「両さん月へ行くの巻」(ジャンプ・コミックス第58巻収録)
今回は、ダイヤモンド鉱山を目当てに、なんと両さんが月に向かい、ひとり取り残されてしまうお話をお届けする。
両さんはマッドサイエンティスト・水道橋博士とともに、月のダイヤ鉱山採取を目的に、はるか彼方の月へと向かう。ダイヤの原石がザックザクな世界に目の色を変えた両さんだったが、ロケットの発射時刻に間に合わず、単身、月面に取り残されてしまう。
常人ならここで万事休すなのだが、そこはバイタリティ無限大な両さんのこと、月世界でも生存し続け、さらにはまさかの展開を見せることに……。
人工的な環境を設けない限り、月で生物が生存を維持することはほぼ不可能だ。
月には、「エネルギー(熱)」「凍っていない水(水氷の存在の可能性はあるとされている)」「大気(酸素)」「食糧」「適切な気温」といった、人間が生きるのに不可欠な要素のほぼすべてがない。
さらには、大気がないため降り注ぐ放射線による被爆待ったなしだし、地球上の1/6しかない低・微重力下ですごすことによる筋力や骨密度の低下が予想される。しかも温度変化は110℃からから零下170℃の間で激しく上下しているのだ。
だが、「それでも両さんならしぶとく生きていける」と思うかもしれない。その結果は、本作を読んで確かめてみてほしい。
現実世界では月をめぐって、各国の熾烈な競争が繰り広げられている。その無尽蔵とも言える資源や領土の所有権をめぐっての熾烈な競争は、すでに20年前からはじまっている。その中心はアメリカとロシアかと思いきや、中国とインドだったりする。
両国は宇宙開発に熱心で、月へ何機もの無人探査機を送り込み、宇宙大国への道をひた走っているのだ。もし本作における両さんの所業の成果を両国が知ったら、どう思うだろうか?
それでは次のページから、両さんが月世界で王として君臨する? お話をお楽しみください!!



















