メディア化企画が続々展開される意欲作

原作は既に完結を迎えており、コミックス全13巻が発売中。連載されていたウェブコミック配信サイトおよびスマートフォンアプリ「少年ジャンプ+」では、累計プレビューが１億3000万突破を記録した。作者・田中靖規氏の故郷は本作の物語の舞台・和歌山市と同じで、本作を通じて同市と様々なタイアップを果たしている。
一つ目は、リアル脱出ゲーム「影潜む離島からの脱出」の開催計画。昨年、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う政府の緊急事態宣言を受けて開催中止を余儀なくされたが、和歌山市の実在の無人島・友ヶ島を１日貸し切って行われる予定だった超限定プレミア企画だった。
二つ目は、和歌山市のアニメ観光大使にヒロイン・小舟 潮が本年より就任したこと。これは和歌山市初の試みでもある。
そして三つ目が、和歌山市とコラボした「サマータイムレンダ公式アプリ」。観光名所や聖地を巡る「デジタルスタンプラリー」や和歌山市で使える「クーポン」、キャラクターと写真が撮れる「ARカメラ」等、作品と和歌山市双方をより楽しむことができるスマートフォン向け無料アプリのリリースだ。
さらには実写化企画も控えており、怒涛の展開を見せる注目作品となっている。

豪華陣容が揃うTVアニメ制作陣

注目のアニメは４月14日(木)24：00からTOKYO MX・BS11、26：55から関西テレビ・カンテレほかにて放送開始予定。また、ディズニープラスで見放題独占配信、TVerで1週間限定見逃し配信もされる予定だ。
キャスト陣は、主人公・網代慎平役に花江夏樹、その幼馴染・小舟 潮役に永瀬アンナ、潮の妹・小舟 澪役に白砂沙帆、慎平の親友・菱形 窓役に小野賢章、また多くの名高い声優が脇を固める等、充実の陣容で臨む。
さらに制作陣も実力者揃いで、監督に『宇宙兄弟』『海獣の子供』等を手掛けた渡辺 歩氏、シリーズ構成／脚本に『呪術廻戦』『進撃の巨人 The Final Season』の瀬古浩司氏らが参画する。

繰り返される３日間の謎・事件が２クール25話で完全放送

原作が完結しているからこそ、全25話のアニメ放送回に物語を落とし込める本作。数多くの謎、時をまたいで複雑に絡まった仕掛け、設定等、スリリングな展開がアニメならではの演出で放送される。百聞は一見に如かず。現在公開中のTVアニメ『サマータイムレンダ』のプロモーションビデオやこれまでのティザーPV、アニメ公式サイトをチェックして、期待の新作アニメのクオリティを確かめてほしい。

TVアニメ『サマータイムレンダ』第2弾PVはこちら

©田中靖規／集英社・サマータイムレンダ製作委員会

編集協力／ウェッジホールディングス