これは私が”脱カタツムリ”する連載です

3歳の七夕の短冊に書いた夢は「カタツムリになりたい」。
アナウンサーという職業とは全くイメージが違う、カタツムリをチョイス。周りのお友達は「パティシエになりたい」「仮面ライダーになりたい」など、3歳児らしいかわいい夢なのに、一人だけカタツムリ。両親は私の性格と人生を大層心配したのだとか。

私は記憶がないので聞いた話によると、幼稚園の先生に何度も「本当にそれでいいの?」と聞かれたけれど、頑なにカタツムリを貫いたそう。

今ならそれをチョイスした自分をなんとなく理解できる気がします。なぜなら、どちらかといえば殻にこもっていたい、自分のペースでのんびり過ごしたいという人間であることを最近自覚し始めたから。幼少期から習い事の人間関係があまり好きではなかったし、ひとりで工作している時間が何よりも楽しかった。結局今でも続けている趣味といえば、ボトルシップや模型作りなど、家で一人でできるものばかり。

「エアコンの暖房機能を知らなかった」「ボトルシップ作りなど家で一人で遊べるものが好き」フジテレビ渡邊渚アナウンサーの意外すぎる素顔とは_1
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「エアコンの暖房機能を知らなかった」「ボトルシップ作りなど家で一人で遊べるものが好き」フジテレビ渡邊渚アナウンサーの意外すぎる素顔とは_2

とはいえ、今はアナウンサーとして仕事をしているくらいですから、外ではそんな殻はなく、全速力で動いて、元気いっぱい働いています。

ただ、やはり根がカタツムリ。基本的に感情はあまり表に出さないし、自分の話もしない、人に何かを相談することもほぼありません。
「そもそも自分に興味を持ってくれる人なんていない」「相談を打ち明けられた側が困るのでは」といった具合に、うちにこもって、あーでもない、こーでもないと考えてしまう。そんな自分に嫌気がさしていた時に、ちょうどこの連載のお話をいただきました。

「エアコンの暖房機能を知らなかった」「ボトルシップ作りなど家で一人で遊べるものが好き」フジテレビ渡邊渚アナウンサーの意外すぎる素顔とは_3
「エアコンの暖房機能を知らなかった」「ボトルシップ作りなど家で一人で遊べるものが好き」フジテレビ渡邊渚アナウンサーの意外すぎる素顔とは_4

人生まだ四半世紀しか生きていないペーペーの私の話に需要があるのか?と迷いましたが、せっかくの機会。番組でアナウンサーが自分のことを語る場は、実は少ないものですから、これは私にとって殻を破る絶好のチャンスが来ているような気がして。ならば誰の言葉も借りずに、自分の言葉で表現をしてみようと決意しました。

これは私が”脱カタツムリ”する連載です。

一人遊びやボトルシップの話など、マニアックなものが多くなりそうですが、どうぞお付き合いくださいますと幸いです。