【漫画】世の中には自分より「もっと過酷な状況の人」
「もっと我慢してる人」「もっと努力してる人」がいる…
と言われたらこう思おう。「あっそ、カンケーねーよ!」(4)

Q.がんばることは大事だというけれど、いったいどこまでがんばればいいのですか?

(ゆうき先生)「コピーを1枚5秒で取れるようにタイムトライアルをしてみよう!」
「資料のホチキスを、できるかぎりキレイに留めてみよう」

など、「自分なりの工夫や変化」を持たせることもできるはず。これだけでも「自分で決めた仕事」になります。

また自分で少しでも何かを変えてみれば、周りの人の反応も変わってくるかもしれません。
すると「仕事の成果」が感じられるので、気持ちが変わってきます。

もちろん漫画家さんでも、無理をしすぎて体や心を壊すこともあるので、「自分で決めた仕事」でも「無理をしすぎないこと」「自分はどこまで無理をしても大丈夫かをきちんと把握すること」は大切です。

自分ががんばれる範囲を把握したうえで「自分の仕事」に切り替えて、楽しみながらやっていく工夫ができれば、ベストです。

無理のないように楽しみつつ、試してみてください。

とはいえ、
「精神的に追いつめられていて、楽しむ余裕なんてない! もっと深刻な状況なんだ!」
という人もいるかもしれませんね。

もしかしたら今すぐ心療内科を活用したほうがいい人もいるかもしれません。そんな人は、次の章「心のSOSに気がついて」を読み進めてみてください。

あなたの身体が発するサインに気がつくことができ、今の自分がどれだけ深刻か、客観的になれるでしょう。自分の心がどのような状況なのか把握することは大切です。もちろん、まだ余裕がある人も、追いつめられて判断力がなくなる前にぜひ読んでみてください。

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【漫画】世の中には自分より「もっと過酷な状況の人」「もっと我慢してる人」「もっと努力してる人」がいる…と言われたらこう思おう。「あっそ、カンケーねーよ!」(4)_1
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『「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ)』(あさ出版)
汐街コナ ・著, ゆうきゆう・監修・執筆協力
【漫画】世の中には自分より「もっと過酷な状況の人」「もっと我慢してる人」「もっと努力してる人」がいる…と言われたらこう思おう。「あっそ、カンケーねーよ!」(4)_2
2017年4月10日
1320円(税込)
ISBN:-
精神科医・ゆうきゆう(『マンガで分かる心療内科』シリーズ)が監修・執筆を担当し、過労死・過労自殺する人が「死ぬくらいなら辞めれば」ができない理由をわかりやすく解説しながら、仕事や会社に追いつめられている人がどのようにすればその状態から抜け出し、自分の人生を大切にするための方法と考え方を描きおろしました。また、過労やうつ状態から抜け出して幸せになった人を取材して描きおろした「実録! ブラックな状況を抜け出しました」も収録。もうあのような過労自殺の事件を繰り返したくない。現代日本で働くすべての人に必読の1冊です。
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