近年、テレビからYouTubeに舞台を移して成功を収めている芸能人は多い。たとえば、キングコングの梶原雄太は芸人YouTuberの先駆者として活動し、登録者236万人の人気YouTuberに。江頭2:50は、ORICON NEWSの「好きなYouTuberランキング」で2年連続1位を獲得したことで話題となった。

一方で、YouTubeで苦戦する芸能人もチラホラ……。しかも、無名ではなく、知名度抜群だったりするから不思議な話だ。今回はそんな苦戦する芸能人YouTuberたちを紹介していこう。

※情報はすべて6月22日時点のもの

木村祐一『木村祐一』/チャンネル登録者数 477人

最近では『チコちゃんに叱られる』のチコちゃんの声役でも世間に親しまれるキム兄こと、木村祐一。しかし、圧倒的知名度を誇る彼のYouTubeチャンネルの登録者数は約500人と、まさかの数字。

10年前のチャンネル開設当初に、「おバカな人たち。」という、今や超絶売れっ子となった麒麟・川島明や渡辺直美ら芸人仲間がワイワイ遊んでいる動画シリーズを投稿して以降は更新していなかったが、昨年12月1日から再始動。

知人のヒロシさんという人から「キム兄が寝る前につぶやきとかやってくれたら毎日見るよ」と言われたことがきっかけで、「きむにぃのねるまえのつぷやき」シリーズをスタートした。

2~3分ほどとりとめのないことをつぶやくものだが、冒頭の挨拶は「こんばんは、ヒロシさん」で始まっており、完全に私信扱い。そのシュールさはまさにキム兄ワールドといえよう。最近は動画投稿がご無沙汰なので、ヒロシさん含め、再開を期待する人もきっといるはず。

石塚英彦『石ちゃんねる|石塚英彦』/チャンネル登録者数 1.96万人

知名度抜群でおもしろいのに…なぜか登録者数が伸びない芸能人YouTuber図鑑_a

お笑いコンビ・ホンジャマカ、そしてグルメリポーターとしてもお馴染みの石塚英彦も、2021年4月にYouTubeチャンネル『石ちゃんねる|石塚英彦』を開設している。投稿動画の多くはグルメに関わるものであり、グルメリポートの巧みさはYouTubeでも健在だ。

その他にも趣味の車やバイクについて語る動画や、コスプレをする動画、絵を描く動画を投稿するなど多種多様なラインナップを見せる同チャンネル。視聴回数は全体的に低調であることは否めないが、「【愛車紹介】石ちゃんの20年来の相棒ミニが可愛すぎる」では、再生数59万回超えとプチバズり。巨体の石ちゃんが、小さめのミニを運転する姿が非常にコミカルだ。

全動画を通してさすがの愛嬌の石ちゃん。それでもなかなか登録者数が伸びないのだからYouTube界は非常に厳しい。