独身女性が主役となり、参加者の中から未来の結婚相手、真実の愛を探す『バチェロレッテ・ジャパン』。
そのシーズン2が、Amazon Prime Videoにて7月7日より配信をスタートさせた。
今回は、7月7日に配信されたエピソード1〜3のハイライトシーンをピックアップ。
バチェラーファンのライター・編集者がファイナルローズ予想も!
※エピソード1〜3のネタバレを含みます。
無口な男、闘志を刺激する男…バチェロレッテの鎧は脱げるのか?【ファイナルローズ予想あり】
独身女性が主役となり、参加者の中から未来の結婚相手、真実の愛を探す『バチェロレッテ・ジャパン』。20代で起業して以降ずっと仕事漬けだった彼女は、この旅で鎧を脱ぎ真実の愛を見つけられるのか。

ピュアな性格が際立つ、2代目バチェロレッテ
2代目バチェロレッテに選ばれた美紀さんは、とにかくピュアでリアクションがいい印象だ。エピソード1の時点で、性格の良さが際立つ。
男性陣のどんなアピールも楽しく受け入れ、コロコロ笑ってしっかり相槌を打つ。その相槌も決して一辺倒ではない。正面から話を聞き、理解したうえで受け答えしているのが伝わってくる。こんな人と話していたら、男女問わずしゃべりすぎてしまいそうだ。

また、序盤でSHELLYが「女性がなりたいと思う顔、かつ男性も好きな顔」と彼女のルックスを評していたが、全面的に同意したい。優しさと親近感を良い配分で混ぜ合わせ、かわいらしさと美しさを掛け合わせたような美人。一言で表すなら”無敵”である。
性格も良く美人な美紀さん。一日が終わるごとに行われるローズセレモニーの場でも、彼女の誠実さが見てとれる。惜しくもお別れとなる男性それぞれに対し、しっかりと「お別れを選んだ理由」を伝えるのだ。人の本質は言葉の端々に出るというが、その通りである。

これまでのバチェラーやバチェロレッテは、どこか完璧すぎる面が否めなかった。
しかし、美紀さんは“無敵”でありながらも、萎縮させない愛嬌と親近感、そして一人一人をしっかり見つめている誠実さがある。
少ない会話でデート&ローズを勝ち取った男
そんな完璧セレブ超人、ピュアなリアクション女王でもある美紀さんは、果たしてどんな男性を選ぶのだろうか? 今回も、実に個性豊かな面々が集まった。
一人ずつ触れていきたいところだが、ここはあえて”2人のバスケットボール選手”それぞれに焦点を当てたい。佐藤・マクファーレン・優樹と長谷川惠一である。
強烈なキャラクターであるマクファーレン(以下、マクファーと呼ぶ)は後ほど触れるとして、先に「少ない会話でデート&ローズの両方を手に入れた男」長谷川惠一の話をしよう。

バチェロレッテ・尾崎美紀と長谷川惠一の出会いの場面
17名の参加者がいる最初のカクテルパーティで、まったく会話できなかった長谷川。はっきり言って美紀さんの印象に残るアピールはできておらず、初日に残れただけでも奇跡に近い状態だった。
それに加えてエピソード2の序盤で行なわれた川下りレースとバーベキューデートでも、目立った言動はできず。美紀さんとの会話よりは、せっせとソーセージを焼く姿のほうが目立っている。
しかし、長谷川の逆転劇はここからだった。なんと美紀さんが、初のツーショットデートの相手に選んだのが長谷川だったのだ。その理由を美紀さんは「野菜以外にソーセージも焼いてくれて。見ている時にいろいろやってくれるのって、わかりやすいんですけど、そうじゃないところでも、私のことを考えて行動してくれるというのは、本当に思ってくれていないとできないと思うので、もっと知りたいと思ってお誘いしました」と説明した。
晴れて、2人はタイのコムローイ祭りへ。ともに「真実の愛を見つけたい」と願いを込めながらランタンを宙に飛ばすシーンは、なんとも幻想的であった。

また、2人のやりとりも自然だった印象を受けた。美紀さんは終始楽しそうに笑い「おもしろくてずっと笑っちゃう!」と繰り返しており、ずっと緊張していたらしい長谷川も肩の力が抜けている。
傍から見ていたら、付き合ったあとの2人の様子も想像できて、微笑ましかった。
デートが終わる直前の長谷川の言葉も良い。「会うのは2度目だから、簡単に好きとは言えない。正々堂々と好きって言えるようになりたい」と誠実さフルスロットル。その真摯な姿にやられたのか、美紀さんもサプライズローズをあげていた。
最小限の会話で初のツーショットデートとサプライズローズを手に入れた稀有な男。長谷川には引き続き注目していきたい。
野郎たちに火をつける“一人の男”に注目
もう一人のバスケットボール選手であるマクファーは、少々クセのある男だ。

美紀さんに一目惚れしたのは明確で、他の男性を寄せ付けまいと美紀さんを独占するような言動が目立つ。ファーストローズを受け取ったことも彼の自信に拍車をかけたのだろう。水上アクティブデート(エピソード3)でも、常に美紀さんの横について離れなかった。
この場合「女性に付きっきりでエスコートに徹するよりも、一緒にアクティビティを楽しむほうが良い印象を得られるのでは?」と個人的には思ってしまうのだが……。
だが、美紀さんの見方は違うようだ。マクファーの姿勢をすべて愛と優しさに変換している。ストレートに思いをぶつけたほうが、ピュアな美紀さんには伝わるのかもしれない。実際のところ、ファーストローズに加えてサプライズローズも受け取っているマクファーは、他の男性陣よりも一歩リードしている。

「自分が一番、美紀さんに近い」と思っている様子が周りにも伝わっているのだろう。エピソード3までの時点で、マクファーは他の男性参加者から、少々、いや、だいぶ煙たがられている。「彼のやり方は良いとは思えない」とはっきり口にする者もいれば「あいつには負けられない」と闘志をメラメラ燃やす者も。
野郎たちの闘志に火をつける男・マクファー。彼の熱いアピールはそのまま、美紀さんが旅のテーマに掲げている“鎧を脱ぐ”はできるのか? それとも、もう一人のバスケットボール選手・長谷川が躍り出るのか? はたまたダークホースが頭角を現すのか?
【ファイナルローズ予想】満場一致で
エピソード1〜3を観た時点でのファイナルローズ予想はこちら!
ライター予想:長谷川惠一
北村のファイナルローズ予想は、断然! 長谷川である。希望的観測と個人的好みも込みだが、どうか彼の誠実さが美紀さんに伝わりますように、と祈りたい。
また、従来のバチェラーやバチェロレッテも振り返ってみよう。EP1序盤のカクテルパーティでまともな会話ができていない、それにも関わらずやけに映る尺が長い人は、終盤まで残る率が高い気がする。ジンクスに乗っかり、長谷川一択に賭けたい。
エディター予想:長谷川&ジェイ
無類の恋リア好き、エディター於の予想は、同じく長谷川さん。ランタンデートで笑い合う2人を観て、「美紀さん、恋してるじゃん!」と思ったからに尽きる。
ただ、あえてずらすならジェイこと、ジェイデン トア マクスウェルを推したい。

うまくいかないことも多いジェイ。ただ「愛を知ることが怖い」ということを嘘偽りなく、伝えた彼は間違いなく美紀さんの心に残ったはずだ。長谷川と比べると、美紀さんの恋している感は薄い印象だが、どこまで行けるか注目だ。
また、余談だが、個人的には小出さんを、もう少し見たかった……。

どちらが2ショットするかプチ揉めしているところ「今の間にちょっとだけいい? 傷つかないから、誰も…」と割って入った小出
文/北村有
写真/©2022 Warner Bros. International Television Production Limited
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