♯1バン仲村の知られざる半生はこちらから
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「あの舞台で戦えば、ケリをつけられる」

――『BreakingDown』出場までの経緯を聞かせてもらえますか?

瓜田純士との一件以来(※インタビュー♯2)、僕は経営だけに専念していたんですけど、純士もしばらく潜ったんですよね。ブログもやらなくなったし、表にあんまり出なくなって。

たしか、朝倉未来君と純士が二人で路上喫煙を注意する動画がYouTubeでバズっていて、久しぶりに彼の顔を見たんです。その時は恨む気持ちというよりも、「あれ、元気でやってんじゃん。奥さんもできたんだ。なんか前と雰囲気が変わったな」と率直に感じて。

初期の『BreakingDown』は入れ墨が入っている人は出られなくて、第3回大会から入れ墨も解禁、あの瓜田純士が登場、みたいになっていて。「相変わらず呑気に中2みたいなことやってんな」なんて思いながら見ていた。

そんな姿を見ながら、純士との因縁についていろいろと考えました。でも、たとえば僕が歌舞伎町に行って、アイツを見つけ出して、いきなり「お前あん時は」ってやっちゃうと、また捕まっちゃうじゃないですか。

むしろ頑張っている純士の姿を見ていたら、「俺があの舞台に上がれば、アイツとケリをつけられる。モヤモヤする気持ちを晴らせるかも」と、ふと思ったんです。

――前向きな意味での清算をしようと。

あの逮捕で、いっぱい迷惑をかけた訳ですよ。家族や嫁、子供、従業員にも。勾留された20日間近くの間で、僕以外のみんなも地獄を味わった。その落とし前をつける、という想いで『BreakingDown 4』に応募したんです。そしたら、書類で落ちた(笑)。