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エンタメ 2023.04.22

連載 前川ヤスタカの考えすぎテレビ

NHKから民放まで! 多数抱える冠レギュラー番組に共通する所ジョージのスタイルとは?

実は最近まで所ジョージはNHK+民放全局で毎週地上波レギュラー番組を持っていた。彼と世代の近いお笑いBIG3とは一線を画す、独自の「所さん」路線はどのように生まれたのか? テレビ番組に関する記事を多数執筆するライターの前川ヤスタカが、所ジョージのキャリアの中で磨かれたひとつの才能を考察する。

  • 前川ヤスタカ
  • #所ジョージ
  • #考えすぎテレビ
  • #テレビ
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所さんの才能を引き出す番組構成に注目

『所JAPAN』終了で気づかされる所ジョージの凄さ

直近、2023年3月末に『所JAPAN』(フジテレビ系列)が終了した。

2018年から足掛け4年半続いたこの番組。枠移動(月曜22時→火曜21時)後の視聴率低迷などがその理由だと聞くが、最終回はしみったれた雰囲気などなく通常通りの回で、最後の最後に記念撮影的な静止画に所さんの「またどっかで会う機会もございましょう。どうもありがとうございました」とコメントが重なるだけだった。

この終了は単なる一番組が終わるという以上の意味を持つ。所ジョージがこれまで持っていた地上波NHK+民放キー局全局でのレギュラー番組の一角が崩れたのだ。

これを「所さんの終わりの始まり」などというつもりは全くなくて、逆に『所JAPAN』が終わるまでNHK含む全キー局でレギュラー持っていたんかいという驚きである。

現在、NHK+民放全キー局で毎週のレギュラー番組を持っているのはほんの数人。まして全てが冠番組orメインMCとなると他には有吉弘行くらいではないだろうか(NHKで冠番組というのがなかなかの鬼門)。

所ジョージは1955年生まれの68歳。70代後半のビートたけし、タモリがまだまだ現役でバリバリやっていることを考えればまだ若いといえなくはないが、世間一般で考えると、この年齢でこの働きぶりは異常である。

しかし、これだけの番組に出ているのに不思議と「見ない日はない」とか「出過ぎ」とかいう印象がほとんどない。
なぜだろうか。

レギュラー番組に共通するのは
所ジョージがスタジオからVTRを見るスタイル

これはおそらく番組の性質によるところが大きい。

所さんの現在の地上波レギュラー番組を列挙すると

『所さん!事件ですよ』(NHK総合)
『所さんの目がテン!』(日本テレビ系列)
『世界まる見え!テレビ特捜部』(日本テレビ系列)
『1億人の大質問!?笑ってコラえて!』(日本テレビ系列)
『所さんお届けモノです!』(TBSテレビ系列)
『ポツンと一軒家』(テレビ朝日系列)
『所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!』(テレビ東京系列)


全部、所さんがスタジオからVTRを見る番組だ。

今回終わった『所JAPAN』もそうだったし、特番レギュラーでいえば『はじめてのおつかい』(日本テレビ系列)も『大改造!!劇的ビフォーアフター』(テレビ朝日系列)もそうだ。

VTRがどんどん流れて、所さんがV終わりにコメントする。全部それである。

これは、所さんと同世代の盟友・明石家さんまのレギュラー番組がほとんど彼のトークを主体としているのと対照的だ。

さらにいえば、所さんは現在テレビ番組において物議を醸すような発言をほぼしない。自身のホーム番組である『所さんの世田谷ベース』(BSフジ)や雑誌のインタビューなどでは、それなりに価値観や生き方をよく語る彼だが、テレビでは基本的にVTRの趣旨に沿った発言をする。

結果、所さんの番組はネットニュースにあがることもあまりない。あがったとしても、それはVTRの中身に関することがメインで、所さん自身のコメントはさほど触れられない。

かくして、いまだ大量に冠レギュラーを持ちながら「出過ぎ」感がないという不思議な状況が発生しているのだ。

NHKから民放まで! 多数抱える冠レギュラー番組に共通する所ジョージのスタイルとは?_1

1980年代の所ジョージの芸風

しかし、所さんは昔からこうだったわけではない。

1980年代あたりから本格的にテレビに出始めた彼だが、当初はもっとキャラクターを前面に出していた。植木等が彼を評して「昔の自分と同じで軽佻浮薄」と表現したように、常に「そんな眉間にしわ寄せてないで楽しくやろうよ」的な雰囲気の軽やかな人であった。

もちろん、根っこは今でも変わらないが、表現の仕方は今とはかなり違っていた印象だ。

令和においても物真似でやる人がいる「す・ご・い・で・す・ねー」は1984年の新語・流行語大賞だが、これは言葉では褒めているけれど褒めていない彼流のアイロニーだったし、深夜のお色気バラエティ『TV海賊チャンネル』(日本テレビ系列)ではあまりの過激さに指導が入ったことを受け「自粛」と称して変なVTRを流したりもしていた。今よりもっと軽薄(当時だとカタカナで「ケーハク」だったかもしれない)を前面に出していたわけである。

『笑っていいとも!』(フジテレビ系列)のレギュラーに出ていた頃のコーナー「金言・格言色紙でどうじょ!」は視聴者から「格言に似た言葉」を募集するもので「ローマは一日にしてならずに似た言葉で!」「老婆は一日にしてならず!」みたいなネタを毎週読んでいた。

私がなぜか印象に残っているのは「桜田淳子でーすに似た言葉で!」「さくさくう●こでーす」というネタで、格言でも何でもないが、タモリ・所両名が大はしゃぎしていたのを覚えている。

『マジカル頭脳パワー!!』の影響

90年代からは今でも後継番組が続く『どちら様も!!笑ってヨロシク』(日本テレビ系列)や『たけし・所のドラキュラが狙ってる』(TBSテレビ系列)などメインMCの仕事や、俳優、絵本作家など異業種仕事も増えた。黒澤明監督の映画『まあだだよ』に出演したり、朝ドラ『青春家族』(NHK)に出ていたのもこの時期である。

今でも自身で言っていることだが、彼の本業は歌手だ。しかし、求められているうちに彼の喋りの才能、絵の才能、演技の才能、趣味といった引き出しがどんどん開いていき、このあたりではすっかり「マルチタレント」に括られるようになった。

特に世間の印象が変わったのは『マジカル頭脳パワー!!』(日本テレビ系列)であろう。ここでの所ジョージの正解率は異常で、毎回トップをとる彼に「実は地頭がものすごく良く、頭の回転が速い人」というイメージがプラスされた。

ただのケーハクな人から、知的好奇心にあふれた遊び心ある大人のイメージに変わったことで、その後、どんどんと彼の出演する番組のテイストや彼の役回りが変わっていったのである。

明石家さんまはトーク力。所ジョージは…

さて、話を戻して、所さんがなぜ、今もってたくさんの冠レギュラー番組を抱え続けられるのか。

スキャンダルがなくて好感度が高いとか、トップにならずにここまで来たので出る杭として打たれなかったとかいう分析も可能だが、私が考える一番の要因は、彼の「物事を楽しむ才能」が衰えていないからだと思う。

明石家さんまは圧倒的なトークの才能があり、それを今でも生かし続けている。

それに対し、所ジョージは自らを「芸がない」と称する。多種多様な才能を持つ彼だが、突出した芸はないということを彼自身が認めている。90年代のインタビューでも「芸のない僕は動物ドキュメントに近いと思うんです。動物に求められるのは“生態”なので、そこを見せていくしかない。趣味人間として次に何をするか自分でも興味津々です」と語っている。

彼が誰よりも突出しているのは知的好奇心であり、いろんなものに興味を持って楽しむ姿を「生態」として人に見せることこそが、彼のタレントとしての矜恃なのだ。

そう考えると、今現在の地上波テレビレギュラー番組が全て「所さんがVTRを見る」スタイルなのはある意味で必然なのかもしれない。

10年前の雑誌インタビューで語っていた引退時期?

所ジョージは番組制作にもかなり深く入り込むと聞く。スタッフが彼に興味を持ってもらおうと様々な題材を持ってきて、彼もそれを楽しむ。そしてテレビ画面を通じて「所ジョージが楽しむ様」を見て視聴者も満足する。そのサイクルが今もって回っているのだと思う。

所さんは、10年前、雑誌インタビューで60歳になったらレギュラー番組を降りて引退する可能性を示唆し、話題になった。当時、引退をほぼ確定した事実のように報道した後追い記事もあったと記憶している。

しかし、今その頃のインタビュー記事を読み返してみるとちょっとトーンが違う。

「本当はレギュラーは2本ぐらいでいい。でも各番組に魅力があるんで、どうしてもねえ。今、58歳だから60ちょっとになったら一掃するんじゃないの?」「60過ぎのジジイがやるテレビなんて魅力ないもん」「そんなこと言ってもわかんないな。60半ばでヒアルロン酸たくさん打って若返るかもしれない。見た目だけ。それまで6、7年あるからテレビも変わるかもしれないしね」

そして10年後の今、彼はまだ大量にレギュラー番組を抱えている。

ヒアルロン酸を打っているかどうかはわからないが、70歳を目前に控えた今も衰えを知らない好奇心で、物事を楽しむ姿を視聴者に見せ続けている。

おそらく所さんはさらに10年後もテレビ界に居続けるであろう。魅力ある題材がある限り。

文/前川ヤスタカ イラスト/Rica 編集協力/萩原圭太

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前川ヤスタカ

まえかわ やすたか

1972年生まれ。北海道出身、東京在住。過去には5年間上海・香港在住の経験あり。サラリーマン稼業のかたわら執筆活動を行う兼業文筆家で、得意分野はテレビ・相撲・中国など。 著書に『勉強できる子 卑屈化社会』(宝島社)他。

  • 著書『勉強できる子 卑屈化社会』
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