忙しい現代人にとってオアシスのような存在――コンビニエンスストア。
コンビニがなければ生活ができないほど庶民のライフラインとして多くの人に親しまれているが、漫画家・神ノ裂(かみのさき)さんはほぼ毎日3食をコンビニで済ませているという。一体なぜコンビニグルメ生活を続けているのか?
「シンプルにコンビニグルメが好きだからです。中学時代、塾帰りに『ファミチキ』(ファミリーマート)と『からあげクン』(ローソン)を“今日はどっちを食べようかな~”なんて考えながら帰るのが僕の原点でした。
大学時代も社会人になってからも家の近所にコンビニがあったので、3食すべてコンビニで食べるような生活をもう何年も続けています。
本当にコンビニには救われてきたので、その経験を描きたいと思って漫画を描きました」

【漫画】「コンビニは私の戦友ッ…!!」激務で限界寸前の女子会社員がひたすらコンビニグルメに癒される…3食すべてコンビニ飯生活を続けてきた漫画家が描きたかったものとは
気に入った商品は2か月連続でも食べ続ける。ほぼ毎日コンビニグルメ生活を続ける漫画家が描く、漫画『限界社員スズキさんの癒されコンビニグルメ』とは…。
#1ドライカレー
3食コンビニグルメ生活漫画家
【漫画】『限界社員スズキさんの癒されコンビニグルメ』を読む(漫画を読むをクリック)

漫画家になる以前の会社員時代には、3食のコンビニ飯だけが楽しみという多忙な生活を送っていた神ノ裂さん。新商品や定番商品を楽しむだけでなく、商品同士を組み合わせるなどのレシピアレンジもするようになっていったという。
そんなコンビニグルメ通が、特に印象に残っているエピソードがあるという。
「勤務先の病院にあったコンビニで同じビスケットを毎日買っていたんですが、それを覚えてくれていた店員さんが、品切れしそうなときにレジで在庫を残しておいて、わざわざ僕に出してくれたんです。激務で疲れきっていたときだったので、神様かと思いました。定員さんに顔を覚えられるのって一長一短あると思いますが、軽く挨拶するだけでもちょっとした癒しにつながるなんてことはあるんじゃないでしょうか」
コンビニには、「ただ物を買う」という行為以外にも「人と接する」という側面がある。ほぼ毎日顔を合わせるコンビニ店員さんとは、ちょっとしたことでドラマが生まれやすい。そんなコンビニで起きる日常ストーリーを描いたのが『限界社員スズキさんの癒されコンビニグルメ』だ。
「これを読めば、コンビニグルメがさらにおいしくなります、とまでは言えませんが、コンビニに行って商品を選ぶことが少しでも楽しくなればいいですね」
記念すべき第1食目には「ドライカレー」を選んだ。その理由は?
「カレーに関しては、定番商品から新商品までカレー弁当からレトルトカレーまでほとんどすべての商品を食べます。いろいろ食べた結果、セブンプレミアムゴールドの『金のビーフカレー』を買って自宅で白米を炊くのが一番でした。しかし、米自体にカレーをコーティングする『ドライカレー』は自炊ではなかなかできない工夫があり、やみつきになって2か月ほぼ毎日食べたこともあります。
なのでぜひとも漫画でも取り上げたいと思ったんです」
関連記事

【お箸を渡さないのは不便? それともエコ?】レジ袋・カトラリーを完全撤廃したローソンの最新店舗「グリーンローソン」が目指す“未来のコンビニ”の姿とは?
コンビニ業界の課題に挑むローソンの試み



コンビニで不動の1位を誇るツナマヨはまさかのベスト3落ち。おにぎり専門店で「人気の具」とは?


猛暑に絶対食べたい! コンビニで買える店レベルの冷やし&汁なしラーメン5選
新着記事
騙されアイドルだった中野たむが、がけっぷちで掴んだスターダム王者。「バレエで挫折して、ミュージカルもダメで、アイドルもダメで、騙されて騙されて、やっとプロレスに出会えた…」
宇宙一カワイイアイドルレスラー#1
アンチに「宇宙一ブス」と言われても、死ぬまでアイドルでいようと決意した大先輩の一言。スターダム王者・中野たむは「死んでもいいと思って、残りのキャリアをすべてこのベルトに捧げようと思っている」
宇宙一カワイイアイドルレスラー#2
鳥谷敬が「金本知憲さんを彷彿させる」と語った阪神・佐藤輝明の”打球角度20度ライナー弾”
STORIES OF TIGERS~鳥谷敬の独白~ ♯3「佐藤輝明 覚醒の予感」


