「『Z世代』とか『ギャル』とか一括りにすんな」「SNSの迷惑行為動画はクソださい」「佐久間さんって語彙力なくない?」忖度なしに物申す口喧嘩最強ギャル・みりちゃむが愛される理由
口喧嘩最強ギャルとして、バラエティタレントとして地上波へ出演する機会も急増しているみりちゃむさん。ブレイクのきっかけとなった佐久間宣行プロデューサーのことを「本当にパパのような存在」と形容する。先月にはスタイルブック『ギャルの喧嘩上等! 口喧嘩最強ギャルみりちゃむの流儀』も刊行したが、「“ギャル”や“Z世代”と一括りにされるのは好きじゃない」と語る。その理由は…!? (前後編の後編)
口喧嘩最強ギャル・みりちゃむ#2
公共の場所で迷惑動画を拡散するのは「クソださい」
現在、テレビ・雑誌といったメディア露出やイベント出演など、日々忙しい毎日を送るみりちゃむさん。つかの間の休日は、地元で過ごすことが多いという。

高校生時代のみりちゃむさん
「埼玉に住んでますが、休みの日にメイクして、ちゃんとした服着て、時間に間に合うように起きて、都内へ遊びに行こうとすると『もはや休みじゃないやん』と思っちゃう。地元から出たくないんですよ。また、ご飯を食べるのが好きなので彼氏とドライブ行ったり、家でまったりと過ごしてます」
口喧嘩が強いイメージのみりちゃむさんだが、最近ムカついたことを聞くと「飲み帰りにイラッとしたことがあった」と話してくれた。
「都内で終電まで飲み、帰宅しようと電車に乗っていたら、両隣にいた30代くらいの男性が、2人とも立ち寝しながら寄りかかってきたんですよ。『もう何やってんの』と思いながら帰りましたね。あとは彼氏の『お前さぁ』みたいな、ちょっとした言動にもムカつくことがよくあります。
この前もドンキの横にあるケバブ屋でケバブを買ったんですが、できたてだと包装紙が蒸気の水分でふやけやすくなるじゃないですか。家に着いて彼氏がレンジで温めてくれたんですが、包装紙が濡れてケバブがベチャベチャになっていて…。私が温めたことにイラっとしてると思ったのか、喧嘩腰で『あっためてごめんね』と言われたことにすごく腹が立って。『余計な被害妄想してんじゃねえよ』と半日喧嘩になりました」
Yahoo!ニュースのコメントやSNSでの誹謗中傷に関しては「よくエゴサしていて、たまにイラっとくるけど、あんまり気にしてない。本当に暇人なんだな、もったいないことしてるなと感じている」ときっぱり。

最近、大きな社会問題になった迷惑動画についても「なんのためにやっているのか意味不明。クソださい」と一刀両断する。
「公共の場所で、普通あんなことやらないでしょ。『ギャルだから(迷惑行為とか)やりそう』って言われたり、見られりすることもあるけど、人様に迷惑かけるような真似や悪いことはしません」
ギャルやZ世代と一括りにされたくない本心
仕事ではこれだけは外せないと意識しているのが、「挨拶」と「礼儀」というみりちゃむさんが、「ギャルに対する偏見を持つヤツは時代遅れ」と、どうしても納得できないことがあるという。

中学生時代からハッキリと物を言う姿勢は変わらない
「『ギャルってさ〜』とカテゴライズされるのが嫌です。『清楚系ってさ』とは言わないじゃないですか。あとは『Z世代の代表』みたいに括られるのも好きじゃない。ギャルの風貌や人となりを見ただけで先入観を抱くのはおかしい。
たまに大人が考える典型的なギャルの振る舞いを求められることもあるんですけど、全然的を得てなくて、うざく感じるんですよ。ギャルって、ひとりひとり個性が違うし、偏見だけで中身を知ろうとしない人は、人生つまんなそうだなと思っちゃいます」
人の意見に左右されず、しっかりと自分の意思や軸を持っているみりちゃむさん。
こうした物怖せずしない姿勢が存分に発揮され、肝っ玉の強さを世間に知らしめたのが佐久間プロデューサー(以下、佐久間P)のYouTubeチャンネル「佐久間宣行のNOBROCK TV」内で企画された口喧嘩オーディションだった。
佐久間Pと対等に張り合う口喧嘩が予想以上の大反響に
「そっちから名乗れよ」「語彙力なくない?」「おじいちゃんなんじゃない?」
大御所プロデューサーを前にしてもお構いなしに罵倒する姿は、TikTokで大きなバズを起こす。これがきっかけとなり、みりちゃむさんの口喧嘩企画は同チャンネルの定番となり、毎回、100万再生以上されるほどの人気コンテンツに成長した。

なぜ、あそこまで堂々と口喧嘩できたかといえば、「佐久間さんのことは番組に出る前まで知らなかった」とみりちゃむさんは言う。
「大御所プロデューサーとか全然知らなくて、ただのおじさんかと思っていました。逆に何も知らない状態でオーディションに出たのがよかったのかも」
実親よりもパパみたいな佐久間P
YouTubeチャンネルの番組企画から、思わぬ形で佐久間Pに見出され、今も推してくれることに対し、「うちの父よりもパパみたい」とみりちゃむさんは表現する。

「バラエティー番組『踊る!さんま御殿!!』に初出演が決まって、Twitterで告知したときもさんまさんがリツイートしてくれて。『みりちゃむのことなら何でもするよ』と言ってくれているんですよ。『これって新しいパパ活?』と思うくらい、よくしてくれるのは本当に感謝しかないです」
3月には初のスタイルブック 『ギャルの喧嘩上等!~口喧嘩最強ギャルみりちゃむの流儀~』を発売し、さらに勢いに乗るみりちゃむさん。
今後は「eggモデルの仕事をやりつつ、テレビの出演を増やしたい。また、将来的にはネイルサロンを開きたいので、それに向かって仕事を頑張る」と抱負を語る。
“口喧嘩最強”を冠した令和の新生ギャルの動向にこれからも注目したい。
みりちゃむの美麗生足アザーカット(すべての画像を見るをクリック)

取材・文/古田島大介 撮影/井上たろう
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