
フジテレビ渡邊渚アナの友情と恋愛と結婚観。「友達いなさそうと言われるけど、3人もいると伝えたい」「結婚するなら相手を養いたい」
「友達いなさそう」と、よく言われてしまうというフジテレビの渡邊渚アナ。でも友達の価値って数で語ることができるもの? 友達が少ないことがネガティブに語られやすい世の中への疑問と、人に媚びない恋愛・結婚観について赤裸々に綴ってもらった。
フジテレビアナウンサー渡邊渚エッセイ 「カタツムリになりたくない」 vol.6
友達いなさそう
ぼっちだとか、コミュ力がないとか世間では友達が少ないことをネガティブに論じられることが多いですよね。かくいう私も「友達いなさそう、友達少なそう」とよく言われます。
ごもっとも! 友人と出かけることもほとんどないし、月に一回ご飯を食べに出掛けたら私にしては多いほう。
自信を持って友人と呼べるのは3人だけです。人と会いたくないとか話したくないとかではなく、幼い頃から広く浅い関係よりも狭く深い人間関係を築くタイプだったので、自然とこうなりました。
3人は全員、同じ高校で出会った同級生です。

1人目はSちゃん。私をバレー部に誘ってくれて、それから共にいる時間が最も長い友人。とりわけ彼女に恋愛相談すれば、手取り足取り教えてくれる恋愛師匠!(笑)。私が弱っていると励ましてくれて、強くしてくれる存在です。
2人目のTちゃんは学校行事で同じ係を担当してから、家族ぐるみで仲良くしている、波長の合う子。私の出ている番組の感想をくれたり、働く姿を見てくれたりしているから仕事の悩みも話しやすい関係。苦しい時にすぐ手を差し伸べてくれます。
3人目のYちゃんは好きなことを仕事にし、日々パワフルに邁進していて尊敬しています。昔から優しい心の持ち主で、誰かと喧嘩しているところは見たことないし、怒りを顔に出さないから、私もこういう冷静な大人になるぞと常々見習っています(笑)。

執筆するにあたって彼女たちの好きなところと、嫌いなところをそれぞれ考えてみたのですが、嫌いなところはどれだけ時間をかけても見つかりませんでした。
そもそも私は交友関係がはっきりしていて、プライベートな場面では一度無理だと思ったら、二度と会わないタイプ。それほど心が広くないので、嫌なことをしてきた人は記憶から消去してしまいます。
ボトルシップ作りもありますし、苦手な人との関係に悩む時間を費やすほど暇じゃない。こんなさっぱりした人間だから、3人しか残らなかったのかな…(笑)。

自分の尊厳を自分以上に守ってくれる
誰しも仕事で求められる自分と、本当の自分とに少なからず乖離があるのではないでしょうか? 私はアナウンサーという仕事に誇りを持っていますし、会社に対して感謝もしています。
ただ時に、本当の自分の気持ちがわからなくなったり、さまざまな言葉に傷ついたりすることもあります。
そんな状況でも毎日前向きでいられるのは、友人たちが本当の私を知ってくれているから。彼女たちは心ないコメントに対して私以上に怒ってくれて、傷つきそうなとき、私の尊厳を守ってくれる。本当に心強い存在です。

強いと言えば、私たちが通っていた女子校の名物先生が「男は踏み台、使い捨て」という強烈な名言を授けてくれました。
その真意はもちろん文字通りではなく、「男性に頼るのではなく、自分の足で立ち、独力で判断し責任を持って生きていけ!」という女子高校生の背中を押す言葉だと解釈しています。
「男性をはじめ、誰かがいなければ生きていけないような人間になるな」そんな教育を受けてきた学友だからこそ同じイズムが流れていて、3人とも精神的に強く、自立しているのだと思います。

結婚するなら養いたい
そもそも私は中学生の頃から”玉の輿”という言葉が大嫌いです。男性と女性に収入格差があることが前提のワードだし、女性が自分で稼ぐことが選択肢にない、前時代的な言葉だと感じます。
将来の不安を男性に解消してもらおう、人に幸せにしてもらおうとする考え方は自分には合いません。男性に頼る人生を送りたくない、なんなら養いたいくらいなのです。誰かに自分の人生を委ねる生き方はしたくない。

それでも人間ですから、心が弱ってしまうことは多々あります。そんな時に友人たちを思うことで、「踏ん張れ! もっと強くなれる!」と間接的に勇気をもらえるのです。
友達が少ないということは私にとって全く悲しいことではないし、カタツムリ化を進めている要因でもありません。
むしろ本当に信頼できるからこそ、彼女たちがいるから、私が殻から出られるように強くなれるのです。そのままでいいんだと背中を押してくれる大事な存在です。

友達が少ないから不幸ではない、私には3人も友人がいます。
最近できないことばかりが目について自信を失いかけていましたが、これを書いて「私は最強! 無敵!」という気持ちを取り戻せた気がします。心から信頼できる友人を思い浮かべながら、時には無条件に自分を信じてあげることも必要なのかもしれませんね。
何かに悩んだりモヤモヤしたりしながら懸命に生きているみなさんに「心から理解してくれてる人がいれば、周りからどう思われようが関係ない、どんなこともできる! あなたも、私もみんな最強!」と伝えたい。
少しでもそんな気持ちを届けられたら嬉しいです。

文/渡邊渚 写真/峠雄三 スタイリング/真壁いずみ ヘア&メイク/久保フユミ
眼鏡/sost.(kearny)
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