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受刑者の方は“うかうか”している人が多い

全国の刑務所や少年院などに配布されている日本初の受刑者専用求人誌『Chance!!』。会社の雰囲気がよくわかる求人広告を中心に、元受刑者や有名人のインタビュー、ネット界でも話題のZ李氏やドキュメンタリー芸人・コラアゲンはいごうまん氏の連載など、かなり読み応えのある一冊になっている。

冊子に付属されている4枚の「Chance!!専用履歴書」も私たちが知っている履歴書とはかなり違う。とある更生施設で使われる質問項目をベースに作られたもので、犯罪歴や非行歴、自立計画といった項目が並ぶ。触れられたくないことを曝け出すためのもので、簡単に書けるものではない。

元受刑者たちにとっては生きるための命綱ともいえる『Chance!!』。編集長の三宅晶子さんに、犯罪者たちの“人生のやり直し”について話を聞いた。

――求人誌ではありますが、インタビューやコラムなど読物としてもすごく面白いですね。

ありがとうございます。やっぱり刑務所の中にいて就労を決めるというのは覚悟が必要だと思うんです。それでも手に取って欲しい思いがあるので、求人以外のページもパラパラめくって「この会社面白そうかも」と興味を持ってくれる人がひとりでも増えたらいいなと思っていて。

「いくつになってもやり直せる」は本当か? 日本初の少年院・刑務所専用求人誌『Chance !!』編集長に聞く、受刑者たちの就職のハードル_1
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――誰もが出所前から「仕事を早く探したい」って思うわけじゃない?

中にいる人って「なんでそんなに余裕があるの?」ってくらい、うかうかしている人が多いなあと思います。手紙に「ここを出たら温泉にでも行って、しばらくはのんびりしたい」とか書かれているのを見ると、他人事ながら心配になります。中で就労を決める人の方がまだまだ少ないんじゃないですかね。