赤裸々なプライベートが明るみになる陪審員裁判を選んだのか。近年のセレブの裁判事情に迫る。

  • 山縣みどり
  • ロードショー編集部
  • #ジョニー・デップ
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  • #裁判
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非公開の場で解決されてきた過去の裁判

エンタメ化(?)するセレブの裁判。ジョニー・デップ勝訴の鍵は、弁護団の巧みな情報操作にあった_01

裁判に勝訴したジョニー・デップ 代表撮影/ロイター/アフロ

名誉毀損裁判で元夫ジョニー・デップに敗訴したものの、上訴したアンバー・ハード。素人目に見ても「この人で大丈夫?」と思われたイレーン・ブレデホフト弁護士を解任し、強力な助っ人を2人加えた新弁護チームでデップとの第2ラウンドに挑む予定だ。

まず、状況を説明しておこう。
2016年の離婚騒動でDVをめぐってのトラブルが表面化したものの、デップとハードが共同声明を出して、離婚成立。ところが2年後、ハードが「ワシントン・ポスト」紙にDVサバイバーとしての記事を執筆。元夫への言及はなかったものの、デップのことを指していたのは明らかで、記事に激怒したデップが元妻を名誉毀損で告訴するに至ったのだ。ハード側も受けてたつとばかりに逆告訴し、泥沼状態となっていった。

そもそも、アメリカでの裁判は陪審員制が普通で、原告側と被告側が同意した12人の陪審員が審理に出席。そこで提示された証拠や証言などを元に、陪審員同士で話し合い、有罪か無罪かを決定する。日本でも2009年に制度が復活していて、有罪か無罪かだけでなく、有罪の場合は裁判官と一緒に刑罰を決めることになっている。陪審員の偏見によって無実の人間が投獄される場合もあるため、市民の常識と良心が必要とされる制度なのだ。

ただし、有名人が絡むアメリカの裁判の場合、双方の弁護士同士の話し合いによって解決するのが一般的。ほとんどのセレブが有名な凄腕弁護士を雇っていて、訴えられたらすぐに相手の弁護士と話し合って、落とし所を探る。多忙なセレブにとって、時は金なり。裁判に時間をかけるより、和解金を支払ってさっさとケリをつける方が簡単だもんね、お金持ってるし、というわけだ。

また、裁判に持ち込まれたとしても、陪審員ではなく裁判官に審判を委ねるベンチ・トライアルを選択するセレブが多い。最近では女性ファンからセクハラで訴えられた人気シェフ、マリオ・バタリがこちらを選び、裁判所に出廷することなく勝訴している。

さらにブラッド・ピットVSアンジェリーナ・ジョリーの離婚のように、プライベート裁判官に審判を仰ぐ場合もある。これは家族法訴訟の対象者に適用される裁判方法で、秘密保守度が高いのはもちろんだが、費用がかかるのは言うまでもない。有名人の場合は事件に関わる証言でプライベートをさらされるのをよしとしない傾向が強く、陪審員裁判を避けがち。意地悪な見方をすれば、表沙汰にされたくない秘密が多いとも言える。

そんな中、セレブにしてはめずらしく陪審員裁判を選択したデップVSハードだが、その理由は、デップ側が強く希望したから。愛する子供たちのためにも不名誉な訴えは虚偽だと公の場で証明したかったという。受けて立つハード側も一歩も引かない構えで、裁判の様子は世界中に配信され、大きな話題を呼んだ。

先入観を持たない陪審員はそもそもいない!?

有名人の裁判で陪審員に選ばれた人が、“名声”の影響を受けることがないとは言い切れない。だって、人間だもの。
例えば映画『ボクシング・ヘレナ』(1993)を降板したキム・ベイシンガーが契約違反で訴えられた裁判で、陪審員のひとりは、被告のベイシンガーに寄り添う当時の恋人アレック・ボールドウィンを見ながら「『摩天楼を夢見て』(ボールドウィンが出演した1992年の映画)のシーンみたいだと思った」とのちに告白している。

この裁判に関しては担当の裁判官にも問題行動が見られている。裁判中に原告である映画プロデューサーからプレミアに招待されて出席した上、パーティーではプロデューサーと仲睦まじく話し込む姿まで目撃されている。この情報をキャッチした被告側が「裁判官による原告への肩入れ」と申し立てた場合は審理無効となる可能性もあったと思うが、結局、ベイシンガーが敗訴。以来、出演契約を締結する際、映画会社側も俳優側もかなり慎重になったという。

バンダービルト大学の法学部が2006年に発表した論文「法廷におけるセレブリティ 法的対応、心理学理論、実証研究」には、有名人が当事者となった裁判のさまざまな問題点が考察されている。例えば陪審員裁判の場合、有名人が被告席に座る前から事件に関してある程度の先入観を持つ陪審員が少なからず存在することが明らかになっている。

陪審員は普通、事件に関するさまざまな情報に左右されず、公正な判断を求められる。しかし裁かれるのが有名人であれば、まず被告や事件に関しての知識がまったくない陪審員を選ぶことは、かなり困難だ。特に現代は大手メディアだけでなく、SNS上にもさまざまな情報が流出する。真実あり、フェイクありとまさに玉石混合の情報が乱れ飛ぶ時代において、事件について「何の情報も知りません」という人間が存在するのか? 存在していたらいたで、まさに世捨て人のような人間が陪審員として正しい判断を下せるのか否かという疑問も浮かぶ。

SNS上の“正義”は言論の自由か、言葉による暴力か

エンタメ化(?)するセレブの裁判。ジョニー・デップ勝訴の鍵は、弁護団の巧みな情報操作にあった_02

裁判所前に集まったジョニー・デップのファン AP/アフロ

そして近年、被告・原告ともに強力な武器となり得るのがSNSの存在だ。6週間にわたったデップVSハード裁判では、ハッシュタグ付きでデップをサポートする声が圧倒的。TikTokにはハードを揶揄するリップシンクがアップされ、法律の専門家もYouTubeで持論を展開(大半がデップ側を支持)。裁判中の陪審員は余計な情報から遮断されているのが建前とはいえ、スマホやタブレットを見れば大衆が主張する“正義”がなだれ込んでくる状況だったのは間違いない。

デップ側の弁護士は、彼の人気がアメリカの法廷でプラスに働くと判断。2年前からボットを使って反ハードのキャンペーンを密かに繰り広げていたそうで、その証拠もあるとか。証言台でデップ側の弁護士によっていくつもの嘘を指摘されたハードは、ネット上では「嘘をつき、元夫から大金を搾り取ろうとしているゴールドディガー」という人格を与えられ、それがどんどん肥大。鬼の首を取ったかのような論調でハードをディスる人が次々に現れていた。ハード=悪女の論調に違和感を持つ人も少なくなかったはずだが、弁護士の読み通りにことが進んだと言える。

そもそも自分の人生と1ミリも関係ない有名人の名誉毀損裁判に、なぜにそこまで感情移入するのかはわからないが、それが名声のパワーなのだろう。もはや言論の自由なのか、言葉による暴力なのかわからない混沌とした状況と化し、陪審員が結論を出す前にデップの勝訴が見えていたと言っても過言ではなかった。

しかし、本当の勝者は誰なのか? デップもハードも個人的な秘密を暴露され、評判にさらに傷がついたのは間違いない。勝者はズバリ、まだまだ終わりが見えないこの騒動に便乗して「いいね!」を獲得しているユーチューバーやTikToker、オンラインのジャーナリストだろう。

デップVSハード裁判を受けて、ワイナリー売却に関連して元妻アンジーを訴えたいブラッドが、陪審員裁判を望んでいると報道されている。2021年、アンジーはブラッドと共同所有していたワイナリー「シャトー・ミラヴァル」の彼女の権利分をロシアの酒造メーカーに売却。ブラッド側が無断での売却は違法と主張しているのだ。ブラッドが実際に裁判所に陪審員裁判の要望書を提出したかどうかは不明だが、今後も、一定の世論が味方につくと考えるセレブが、陪審員裁判を選ぶケースは増えそう。

来年にはFKAツイッグスVSシャイア・ラブーフ、殺人罪で起訴されているラッパーのヤング・サグとその仲間の陪審員裁判が予定されているので、ネット上で再びさまざまな正義論が展開されるのは間違いない。



文/山縣みどり

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山縣みどり

やまがた みどり

フリーライター

ライター。アンアンやELLE、Brutusなどで映画レビューやインタビュー、セレブ・ゴシップなどを執筆。最近は梅干しをつけたり、バタフライピーを栽培したりとスローライフに夢中。

    ロードショー編集部

    ろーどしょーへんしゅうぶ

    1972年に創刊し、2008年に休刊となるまでの36年、多くの映画ファンから愛されていた 映画雑誌「ロードショー」。
    現在も数多く届く復刊希望の声をうけ、集英社オンラインでは、映画に関する記事は「ロードショー」レーベルで発信します。
    劇場で、配信やサブスクリプションでと、映画を作る環境も見る環境も多様化し、膨大な数の作品が作られている今だからこそ、本当に見たい映画を選び、より広く深く楽しむための情報や読みものを届けます。

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