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ビジネス 2022.07.30

歩くだけで稼げる!? 学生起業家が生み出した「Stchar!」の可能性

2022年6月4日、「歩いて稼ぐ広告バイト」をテーマにした「Stchar!(ストチャー!)」アプリの正式版がリリースされた。iPadと専用バッグを使用し、iPadで広告動画を再生しながら指定エリア内を歩くだけで、その時間に応じた報酬を即日受け取れる「Stchar!」は、SNSやウェブメディアで話題となり、大きな注目を集めた。今回はそんな「Stchar!」を立ち上げた20歳の起業家2人に、サービス誕生の裏側や現状を聞いた。

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20歳の学生起業家がサービスを運営

ギグワークアプリ「Stchar!」は専用のバッグにiPadを入れ、広告動画を再生しながら所定エリア内を歩くだけで、その活動時間に応じた報酬を得ることができる。このアプリを利用して稼いだお金は、活動終了後、チャージ式VISAカードアプリ「Kyash」に即日入金。「Kyash」に入金された残高は、VISAやQUICpay利用可能店舗で使用でき、ATMから現金として引き出すこともできる。

この、今までありそうでなかったサービスを開発したのは、2020年にディップが開催した学生起業家コンテスト「GAKUcelerator(ガクセラレーター)」にて最優秀賞を獲得した学生企業・株式会社Wanna Technologies。その代表取締役社長・CEOの小野塚 悠(おのづか とわ)氏と、取締役・COOの照井俊哉(てるい としや)氏は、なんと現在20歳の学生起業家である。さらに、取締役兼CTOの牧野賢士(まきの けんじ)氏も経営に加わって、アプリの開発などを進めている。

「『Stchar!』は、街中で歩いてお金を稼ぐことがメインのサービスです。それを実現するために、色々な技術を組み合わせてアプリを開発し、iPadを専用のバッグに入れて街中を歩くだけでお金がもらえるようにしました」(小野塚氏)

「歩き終わって自分がいくら稼いだか分かって、決済サービス『Kyash』と連携してすぐにお金を使えるようにしたのも大きなポイントです」(照井氏)

N高時代から同級生の小野塚悠氏(写真左)と照井俊哉氏(同右)

ビジネスアイデアの原点は「Tシャツ」

小野塚氏と照井氏が会社を立ち上げたのは、高校3年生のとき。N高(N高等学校)出身の同級生で、小野塚氏が高校2年生の時に参加したスタートアップコンテストで、別のプランで参加していた照井氏と偶然会い、親交を深めるように。その後、「マイナビキャリア甲子園(学生が参加可能な中で国内最大級のビジネスコンテスト)」に照井氏が小野塚氏を誘って以降、同じチームで活動するようになり、Wanna Technologiesを共に立ち上げた。

「Stchar!」のアイデアは、小野塚氏がもともと描いていた「企業の広告が入ったおしゃれなTシャツを着て、街を歩くことで報酬を得る」という構想だった。

2020年の「GAKUcelerator」参加時も、技術的負担の少なさからTシャツへの広告印刷を構想していたが、メンターを交えて議論する中で「着てもらえるか分からない」「革新的な技術が必要」などの問題が浮上。悩んでいたところ有名企業と議論を交わす機会があり、「iPadを使ってみてはどうか」というアドバイスを得たことで、現在の形に行き着いた。

しかし、本当の苦労の始まりはここからだった。

世界でも前例がないアプリ開発

「これまでに全く存在しないアプリを一から開発・設計していくことが、とにかく難しかったです」

小野塚氏は開発の過程をこう振り返る。たとえば、ライブストリーム系のアプリであればYouTubeやTwitchなど前例はあるが、「Stchar!」にはそういった前例がなく、一から作らなければならなかった。他にも、オフライン上で広告を同期させる技術、報酬計算の技術、ウェブ広告さながらの出稿システムなど、既存のアプリには存在しない技術を詰め込むことに、小野塚氏らは相当の苦労を強いられたようだ。

「Stchar!」アプリのホーム画面

「Stchar!」は様々なチャレンジを乗り越えて、構想から数えること2年半弱、ようやくアプリがリリースできる段階になった。

想像をはるかに超える反響に、嬉しい悲鳴も

2021年12月25日には晴れてベータ版のテストをスタートさせた。が、1ヶ月ほどで東京都でまん延防止等重点措置が発令され、テストは中止に。実験はほぼできなかったが、2022年6月4日にアプリ正式版のリリースにこぎつけた。

それと同時に、SNSやウェブメディアに取り上げられて大きな反響を呼んだ。また今のところシステム面に大きな不具合はなく、トラブルも軽度ですぐに解決。一定数のユーザーが安定して活動しているようで、大きなクレームも現時点ではないそうだ。

サービスは好調で順風満帆――。と思いきや、全てが順調に進んでいる訳ではない。その1つが「専用バッグの在庫不足」だ。小野塚氏らの想定をはるかに超える反響が集まり、最初に用意していた300個の「Stchar!」バッグはあっという間に完売。リクエストが毎日届くほど、再販が熱望されている。

iPad(iPad miniと12.9インチを除く)を入れた状態の専用バッグ

なぜサービスをバスらせることができたのか!?

エンジニアチームいわく、無名の会社がネイティブで開発したアプリは、ダウンロード数100を超えることも容易ではないという。しかし「Stchar!」はこれをわずか1~2日で達成。しかも、会社側はリリースにあたり特別な仕掛けを容易したわけではなかったそうだ。

しかし、その裏で確固たる信念も持ち合わせていた。

「そもそもインパクトのあるサービスだと考えていたので、広報の計画どうこうよりも、サービス自体のファーストインプレッションがバズを生んだのかなと思っています」(照井氏)

広報活動では、『時給最大1,200円』を強くアピールしているのもポイントだ。「実際に時給1200円相当の金額を受け取れた」というテストユーザーの声をもとに訴求しているところにこだわりが感じられる。

また、「Stchar!」バッグはアパレルとしても好評で、電車での移動中にバッグを抱えたままiPadで読書するという使い方もできる。さらに、驚くことにニューヨークでこれを日常利用するユーザーもSNSで見かけたという。もともとTシャツを用いてビジネスの展開を構想していたアパレル好きの小野塚氏にとって、思いもよらない嬉しい知らせだったようだ。

まずは都内で実績をつくる

「Stchar!」は現在、活動可能範囲を渋谷のハチ公像を中心とした半径500m以内に留めている。活動可能時間も平日の17時~21時(雨天中止)に限定しており、小野塚氏は「今後は渋谷全体や、新宿、秋葉原にもエリアを広げたい」と展望を語る。また大阪へのエリア拡大を求める声も届いており、まず東京で実績作りをして、方針が固まったら大阪や他エリアへ、という流れを描いているそうだ。

「Stchar!」バッグにiPadを入れ、街を歩いて広告バイトへ

またユーザーからのリクエストに「歩く目的の設定」がある。将来的にはフードデリバリー系のサービスと組み合わせ、昼間はデリバリー、夜は広告バイトといったローテーションを手掛けられるようにすることも検討しているようだ。

さらに「Stchar!」には企業からも熱い視線が注がれている。広告代理店から協業を望む声が届くなど、企業との連携がより広がる可能性がある。

「ユーザーファースト」を貫き、事業を成長させる

最後に、小野塚氏と照井氏に今後の展望を語ってもらった。

「社会人の方で使ってくださっているユーザーとお話することがあり、すごく嬉しかったです。余暇で活動できるところに特化して設計しているので、アルバイトと言っていますが、縛りがない。自由に活動して、自由に使えるお金を手に入れて、生活の一部がより良いものになってくれるといいなと思います」(小野塚氏)

「自分が高校生の時などにアルバイトをする時、時間の縛りがあって友達と遊べないという経験がありました。『Stchar!』はそういったことに全く縛られずに即日入金で使えるお金も手に入るので、学生さんにとって良いサービスになるはずです。ぜひ使っていただきたいと思います」(照井氏)

新進気鋭の若者らが思い描いた、広告の入ったTシャツを着て街を歩いて報酬を得るアイディアは、さまざまな大人や企業の理解と協力によって、iPadで広告を再生しながら街を歩いて報酬を得るサービスとして実現した。予想以上の反響に紆余曲折しながら、これから成長する可能性は十分にある。若い力が、今まで世になかったものを生み出し、発展させていくことが楽しみだ。

文・撮影/若林 健矢

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若林健矢

わかばやし けんや

1995年7月19日生まれ、神奈川県横浜市出身。國學院大學文学部卒業。2018年からライター活動を開始し、独学で取材・執筆の経験を積み重ねながら鉄道・鉄道模型の取材を行っている。自身が「乗り鉄」であることから、体感で鉄道に親しみ、分かりやすい発信を心掛けている。こう見えて紅茶と甘いものも好き。

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