都会が肌に合わないのは「ノーマルな神経」
都会での暮らしに生きづらさを感じて、田舎への移住を考える人は少なくない。でもそんな選択を「逃げ」と捉えて行動を躊躇(ちゅうちょ)してしまうケースがある。そんな人にアドバイスがあるとすれば「逃げてなにが悪い?」というひと言だ。
通勤電車は満員が当たり前で、片道1時間以上なんてのも都市圏の暮らしではザラ。幼稚園には狭い庭しかないし、ちょっとしたカフェに入るのも行列……などということに都会人は慣れきってしまっている。
金さえ払えばありとあらゆるサービスがすぐに受けられる都会に、圧倒的な利便性を感じているならいいだろう。だが、都会での暮らしはなにかおかしい、と感じるその気持ちは至極当たり前なのだ。
日本の一極集中は世界的にも顕著な現象であり、人口が増えすぎたがゆえの矛盾は計り知れないほど多い。そんな都会が肌に合わないと感じるのはノーマルな神経を持ち合わせているという証拠でもある。