ついに初質問に成功!

新規参加のフリー記者がついに岸田首相に質問。日本の「報道自由度」も捨てたもんじゃない⁉_01
すべての画像を見る

総理大臣記者会見への2回目の参加となった10月28日、ついに筆者は岸田文雄総理への初質問を果たした。

初参加となった前回(8月10日)のリポート記事でも紹介した通り、指名される記者は事前におおむね決まっているという噂は事実と判断せざるを得ない状況だったため、立場の弱いフリーランスである筆者が総理に質問するには数年かかる可能性も覚悟していた。

そのため、質問内容を官邸に事前提出していない筆者が2回目の参加でなぜ指名してもらえたのかは今でも全く分からず、筆者自身がこの急展開に最も驚いている。

ともあれ、念願の指名を受けて筆者は継続的に追ってきたインボイス制度について質問することができた。

これまで岸田総理を始めとする政府が導入根拠に挙げてきた「複数税率下での適切な課税に必要」という主張は今年2月〜3月の国会質疑で導入根拠として全く成立していないと明らかになっていることを踏まえて、これ以外にまともな導入根拠が存在するのかを問い質した。


*問題の国会質疑の詳細は、6月23日に筆者が集英社オンラインに寄稿した「インボイス導入の本当の狙いは「消費税20%超増税」への布石か?」参照

結果、岸田総理はインボイスの導入根拠を一言も説明できず、まともな導入根拠が存在しないことを改めて露呈する形となった。岸田総理の2分弱の回答が全く質問の回答になっていないことは、筆者が不誠実答弁を視覚化する際に用いてきた「信号無視話法」の手法を採り入れた下記のYoutube映像をご覧頂ければ、お分かり頂けるはずだ。

*外部配信サイト等で動画を再生できない場合は筆者のYoutubeチャンネル「犬飼淳」で視聴可能。

*質疑の詳しい解説は筆者がtheletter「犬飼淳のニュースレター」で10月30日に公開した「首相会見で自ら質問! しかし、インボイス導入根拠を一言も説明できない岸田総理」参照

会見に同席したはずの内閣記者会 常勤幹事社19社(テレビ局、全国紙、ブロック紙を中心とする大手メディア)が、この質疑を全く報じていないことは非常に残念なことだ。だが、すでにインボイス導入まで1年を切ったにもかかわらず、総理がまともな導入根拠を一言も説明できないという衝撃的事実が、公の場で明らかになったことには大きな意味があったのではないか。