――漫画を読んでみて、あかりさんの性欲の強さに驚きました。その性欲の源はどこから湧き出てくるのでしょうか。
彼氏がいない陰キャだったので憧れからだと思います。あとは想像力。小さい頃から友達と遊ぶより1人で妄想することが好きで、小学生ぐらいにはどのシュチュエーションでもエロに繋げられる術を持っていました。それと単純に男性ホルモンが強い気がします。生まれた時「猿が出てきた」と言われたぐらい毛深いです。
――なぜご自身の半生を漫画にしようと思ったんですか?
こんな女性もいるんだよって伝えたかったんです。キラキラ輝くきらびやかな世界に憧れたり、ハートいっぱいなウキウキする恋をしたくて生きている女性だけじゃなくて、暗闇でじっとり生きるダンゴムシみたいな女性もいること。あとあの時出会った人やエピソードを忘れたくなかったんです。楽しかったり、気持ちよかったり、痛かったり。描いている時は一番生きてるのを感じていました。
――現在のあかりさんの状況を詳しく教えてください(漫画の執筆、デリヘルの仕事の状況)。
デリヘルの仕事は現在してません。辛いことに、あ、幸いなことに結婚しまして、寂しく屍のように隠居生活を送っています。離婚したら即復帰したいですが、前と比べて年齢も体重も増加したので、以前働いていた激安デリよりさらなる激安デリを探さないといけないので客層が心配になります。漫画のお仕事は現在もありがたいことに続けさせてもらっています。
――夢は47都道府県の男とヤって「日本男地図」を作ることだそうですが、達成率はいかがでしょうか?
天下統一を掲げ、九州から攻めましたが、全然無理でした。まず出向く資金がありませんでした。あと体力がありませんでした。お客さんは出張の方が多く、もしかしたら何県かは達成してるのでしょうが、いかんせんプライベートなことはこちらから絶対聞かないと決めていたので把握できませんでした。海外進出も狙ってましたが、現実は厳しそうです。悔しいです。悔しいです。
【漫画あり】日給最高6万円。「子供のころの夢は風俗嬢」47都道府県の男とヤって日本男地図を作ることを夢見た漫画家の素顔は…
幼少期からすさまじい性欲の持ち主だった漫画家・あかりさん。5歳で初めてオナニーを覚えてから、22歳でデブ専のデリヘル嬢として働くことになった、自身の半生を描いた漫画『ヤリたがりな私のお盛ん日記』(ぶんか社)を刊行した。いつでもどこでもエッチなことを考えて生きてきた、あかりさんの素顔とは…。
ヤリたがりな私のお盛ん日記・インタビュー
夢は47都道府県の男と
セフレの最高人数は10人
――ここからは、あかりさんの性生活について怒涛の質問攻めをさせていただきます。今までの経験人数は?
デリヘルの仕事では、新規客はひと晩3人が平均で、月に7~14日ほどの出勤で約2年間働いたので、数えきれないです(汗)。プライベートでは約50人ぐらいだと思います。
――エロに目覚めたきっかけは?
5歳の時にマッサージ器をお股にあてた時です。衝撃の気持ち良さでした。
―― 一番好きなオナニーグッズは?
シャワーです。水道代がかかるのでホテルに泊まった時限定ですが…。
――1日の最高セックス回数は?
6回です。
――セフレの最高人数は?
10人です。
――いつかしてみたいセックスシチュエーションは?
男50人ぐらいが私に群がる。
――「もう一度会ってみたい!」と思うお客さんは?
いません。
――デリの仕事で1日最高いくら稼いだ?
6万円ぐらいです。
――今までで一番のセックス失敗談は?
お尻を突き出した時、オナラをしてしまったことです(恥)。
――漫画の序盤にも登場した初体験相手のおじさんとは、その後?
この間切れたばっかりです。私が何かでブチギレて、連絡先を全部ブロックしてから音沙汰なしです。
今までで一番印象に残っているお客さん
――デブ専デリ、高級デリ、人妻デリの客層は違いますか?
デブ専デリはお付き合いの希望をする方が多くて、高級デリはスタイル重視で厳しい方が多く、人妻デリは意外に妻帯者の方が多かったです。
――デブ専デリの良いところ、良くないところは?
お客さんが他人にも、自分にも優しいところ。見た目とか気にしない方が多く、だいたい自宅は汚いところが多かったです。
――人妻デリのいいところ、よくないところは?
お客さんのテクが上手。淫乱的な痴女さを求められること。
――今までで一番印象に残っているお客さんは?
クチの中でかんだスルメを、私のクチに移してきたおじいちゃん。
――セフレやお客さんからお付き合いに発展したことはありますか?
ないです。エロの出会い系アプリや風俗で真剣に相手を探している人が理解できないし、信用していないから、愛の言葉をいわれても少しもときめいたりしません。
――最後にこの漫画をまだ読んでいない方にメッセージをお願いします。
『ヤリたがりな私のお盛ん日記』そのタイトルまんまのエッセイ漫画になります。ヤリまくりたいという夢を胸に掲げ、私は真剣に真面目に本気でお盛んしました。
潮が吹けて嬉しかったり性病で泣いたり、店長と戦ったりお客さんと絆を深めたり、他の熱血漫画と状況が違うだけで土台は同じです! 夢のために突き進む私をぜひ見ていただけたら嬉しいです。
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『ヤリたがりな私のお盛ん日記』(ぶんか社)
あかり

2022年12月9日
1200円(税込)
176ページ
978-4821146444
風俗は性欲を満たしてくれる、私の天職!! 小さい頃からそれはそれは性欲がすさまじかったあかり(著者)は、いつでもどこでもエッチなことを考えていた。17歳の時、風俗の存在を知り、22歳でデブ専のデリヘル嬢として働くことになるが、そこで出会う客やスタッフは、かなりくせ者ばかりで──!? 店長による実技テスト、お客さんとの愛人契約、出会い系アプリでのお相手探しetc.ヤッてヤッてヤリまくる、「本能むき出し」コミックエッセイ!