地方移住の問題は「住まい」にもある

筆者は35年間住んでいた大阪から高知県に移住をした身ですので、都市部から地方移住した人間です。移住自体には非常に満足していますが、同時に様々な問題も感じています。

ちなみに子供はいません。子供がいれば、地方移住せず大阪に住んでいたと思います。理由はシンプルで、子供の未来を考えれば、あえて都市部から離れる理由がないからです。

仕事についても筆者はWEBを中心に仕事をしているため、地域に紐付いた仕事はほぼありません。もし、移住先で働くことを考えれば移住はしなかったと思います。仕事がないわけではありませんが、望む仕事はほぼありません。子供のいないリモートワーカーだからこそ、気軽に移住できたというのが本音です。

それでも、移住のハードルは他にもあります。それはインフラです。今の時代、ネットで買い物ができるので日々の買い物の多くはAmazonなどで済ませられるため、その点は地方であっても、あまり気になりません。

しかしサービスやインフラは運ぶことができないため、ここが都市部と地方の大きな差となります。特に住まいについては、ひどいレベルです。まず、都市部の人間には考えられないほど賃貸物件がありません。

いまや、都市部ですらファミリータイプの賃貸は多くありません。それが地方だと中心部から離れると物件はほとんどなく、あっても築70年ほどの一軒家です。隙間風が入り、トイレはくみ取り式。都市部の生活に慣れた人間には、あまりにもハードルが高すぎます。