サバイバルしながら笑わせるのがサバイバル芸人

――番組で毎回楽しそうにサバイバルをしていますが、バッグ1つの中に入る持ち物だけで島から脱出をするというのはかなり過酷だと思います。実際どれぐらい大変ですか?

どれぐらい大変かというと、もう両手で抱えきれないぐらい! もうすごく大変です! 何が大変かというと、毎回その場その場で考えて動いていくので、アイディアをひねりだすのも一苦労ですし、この木とこの木を組み合わせるなら、紐はどこに結べばいいのか......と、頭と体と感情がずっとフル回転状態なんですよ!

あばれる君が明かす「脱出島」史上最も危険だったこと!初めて語る島で誓った本当の「サバイバル」_1
「マジで毎回、死ぬ気で体張ってます!」

――しかも、サバイバルしながらギャグも考えているんですよね。

そうなんですよ! どれだけ大変なときでもテンションを落とさないことは大切にしていますね。視聴者の皆さんには、疲れてもテンションだけは落とさないで元気な姿でい続けられるところに魅力を感じてもらっていると思うので、どんなに疲れていてもグッとテンションを上げて島中を駆けまわります! 時々、失敗しちゃうこともありますけど、観ている人が笑ってくれていると思えば、大変だったことも全部ぶっとびますね。

――サバイバルは大変だけど、それ以上にその楽しさを伝えることは難しそうですね。

テンションを一定に保って黙々と作業するだけなら集中できるんで、けっこう楽なんです。でも、サバイバルのための作業をしながらもテレビの向こうにいる全国の少年少女諸君に「楽しさ」を伝えることが自分の使命だと思っています。

――これまで「脱出島」に15回参戦して、すべて脱出に成功していますが、サバイバルの中でうれしかったできごとはありましたか?

大海原で自分で作ったイカダを漕いでいると、目の前が水平線と島、島、島だけになることがあるんです。ふと、「今、この光景を味わえているのは、自分だけなんじゃないか!」と思うと、これこそずっと自分が小さい頃から夢に思い描いていた光景だなってうれしくなりましたね。あとは料理がうまくいったときとか、火起こしがうまくいったときとか、本当に快楽を感じます。こう、脳からふつふつと...(笑)。